ビスマルクの外交を叫ぶ愚民
タルムードの話

「無明」というブログの人。

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ビスマルクの外交を叫ぶ愚民

「無明」というブログの人。

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フランスを屈服させた後、統一までしたプロイセン - ドイツ(Preußendeutschland)の位相は、史上最高レベルだった。
オーストリアを攻略して破り、フランスを屈服させる過程で見せたドイツの質的優勢は、行政や戦術など、かなりの部分で他国の模範とされたし、統一を引き出したビスマルク(Otto Eduard LeopoldFürstvon Bismarck)の外交は称賛の対象となった。

明らかな国力の優位性をもとにして、ドイツは自然に調停(仲裁者)の位置に上がることになったし、ベルリン会議(Congress of Berlin)はこれを象徴する代表的事件だったが…これがドイツの国力の頂点であると同時に、崩壊のきっかけの一つとなった。

トルコとの戦争でロシアは大勝して、トルコとサンステファノ条約を強制的に結んだ。
バルカン半島でのロシアの影響力の拡大は、オーストリア帝国と英国の懸念を呼んだが、この問題は欧州の平和の危機として認識された。
この問題を安全に解決するために、ドイツが仲介役をすることになって、首都ベルリンでの会議が招集された。
これがベルリン会議の背景である。

ベルリン会議は、ドイツの国力を象徴する会議であると同時に、会議を主催したビスマルク個人にとっての名誉でもあったが、これはむしろドイツの対外政治的矛盾を明らかにするという結果をもたらした。
ビスマルクはドイツでは「誠実な仲介者」の役割をすると発言したが、まさにこの「誠実な仲介者」の役割こそ、欧州諸国が満足できるものはなかった。

特にロシアは大きな不快感を持つことになった。
ロシア皇室はプロイセン - ドイツ帝国と古くから懇意だったし、ドイツ統一の過程でも、ロシアはプロイセンのために役立つ政策をしたが、逆がなかったのだ。
古くからの伝統があるので、ロシアはドイツに期待をしていたが、むしろロシアはドイツに後頭部を殴られたというわけだ。

ドイツを激しく非難する私的な手紙まで送ったロシアの怒りは、ドイツにとってはロシアとの関係を見直すきっかけになったし、ビスマルクは解決のためにオーストリアとの同盟の締結を主張して貫徹した。

現代人は、まさにこの決定が、ドイツ破滅の開始となったことを知っている。
伝統的な親交関係から離れることになったドイツは、ロシアとフランスを同時に相手にすることになり、この両面戦争は、最高峰だったドイツの国力でも克服することができなかった。
オーストリアとの同盟を否定的に見て、ロシアとプロイセンの間にある古い王朝の友好を大きく評価していたヴィルヘルム1世(Wilhelm I)は、果たして間違っていただろうか?

ビスマルクは、オーストリアとの同盟を戦術的な手段として認識していて、これを介して三帝同盟に進むのが目的だった。
実際、彼は部下のラドヴィッツにすぐ、具体的にこういった点を説明したりしていた。
戦術の手段とはいえ、この方法でビスマルクは、失脚するまで欧州の安定を維持することができることはできたが、短期的な限界を超えることはできなかった。

最終的に、彼の外交戦術は破綻するしかなかった。
そのうちの一つは、ドイツの内部の問題のためだった。
当時民族主義の猛威にいたドイツ国民は、オーストリアとの同盟を「大ドイツ主義」程度だと認識していて、このような民族主義的な雰囲気は、後にドイツの宰相ブェルロ(Bv Bulow)にしてオーストリアとの同盟を指して民族主義的意味を強く持つ「ニーベルング(Nibelungen)の忠誠」を語らせたりもした。

第二に、ドイツのユンカー(Junker)の経済的基盤は、ロシアとの密着した経済関係を維持できなくさせた。
産業化のため、ロシアは自国の穀物を輸出して資金を確保しようとしていて、購買力のあるドイツの市場は良い対象となっていた。
しかしドイツの既得権であり地主だったユンカーたちにとって、ロシアからの穀物は経済的基盤を脅かす大きな凶器にしかならず、ユンカーとビスマルクのドイツ政府は、ロシアの穀物に関税を課すことで、ロシアとの関係はこういった側面からもますます悪化の一途を歩くことになった。
ユンカーは自分たちの利益を貫徹するため、このような部分でも民族主義云々を語った。
ビスマルクは自国内部の事情を誰よりもよく知っている人だったが、自分の統制力をあまりにも過信していた。

