イラクのサマワ市民と自衛隊員

趙甲濟（チョ・ガプジェ）の超少数派サイトから井戸の外のバンダービルドさん。

150928_0027-01



イラクのサマワ市民と自衛隊員

バンダービルド


イラクでは噂が早い。 
2004年12月14日、イラクのサマワ地域は、日本の自衛隊の派遣期間の限界に達した状況で、ロケット砲弾などが飛んでくる状況になると、「自衛隊員はもう完全に離れてしまうだろうか？」と懸念する噂がすぐに広がった。
すると140人余りで構成された地元の老若男女のデモ隊が、自衛隊の宿営地に集まって、「日本の支援に感謝する」という意を伝えてきた。
そして、「どうか離れないでほしい」と懇願し始めた。
以降、自衛隊の滞在期間の延長を希望する署名運動が展開されて、二日間で1500人の署名が集められた。

実際のところ、感謝のデモはこれが二回目だった。 
4月に自衛隊宿営地の隣にロケット砲弾が二度にわたって飛んでくると、サマワ市民で構成された100人以上のデモ隊が市内を行進したが、この時のスローガンは「日本の宿営地を守ろう！」だった。
前代未聞のデモだった。
米軍、イギリス軍、オランダ軍は、このデモに驚いて、日本側に向かって「一体どういうことなのか？」という問い合わせまでしてきた。

地元のイラク人と自衛隊員の間には、格別の信頼関係が形成されていた。
この信頼関係の形成の理由を説明する端的な事例はこうだ。

2004年1月に、番匠幸一郎・陸上自衛隊一等陸佐（大佐、現在は自衛隊司令官に昇格）が率いる復興支援1次援軍がイラクのサマワ地域に到着した。
装甲車両には、​​鮮明に日の丸が描かれていた。
また、自衛隊服の右胸の部分、左袖、背中上方には、遠くから見てもすぐに目につく日の丸が付いていた。
すると多国籍軍側からこのようなアドバイスがあった。

「（そのように国旗をつけていると）私を狙撃してくださいと宣伝することにしかならない。」

しかし日本側は「私たちは日本の自衛隊だ」という点をむしろ地元の人々にアピールしようとしたため、気にしなかった。
サマワに到着するとすぐ、番匠幸一郎一等陸佐は、地元の市民に重ねてこう理解を求めた。

「私たちはあなたの友人としてここに来ました。私たちの日本もまた、60年前、戦争のため、今のイラクと同様に国土が灰の状態でした。すべてが無に帰り、食べるものもマトモにありませんでした。このような廃墟の中で、私たちの祖父母と​親たちは立ち上がって、多くの努力をした結果、今は世界経済2位の日本という国を作ることができました。メソポタミアという人類の歴史の中で最も優れた文明を持った偉大な民族が、まさに皆さまイラク人です。このような優れた皆さまに、日本がしたことができないはずはありません。私たちは友人としてあなたが立ち上がることを助けるためにここに来ました。」

イラク人たちにとって、日本は同じアジア人種である。
また、日本と同じように、米国に戦争に敗れた経験まで偶然に一致している。
そんな日本から「友人として助けに来た」という話を聞いたイラク人の心は徐々に開かれた。

日本の自衛隊宿営地には、建設段階の時から多国籍外国軍が礼訪などの次元でよく訪ねてきた。
ところが自衛隊宿営地を訪れた外国軍関係者は、一様に驚いた。
自衛隊宿営地で働くイラク人の作業者が、夜なのにずっと作業をしている光景を目撃することになったからである。
他の多国籍軍宿営地で働くイラク人労働者は、午後3時4時になるとみんな家に帰る。
夏は気温が60度まで上がる劣悪な作業環境のため、3時4時に帰宅しても実際のところ無理もない。

根本的な違いを見ると、他の国の場合はイラク作業者に作業命令を下した後、イラク人だけが作業をしていたが、日本は違った。
日本の場合は、自衛隊幹部もイラク労働者たちと直接共に作業して、一緒に汗を流した。
宿営地の鉄条網設置の作業時には、日本人2～3人とイラク人7～8人がチームを組んで仕事をした。
鉄条網作業で軍服が引き裂かれてボロボロになり、時に鉄条網で怪我をして血を流しながらイラク人たちと共に作業を続けていった。
昼食もイラク人たちと一緒に分けて食べ、休憩時間なども会話の本を互いに持って、指で指しながら作業進度などに関する話などを分かち合った。

