指導者と政府は、対外信頼性を重視しなければならない
トランプが大統領になると、韓国にとって良い点

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから
井戸の外のバンダービルドさん。

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指導者と政府は、対外信頼性を重視しなければならない

バンダービルド

「2.韓国政府は、日本政府が在韓日本大使館の前の少女像について、公館の安寧と威厳の維持という観点から懸念しているという点を認識し、韓国政府として可能な対応の方向性について、関連団体との協議などを通じて適切に解決するよう努める。」

これは、2015年末に妥結した慰安婦問題の合意に、明確に含まれている内容である。 
26日パククネ大統領は、「少女像撤去と連携されているなどいろいろ言われているが、これは本当に合意に記載もしていない問題であり、そのようなもので扇動すべきではない」と言及した。
しかしそれよりも、「日本大使館前の少女像は、国際慣例と規範に反するものなので、移転を考える時が来た。そうしてこそ私たちが日本に堂々と向き合うことができる」と述べてこそ、国の指導者らしい姿だった見ることができる。

最終的にパククネ大統領は、Fact(両国間の合意内容)に合わない発言をしたわけであり、結果的にその内容は国内の反日感情に迎合するレベルから抜け出せなかった。
大統領のこのような発言が伝えられると、27日に日本政府の関係者が「合意の詳細の一つ(少女像撤去が)に含まれているというのが私の認識だ」と反応してきた。
すると今度は韓国政府が27日午後に以下のように日本に向けて反論した。

「合意内容は恣意的解釈の対象ではない。昨年12月の日韓間の合意内容は、両国の外相が発表したままである。日本大使館の少女像は民間が自主的に設置したものであって、政府がうるさく指図できる事案ではない」

日韓合意文には「少女像を撤去する」というような断定表現はないが、明確に「…関連団体との協議などを通じて適切に解決するよう努める。」とある。
ところが、昨年末の合意以降、これまで韓国政府が見せた姿というのは、関連団体の少女像設置団体又は個人を訪ねて説得するものではなく、「少女像は韓国政府とは無関係である。私たちは知らない」という式のものだけだった。
韓国政府のこのような態度は、第三者の誰が見ても、合意事項の準拠意志があるとが見るのが難しい。
おそらく原因は、相手が(甘い)日本だからだろう。
それとともに韓国の指導者は、暇さえあれば日本に向けて「合意を誠実に履行せよ」と命令している。
自分は不誠実なのに、相手に誠実さを要求するのは、誰が見ても不適切である。

いつも日本側から「韓国はゴールを動かす」というような皮肉が出てくるのは、すべて理由のあることだ。
尊敬されたいなら、尊敬に値する行動を先にしなければならない。
今日の韓国の問題は、日本から尊敬されたいが、尊敬に値する行動はあまりせず、日本は韓国を尊敬せよと何度も要求していることから始まっているものがほとんどである。
このような現実のために生まれたのが、日本の「嫌韓」であり、さらにひどい「嘲笑」と「軽蔑」である。

守れない条項なら、最初の合意の段階から、首に刀を突きつけられていても含めるべきではない。
そして、含まれている以上、死のうがなんだろうが守らなければならない。
それが信頼できる国の姿である。
そういう約束をしておいて、一国の指導者や政府が「転嫁」(「民間がしたことなので私たちは知らない」)姿勢でずっと知らん顔しているなら、相手が日本ではなく、世界のどの国であろうが、韓国に明確に「嘲笑」と「軽蔑」のようなものを送ってくるだろう。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=134587&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*日本側はとにかく合意の言葉をしつこく言い続けるべき。
『韓国政府は、日韓合意のとおり、関連団体との協議などを通じて適切に解決するよう努めなければならない。合意を守りなさい』と。
実際に撤去されるかされないかよりも、これを言い続けることができるかって部分のほうが大事。



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トランプが大統領になると、韓国にとって良い点

バンダービルド

 
28日の聯合ニュースは、『トランプ「適正な防衛費を支払うか、独自で防御する必要がある』米軍撤収の可能性を示唆』という記事で、27日にトランプが言及した内容を伝えた。

「私たちが守る国は、必ず防衛費を支払わなければならない。もしそうでなければ、これらの国は、自らを守るために準備しなければならない。選択の余地はない。同盟国は私たちアメリカを、甘くて許す国と見ているだけで、私たちと結んだ協定を尊重する義務を全く感じていない。同盟が自らの役割を尽くすなら、世界はより安全になるだろう。北朝鮮が継続的に挑発の水位を高め、核能力を拡張しているのに、オバマ大統領は無気力に見ているだけだ。私たちは中国が北朝鮮を制御するよう、中国に我々の経済力を行使するなどの圧力を加えなければならない。現在の米国の外交政策の錆を除去して、新しい声と新しいビジョンを吹き入れなければならない」

