弾劾事態寸評
<憲法守護の意志がない>という憲法裁判所の恣意的烙印

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから井戸の外のバンダービルドさん。
このサイトのメンツは、ちょっと特殊なバンダーさんはともかくとして、メンタル崩壊状態をいさましい言説で覆い隠してる感じですね。

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弾劾事態寸評

バンダービルド

弾劾は、憲法裁判所退任者の一人を除いた残りの在職者8人すべての賛成で確定した。
その結果、今の時点で振り返ってみると、弾劾は制度圏(政界、司法権)で一気に進行した形となった。
わかってみると終末段階の憲法裁判所は、「最後の砦」の役割をするよりも、残念なことに、「彼ら」(ろうそく、野党など)の意図に忠実に従う「最後の様式行為」の役割をするにとどまった状況がはっきりしている。

今回の弾劾は、「彼ら」(ろうそく、野党など)の立場から見ると、一方的な「奇跡のドラマ」と言っても過言ではない。
もともと不可能だったことが、奇跡的に実現したからである。
非制度圏(路上)での「弾劾反対愛国勢力」と「弾劾賛成勢力(ろうそく)」の戦いのレベルと同じような戦いが、制度圏(政界)内でも展開されていたら、今回の弾劾は「とんでもない話」だった。

非制度圏(太極旗vsろうそく)で善戦していた愛国勢力に冷水を浴びせたのは、他でもない制度圏内のリーダー(大統領など)と多くの与党議員だった。
考えてみると、今回「彼ら」に「奇跡のドラマ」を抱かせたのは、まさにかれら(制度圏内のリーダー、与党)の役割が大きかった。 
「彼ら」の属性(少しでも譲歩すると、複数の要求をしてくる)を見落としたリーダー(大統領)の断固としていなかった初期対応は、結果的に禍を招いた。
対国民謝罪を繰り返し、重要な参謀を大量解雇して、自ら失敗を招いた。
マスコミが本分を失って跋扈していた状況だったのだから、扇動された国民の世論の顔色を伺わず、リーダーは核心参謀たちとさらに団結し、断固として強硬に対処すべきだったのに、逆に自ら武装解除する方法(参謀大量解雇)を選んだし、この時に解雇された参謀たちは、次々と召喚されて不利な証言ばかりを量産した。
これによって大統領は、さらに窮地に追い込まれて、その後悪循環が本格的に始まった。

大統領はまた、自分に与えられた特権を積極的に行使せず、苦難の道を自認した(「すべての調査に応じる」)。
権利の上にあぐらをかいている者は、それが大統領だとしても保護されないという痛切な先例になった。

今回の件(弾劾成功)が、このような「奇跡のドラマ」(彼らの立場で)になった理由には、こういうもの(リーダーが自ら失敗を招く手法を使ったこと)以外にも、もう一つの節目があった。
つまり、弾劾はいくらでもブレーキをかけることができた状況だったという話だ。
しかし運命のいたずらなのか、重要な節目(国会採決)で、とんでもないことに、残念ながら、与党議員の相当数が敵軍(野党圏勢力、ろうそくなど)に参加して、弾劾を可決するという、世界の政治史に類例がない空前絶後の「未開性」を表わして、最終的に「不幸のドラマ」(彼らにとっては「奇跡のドラマ」)が完成した。

このような側面からみると、今回の弾劾事態の真の被害者は、大統領ではなくて、非制度圏で奮闘した愛国市民、愛国勢力である。
加えて、自由大韓民国は、深い傷を負うことになった。
今後大韓民国の発展のため、そして再び今回のような敗着を繰り返さないため、評価(レビュー)は過酷にやる必要がある。
つまり、リーダーの安易な初期対応と、売国奴のような多くの与党議員たちが、今回の「彼ら」の「奇跡のドラマ」を決定的に完成させたということだ。
自ら失敗を招く手法を使った大統領の助演(多くの与党議員)の役割を果たしたという酷評を、長らく避けるのが難しくなったと見ることができる。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=141767&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*うーん。
これは、「戦う方法論」と「法に従うこと」を、
自分の陣営に都合のいいように混同させた論理だなと思いました。
「決まった以上は従うのが法治」だと相手は言うでしょうから。








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<憲法守護の意志がない>という憲法裁判所の恣意的烙印

バンダービルド

マスコミと野党、政治性向の強い検察と各種不純勢力がグルになって飛びかかり、全方位攻撃に直面したパククネ大統領が、法が定めた枠の中で正当に行使した反論や対抗行動について、10日憲法裁判官が、このように規定した。

<…被請求人の一連の言動を見ると、法律違反行為が繰り返されないようにするという憲法守護の意志を見ることができない…>
- 弾劾宣告分より - 

パククネ大統領に向かって、憲法裁判官が<憲法守護の意志がない>と規定したのだ。
<憲法守護の意志がない>という烙印が、憲法裁判官たちにとったら「伝家の宝刀」になる模様である。
自然人(パククネ)としていくらでも法によって保証されるべき最低限の対抗の権利が、法律を専門に扱う憲法裁判官たちによって、「憲法守護の意志がない」という一言で簡単に裁断される(無視される、踏みにじられる)現実が、非常に暗澹としていて逆説的である。

もしかしたら国内法の規定の中に、<大統領は、以下の項目に○個以上該当する場合、「憲法守護の意志がない」と判断する>というような具体的な条項でも存在するか? 
<憲法守護の意志がない>と判断する基準は何なのか?
どこまでを憲法守護の意志があると考え、どこから憲法守護の意志がないと見なすのか?
もしかして、単に裁判官の印象や直感に基づいて左右されるのか?
それとも光化門に集まったろうそくデモの人員が100万人とメディアに報道された瞬間から、そのように判断するようになっていたのか?

こういった極めて恣意的で主観的な判断基準の「憲法守護の意志がない」という表現は、実質的に、21世紀版の「弓裔の觀心法」(*後三国時代の弓裔が、自分にあると主張した神通力で、他の人の反逆心を見通すことができると言っていた。予言者や占い師の詐欺を表現するときによく使われる言い方のようです。)と何が違うのか?
今日の韓国の憲法裁判所というものは、​請求された事件について、ただ法律に基づいて綿密に多角的に検討し、違憲かどうかを最終的に判決する専門機関ではなくて、時流に主に迎合し、適切な意思決定を下すだけの世俗機関に過ぎないと感じる。
これでは後になって「不正裁判官」と言われない保証はない。

現在の憲法裁判所の裁判官は、純粋な裁判官としての属性よりは、時流に迎合する政治家の属性を強く見せる姿をしている。
これにより、大韓民国はもう信頼できる最後の砦がなくなった。
大韓民国の法治がガラガラ崩れる音が聞こえる。

バンダービルド 

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=141784&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*韓国の憲法裁判所が「世論を見て判決をくだす」ことについては、いまさらな話ですね。
日韓請求権協定を無視し、「元慰安婦の対日損害賠償請求権問題を解決するために政府が具体的な努力をしないのは請求者たちの基本権を侵害するもので憲法違反」と決定したのが韓国の憲法裁判所で、これぞまさに世論に迎合した法も条約も無視した決定でした。
このとき、韓国の保守だって、バンダーさんはともかく、趙甲濟ドットコムの論客の多くがそれに迎合して何も言わなかったじゃないの。


*韓国がもっと大変になるのは今後だね。
私としては、ムンジェインよりもいっそイジェミョンが大統領になることを希望しております。
イジェミョン、さすがに過激すぎると韓国人ですら思うのか、なかなか支持率伸びてくれないんだけどさ!



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