一度心に入ると好意的に取り組むのがアラブ人である。
作業時間を超えたというのに帰宅せず、自衛隊員と一緒にブルドーザーに乗り、一緒にハードワークに没頭している場合が多かった。
このようにして、徐々にイラク人の信頼を得て、「日本の人々に助けてもらいたい」というリクエストが徐々に増えるようになった。

2004年1月16日、現地サマワ新聞にこのような内容の記事が掲載された。

<私たちは、私たちの地域に日本の自衛隊が到着するまでは、道徳と倫理を備えたこの素晴らしい人々について何も知らない状態で、ただかれらは感情のない技術革命のようなもので、世界の人々の心を支配しているだけだという考えを持っていた。しかし、かれら陸上自衛隊が私たちの地域に到着し、数週間が過ぎて、私たちサマワ地域の人々は、彼ら自衛隊員たちがやはり「伝統的な日本人」の子孫としていまだに愛情と倫理にあふれている人々だということを確認した。彼らは偉大な文明を持っただけでなく、他国を尊重してくれるし、他の国の人々それぞれの家庭や仕事を尊重してくれるという優れた伝統を持っている。>


バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=135649&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


＊バンダーさんは最近「日本人のいい話」の収集をしてるみたいです。

朝鮮半島でのほうが、こういう話がたくさんありました。
何度も書きましたが、韓国はこういった話を「ニッテイが収奪のためにした」「ニッテイが侵略のためにした」と説明するか、隠蔽するかして、歴史の辻褄あわせをしています。


韓国人のコメント


・eastwest（ハンドルネーム）
こんな話を趙甲済ドットコムの看板のついた場所に365日吊り下げなければならないのか。
少なくとも朴正熙を尊敬するならば。
素晴らしい国の教育を受けて素晴らしい仕事をしているといえるのか。



━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

かれらは何を知っていて、どんな覚悟を明らかにしたのだろうか？

バンダービルド

151120_0202-020001
（ロサンゼルス=連合ニュース）チャン・ヒョング特派員=日本軍慰安婦の実状の広報のため、自転車で米国横断に出たトリプルAプロジェクト2期チーム3人が25日（現地時間）米国カリフォルニア州グレンデールの「平和の少女像」の前で開かれた出征式で、他界した犠牲者の遺影に礼をして覚悟を固めている。2016.6.26

151020_0228-010001
（ロサンゼルス=連合ニュース）チャン・ヒョング特派員=日本軍慰安婦の実状の広報のため、自転車で米国横断に出たトリプルAプロジェクト2期チーム3人が25日（現地時間）、米国カリフォルニア州グレンデールの「平和の少女像」の前で開かれた出征式で覚悟を明らかにしている。2016.6.26

150928_0027-01
（グレンデール<米国カリフォルニア州> =聯合ニュース）チャン・ヒョング特派員=日本軍慰安婦の実状を知らせるための自​​転車アメリカ横断に出た韓国の大学生三銃士の自転車の上に位置する少女像のミニチュア。2016.6.26

バンダービルド


引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=135662&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


 

バンダービルドさんのコラム（一部）

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

＊なんか↓この件でいまだに揉めてる（？）ようですが…

【韓国の反応】米国の黒人ジャズ演奏家「私たちを人間として歓迎してくれたのは、アフリカと日本だけだった」

↓ここのコメント欄ね。

【韓国の反応】韓国人大喜び！「イギリスのEU離脱による最大被害国は日本」と韓国メディア

＞＞227. マジカネ弥栄 2016年06月25日 02:15ID:ySEmeyld0
＊これ、日本人のマニュアル根性と日本人のミーハー根性が出ただけのような気がするんだけど。笑
↑
何だこれ？　ムッとして軽く胃酸が出たね。

1936年の日本がアメリカの人種差別を知らないとでも？
当時はアジアのほとんどの国が白人国家の植民地だった時代、
白人優先をしない事が当時の日本の気概だっただろうし、
日本を代表する帝国ホテルの威厳とも言える対応だったと思う。
客に優劣を付けないのがマニュアル通りなら素晴らしい事では？

アートブレイキーが当時アメリカで基本的人権も無い黒人で、
日本で人間扱いされた話がミーハー根性になるのか？

最後の「笑」は何だ？
管理人の感性は腐りかかってるのではないか？


んー、
日本人にマニュアル根性やミーハー根性があるのは事実ですよね。
で、私は日本人のマニュアル根性やミーハー根性を「悪いもの」だとまったく思ってません。
どっちも長所にもなれば短所にもなる「日本人の特徴」の一つだとごくごく普通に思っています。