彼がずっと政権にいたなら、問題は少し変わったかもしれないが、民族主義の雰囲気を背負ったヴィルヘルム2世に失脚させられるに伴って、ビスマルク外交は内部的にも限界を露出して、ビスマルク個人の個性に依存した結果が残されることになった。

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ドイツの民族主義は、ロシアとの関係だけを台無しにしたのではない。
英国との関係悪化も呼びこんだ。
フランスと敵対してロシアとも敵対したんだから、その場合ドイツは、英国と近づかなければならなかったにもかかわらず、民族主義が現実的な判断自体を不可能にした。
民族主義ブームに起因したドイツの海軍政策(建艦政策)は、滑稽な「夢と希望の軍国主義者」云々する馬鹿な精神病者の好みを満足させたかもしれないが、こんな真似をしていたので、ロシアに次いでイギリスまで敵に回すという結果をもたらしたということを、現代人は知っている。


いまだに韓国には、バランス外交を主張しつつ、ビスマルク外交だと騒いでいる者たちがいるが、傲慢極まりないと言わなければならない。
バランス外交云々いう馬鹿どもの中にこの質問に明確に答えられる人は誰一人いない。

1、韓国に、ロシア、中国、日本、アメリカを仲介する国力があるのか。ドイツがベルリン会議を主管したように、自然に韓国が仲裁することがありえるのか。韓国は、自分の国力をあまりにも過大評価している。精神病はやめよう。韓国は覇権国では決してない。米国ですらしたくてもできないことなのに、韓国が米国レベルになったとでも思っているのか。

2、365日反日扇動するクレイジーな国が、国民感情を横に置いて国益を基礎とした外交をすることが可能なのか。韓日基本条約以降、日本は韓国に多くの配慮をして援助をしたのに、韓国はとんでもないことに、反日扇動と反日教育で反日民族主義を作成し、すべてのものを自ら台無しにした。日本とは関係を維持するだけでもいいのに、友好国を、操作した国民感情を理由にして敵にするなんて!味方も敵に回した石田三成ですら、ここまで狂ったことはしなかった。

3、韓国の経済力や経済的状況で、バランス外交は適しているのか?理想と現実は区別する必要がある。外部依存が大きい輸出経済なのに、現在進行形で中国顔色をヘラヘラ見て、日本と通貨スワップを結びたくて醜くあがきながら、バランス外交だなんて。外交はそろばんじゃない。

4、バランス外交には、すでに盧武鉉も朴槿恵も失敗した。あなたは自分がビスマルク以上だと思っているのか?ビスマルクでもできなかったことを、私ならできると思えるなんて、いろんな意味ですごい人だ。上にいる奴らは個人の栄達だけに関心がある堕落した日和見主義者で、下にいるのは無能なチンピラ(市井雜輩)なのに、いったいそんな傲慢な自信がどこから来るのか。

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韓国はまた、滅亡しても精神を取り戻せないだろう。
旧韓末を直接経験したにもかかわらず、何も学ぼうとせず、何も知ろうとせず、ただ嘘や威嚇を高等技術だと思っているチンピラ(市井雜輩)に未来はない。

「無明」というブログの人。

引用ソース
http://blog.naver.com/zero53/220922685889


*パククネ政権の考えてたバランス外交は、「米中韓みんなで反日で団結しよう外交」だけどね。
(厳密には反北朝鮮団結も計画にはあるんだけど、途中で統一するので、最終的には反日だけが残るという計算だった)

「中国様、南京の恨みがありますよね?ウリナラにも慰安婦の恨みがあります!一緒に日本を叩いてあげます。なのでウリナラに便宜を!」
「米国様、真珠湾の恨みがありすよね?ウリナラにも慰安婦の恨みがあります!一緒に日本を叩いてあげます。なのでウリナラに便宜を!」
「日本はウリナラに頭を下げなければならない。中国も米国も怒ってるニダよ?困る?それならウリナラの機嫌をとりなさい」
「北朝鮮もウリナラに頭を下げなければならない。中国も米国も怒ってるニダよ?困る?それならウリナラの機嫌をとりなさい」

「ロシアも日本に恨みがあるから味方にできる」「東南アジアも日本に恨みがあるから味方にできる」「ヨーロッパも第二次大戦の戦犯国日本が反省してないという事実を知らせれば、反省してるドイツふくめて味方にできる」

「これで北と統一して強国になって!」
「すべてのユーラシアを結ぶ鉄道をウリナラ主導で作って、ウリナラが中心に!(もちろん鉄道は日本までは届かせないニダ。届かせてほしいなら日本はウリナラに頭を下げろといって圧迫していじめればいいニダ)」

「すばらしい計画ニダ~♪とりあえず日本の悪辣さを知らせるために、慰安婦像を拡散したり告げ口外交やったりするニダ~♪日本叩き報道をメディアにもガンガンやらせて、民意にも後押ししてもらうニダ~♪」


もちろん韓国政府は今はもう、完全に行き詰ったこの計画を捨ててます。(時期政権でどうなるか分かりませんが)
ただ、そのために韓国政府が煽った民意は、政府には止められない暴走状態になりました。←今ここ


「韓国の反日は北朝鮮の工作が原因」というのは嘘です。これを日本人に言ってくる韓国人は、騙されやすい日本人を騙そうとしてると見るべきです。あるいはその韓国人本人がそう信じたいだけ。現実を見ず、自分自身まで騙してる。
(もちろん北は反日工作やってます。それも間違いないです。けど、そんなもの韓国主導でやってきた反日に比べたら、実際のところたいした影響じゃない。北朝鮮のせいにすれば説明は楽ですが本質を見失います。)


テレビでこういう解説をストレートにやってるのを見てみたい。







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タルムードの話

「無明」というブログの人。

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寒い冬、人間が道を歩いている途中で、寒さに凍って死にそうなヘビを見かけた。
やさしい人間は蛇を哀れに思って、慎重に自分の懐の中に入れて、体温で暖めた。
残念なことに、気力を回復したヘビは、恵みも知らずに男を殺そうとした。

怒った人間はヘビを責めたが、ヘビはずうずうしくも、むしろ当然のことだと言って自分を正当化した。
人間とヘビは口論したが、解決できなかったため、他の仲裁者によって解決することにして、調停者の牛に会った。

人間は牛に、今まで起きた事情をそのまま述べた。
ヘビは牛にこう言った。「聖書には、ヘビと人間は敵と書いてあるので、私は当然のことをしただけだ。」

普段から所有者に苦しめられていた牛は、純粋に自分の立場から人間への苦情を語って、ヘビの肩を持った。
ヘビは意気揚揚として、人間を再び殺そうとしたが、人間は仲裁の公平性を問題視して、再び調停をしなければならないと主張した。
それで、次に会ったのは狼だった。

しかし狼も牛と同じく、純粋に自分の立場から物事を見て、ヘビの味方をした。
ヘビは再び意気揚揚として人間を殺そうとした。
人間は拒否して、ああだこうだと言ってから、最終的に誰が見ても確かに公平な仲裁をしてくれると期待できるダビデ(David)王のところに行って、判決してもらうことにした。

しかしダビデ王は、ヘビの言葉通り、聖書を踏まえてヘビが人を殺すのは仕方ないことだと結論を下した。
絶望した人間はその場から退いて、ダビデの子ソロモン(Solomon)を訪ねた。
最後の希望をかけて、人間はソロモンに、今までの悔しい事情を話した。
すべての事情を聞いたソロモンは、ヘビに質問した。

ソロモン
「なぜあなたは命を救ってくれた人間を傷つけようとしているのか?」

ヘビ
「聖書にそう書かれてあるからです」

ソロモン
「じゃあお前は聖書に書かれてあるものなら何でも従うのか」

ヘビ
「もちろんです」

ソロモン
「それならお前は人間から離れた場所に立たなければならない。聖書には、裁判官の前では必ず立たなければならないという律法があるからである。」

ヘビ
「そうですか、わかりました。」

ヘビが人間から離れると、ソロモンは人間にこう言った。

「聖書には、『人間はヘビの頭を砕いた』と記録されているので、命じるところに従いなさい」

人間はソロモンの言葉をすぐに実行した。
人間は杖で蛇を殴り殺した。


この物語は、誰にでも分かる非常に簡単な比喩である。
ふつう、助けてあげる側の者は、自分がそうしたのだから相手もそうしてくれるだろうと思っている。
そして、他の人も自分に同意してくれるだろうと勘違いしている場合が多い。
しかし全くそうではない。
意外にも、あまりにも多くの人が死ぬまでこれについて本質的に理解できない。
どんな行動だろうが、行動そのものにはこれといった意味はないし、さらに相手の本質までは変えられない。
助けてあげようが、攻撃しようが、存在の本質は変えることなどできない。

相手を助けてあげる行動自体は善だとしても、邪悪を助ける行動なら、誰も善とは思わないのだ。
この物語においては、ヘビを助けてあげた結果として、人間一人が命の危機を経験したわけだが、周りを見ると、より悲惨な話があふれている。
自分だけでなく、自分が属している家族全員が危機になったり、さらには国単位で危機になることもある。
自己中心的な偽善の結末は、いつだって思い通りにならなくて腹立たしいものだ。
朝鮮半島に対する日本の宥和政策の失敗と、ヨーロッパの移民政策の失敗を見ればよい。