＞＞1936年の日本がアメリカの人種差別を知らないとでも？ 
当時はアジアのほとんどの国が白人国家の植民地だった時代、 
白人優先をしない事が当時の日本の気概だっただろうし、 
日本を代表する帝国ホテルの威厳とも言える対応だったと思う。 
客に優劣を付けないのがマニュアル通りなら素晴らしい事では？ 

もちろんそう思いますよ。
マニュアル通りでステキなこと、や、普通のことだと思います。


＞＞アートブレイキーが当時アメリカで基本的人権も無い黒人で、 
日本で人間扱いされた話がミーハー根性になるのか？ 

その理屈、まったく分かりません。

第一に、ミーハーを悪いものだと決め付けてるからそういう感想になるのでは？ミーハーはけして悪いものじゃないです。私もいろんなヒト・モノにすぐミーハーするし。で、すぐ飽きたりもする。普通によくあることですよね。もちろん相手が白人とか黒人とか関係なく。もちろん全員がそうだったといってるわけでもないです。
第二に、もし相手が白人のスターで、私がそれを「日本人のミーハー根性だね～。笑」みたいなことを書いてたら、そこまで反発しましたか？
もし相手が白人なら反発を感じず、黒人だからという理由で私がミーハーと書いたことに反発を覚えているのなら、それこそ差別に繋がっていく感覚じゃないのかなって私には思えます。 


＞＞最後の「笑」は何だ？ 
管理人の感性は腐りかかってるのではないか？

相対した日本人にとっては、「特別」なことじゃなく「普通」のことだったんだろうなと思ったんです。
でも、それが相手にとって「特別」に思えた。
そういう想像をして、その「ズレ」が私にはとっても面白く感じたんです。 だから「笑」です。
で、「特別」より「普通」のほうが素晴らしいことだと私は思います。
空港に行った日本人も、ホテルマンも、「普通のこと」をしてるだけで、もしかしたらミーハーだったりマニュアル通りだったりするだけで、あなたが言われるように「アメリカでは基本的人権もない黒人を人間扱いする」みたいな「崇高な特別な行為」みたいな感覚はなかったんじゃないかなって。
もちろん実際のところは分かりませんが。
でも、読みながら私はそういった「普通さ」を感じたし、なのに相手にすごい感銘を与えているとしたら、すごく面白いことだなと思いました。
被差別者に「特別」に接するのは、一歩間違うと別の形の差別・逆差別を生むこともある。私たちは、そうなった例を数限りなく見てきてます。
だから私はこういった件について、「普通だね」って笑うほうが好きなんです。
意味がわかりますでしょうか。


＊まず、コメント全部読んでないのでアレですが、訂正や謝罪をするつもりはないです。
あと、誤解されたというのもちょっと違います。 
そもそも悪い意味での「マニュアル根性」「ミーハー根性」だったとしても成り立つのがあの話の面白さだと思ってるからです。悪い意味でもいいんです。良い意味でもいいんです。「どっちでもいい」んです。もちろん私はマニュアルやミーハーが悪いものだと思ってないですけどね。悪い意味か良い意味かなんてどっちでも関係ないんです。シンプルに長所でもあり短所でもある。そして日本人の特徴でもある。


簡単にいうと↓こういう二つの考え方ですよね。


①高潔な日本人が高潔な行為をして、相手に感銘を与えた。

②ごくごく普通の日本人が、ごくごく普通の行為をしただけなのに（しかもそれはミーハーだったりマニュアル通りだったりしただけかもなのに）、相手がなぜか感銘を受けていた。


あの話は、①と②、どっちの可能性もあります。
①だと感じるも良し、②だと感じるも良し。
①だと感じた方の一部に、「②かもしれない」という想像でニヤッとしてしまった私のような人間を許せないという人もいるようですが、許せないなら許さないでいいです。自由だと思います。
でも、繰り返しますが、訂正も謝罪もするつもりはありません。そう感じるのは私の自由だからです。
あと私含めて②を想像した人は、「絶対に②だ！」といってるわけじゃなくて、「①かもしれないし②かもしれないな」って感じですよ。
②だと面白いし、②って実は①以上に究極に日本アゲだったりします。そこに気づいてもらえないのは残念ですけど仕方ないですね。説明しようかと思ったんだけど、ホルホルすぎて美意識に反したので前回説明を消しちゃったんだよね。
②に怒ってる方には、「②がなぜ究極に日本アゲになるのか」を考えていただけると嬉しいです。