人間は恵みを知らないヘビに怒ったが、ヘビの恩知らず(背恩忘得)な行動は、実際には人間の行動の前に既に決定していた。
なぜならヘビだからだ。
本質が邪悪なヘビは、普遍的価値観ではなく本性に従ったし、邪悪を正当化するために教義を掲げて、世界をだまして自分自身もだました嘘つきである。
そして、その教義のために自滅したみじめな存在であり、そもそも最初から助けを与えてはならない相手なのである。

言うまでもなく、最も問題があるのはヘビである。
これはあえて言うまでもない。
しかしそれだけで話を済ませるわけにはいかない。
愚かな偽善者たちは、ただ責任の所在を問い詰めれば終わると思っているが、自分の行動に対して最も大きな責任があるのは、他の誰でもない自分自身である。
偽善がなぜ問題だけを引き出すのかというと、手段が道徳的なだけで、本質的には、他の邪悪と同じく自己中心的だからである。

人間は「助ける」という行動を正しいと思ってヘビを助けたが、その結果は生命の危機だった。
人間は、ヘビは助けてはならない存在であるということを知らなかった。
ニーチェ(Nietzsche、Friedrich Wilhelm)の表現を借りれば、この人間の行動は「奴隷の道徳」である。
行動する前に、事実を正しく認識してそれに合った行動をするのではなく、行動そのものが正しいのだと正当性を付与して機械的に行動するのが「奴隷の道徳」である。これはただ間違いを発生させるだけだ。
自己中心的な愚かな者は、方法論そのものに行動の基準を課すので、死ぬ瞬間までずっと、「方法そのものではなく、事実を正しく認識することが最も重要である」ということを知らない。

良い結果を得たいなら、行動に正当性を付与して機械的な行動をする前に、まず事実を明確に認識する必要がある。
これは、単なる善悪の問題ではなくて、極めて現実的な問題である。
事実を認識するのではなく、行動を基準にしてしまうと、最終的には方向性が違うだけの自己中心的な愚昧さからは抜け出すことができず、最終的に同じ過ちを繰り返すことになる。
方法そのものが前提条件になることなどないのだ。

奴隷の道徳は、せいぜい「私はこのような善き行動をして、こんな良い気持ちを味わった。気持ちいい」をもたらすだけだ。こんなもの、オナニーでしかない。
こういう三流の思考だけを持った人々だけが集まっているなら問題ないのかもしれないが、この世界は、こういった偽装の傲慢を認めない。
この世界は、全羅道の田舎や東北の農村ではないのだ。


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- 政治的、経済的な情報を含む国力の総合的な判断を無視した。こういった情報が不足しており、民族の性格上、合理的かつ客観的な判断をせず、心情的、希望的な判断へと流れていった.-
太平洋戦争を回顧した瀬島龍三の反省


「無明」というブログの人。

引用ソース
http://blog.naver.com/zero53/220920342041


*上のヘビの話ですが、聖書的価値観を下敷きに持ってない日本人な価値観だけで読むと、何を言いたいのか理解しづらいんじゃないかなと思います。
聖書の世界において「ヘビ」というのは原罪というか悪魔というか絶対悪というか、そういうものを象徴する存在なんですよね。
なのでこういう話は、「ヘビ=絶対悪」という価値観をがっちりインプットして読むと分かりやすくなるんじゃないかなと思います。


*で、人間とヘビの話ですが。
普通に読むと、「良いことをした人間が最後に助けられた。めでたしめでたし」「悪いことをしたヘビが最後に成敗された」と因果応報を描いた寓話だと思うよね。
てか私なら、なにも考えずにさらっと読んだらそれしか読み取れない。

でもここには、
人間の、相手を無視したひとりよがりな偽善がもたらす不幸、
第三者は両者の言い分を公平に聞いて判断するんじゃなくて自分の立場から判断をくだすということ、
よくよく読むとソロモンは「ヘビ」を「恩知らず」という理由で殺させたんじゃなかったということ。絶対正義たる「聖書」の言葉を使ってヘビが自分自身まで騙してたから、ソロモンは「聖書」の言葉を使って自分の基準で鉄槌を下したわけで、ソロモンもけして人間を「善い行いをしたから」という理由では助けていない…

よくよく考えたら、深い寓話だなと思いました。



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