記事は、今回の発言がトランプの公式外交・安保構想の一環(正式外交政策演説)として出てきたという点で、以前とは重さが違うという分析が支配的であることを併せて伝えている。

トランプは、以前もそうだったし、現在も同様だし、近いうちに大統領に仮に当選したとしても、以上のような信念に変化はないだろう。
むしろ時間が経つにつれて、彼の信念はさらに固まっていくようだ。
もしトランプが来年1月にホワイトハウスに入城すれば、ただちに韓国は米国の要求によって、「分担金の引き上げor米軍の撤収」のいずれかを選択しなければならないという状況に追い込まれる可能性があるように見える。

現在、在韓米軍の維持費は一年に2兆3000億ウォンほどでなる。
韓国はこのうち40%の9200億ウォンほどを分担している(人件費、軍事支援費などの名目)。
残りの60%(1兆3800億ウォン)は米国が抱えている。
つまり韓国は、米国が抱えている60%(1兆3800億ウォン)に該当する金額を追加負担するよう要求を受ける可能性が大きい。
それがトランプの通常の信念(「なぜ韓国を守るため、米国のお金を使わなければならない?」)だ。
韓国がもし応じないなら、理論上、トランプは在韓米軍(機器を含む)の60%を撤退してしまうという行動を取る可能性を排除できない。

韓国政府が2000年に研究調査した結果によると、在韓米軍の装備の価値は約130兆ウォンに達する(戦車、航空機、艦艇、戦略資産など)。
そのうちの60%(約80兆ウォン分)が飛んで行けば、戦力の空白は深刻になるしかない。

ところで、もし韓国が来年トランプによって、このような選択の岐路に立たされたなら、これを積極的に「災い転じて福」の契機にしなければならない。
在韓米軍を完全に捕らえておくため、毎年1兆3800億ウォン(60%)を恒久的に追加負担するよりは、むしろそのお金を他の場所で使うのが賢明だといえる。
まさに自衛的核武装を含む自助策である。
韓国はトランプに向かって、「在韓米軍の相当部分が撤収していくことに反対はしない。ただし、自助策に必要な期間として5年ほどの猶予がほしい」というカードのようなものを提示しなければならない。
たとえば5年間で毎年1兆3800億ウォン(米国負担在韓米軍の経費)を韓国が内部自己救済策(自衛的核武装など)用意する経費に使うことを了承してくれという要請である。(トランプは韓国の自衛的核武装に反対しない立場である)
そしてその後(5年後)は、韓国が正式に残りの分担金(60%)を米国に支払うか、または、もしかしたらそれが難しい場合は、在韓米軍の60%の撤退を認めるか、どちらかを喜んで受け入れるというオプションである。

こういったカードが実現すれば、韓国は初期5年間で約7兆ウォンに近いお金(1兆3800億×5年)で自助(自衛的核など)をある程度完成できる。
もし5年が経過した時点でも、自己救済策が十分ではない場合は、その時に米国に再度了承を求める方法もある(その時の米国の大統領は、他の人になっている可能性もある)。

結論として、5年以内に自己救済策が完成された状態なら、韓国は安保において一息つける。
自己救済策が完成したら、在韓米軍のかなりの部分が離れていっても、韓国が大きく動揺することはなくなる。
在韓米軍が存続するか、大部分が離れるか、いずれの場合だとしても、ゆったりとした立場になれるという話だ。

付加的利益もある。
以上の話は最終的に、理論上、韓国が今より毎年1兆3800億ウォンのお金を軍事費に追加負担しなければならないというシナリオである。
税金をさらに徴収するにしろ、不必要な支出を控えるにしろ、どちらかを、もしくは少しずつ両方を選択する必要がある状況である。
このような状況は、国民に初めての安全保障に対する現実に目を開かせ(税金負担=「自由はタダではない」)、無分別なばら撒き無償福祉執行にもブレーキ(不必要な支出抑制)をかける効果まである。
こういった効果を考慮すれば、もしカード(5年間、韓国の自己救済策のコスト認定)が米国によって拒否されても、韓国は追加費用を別途で投入する無理が続いても、自己救済策を放棄せず強行したほうが、長期的にみてはるかに良い選択だと見ることができる。
また米国の立場では、核能力を保有している同盟(韓国)をむしろ内心では歓迎する可能性も排除できない。

死ぬか生きるかという次元の「安保」への関心の増大は、死ぬか生きるかとは何の関係もない「過去の歴史」のようなものへの過度の関心を減らすという肯定的な効果もある。
韓国社会が徐々にそういう雰囲気へ流れていけば、あちこちに布陣した親北左翼の影響力も徐々に消滅していくだろう。
安全保障の概念がない指導者や国民が溢れている韓国の今日の現実を勘案すれば、トランプが当選するほうが、むしろ韓国には長期的にみて得になる可能性がある。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=134592&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*まだわかんないけど、トランプvsヒラリーになりそうだね。
日本に覚悟はあるのか。

核武装はバンダービルドさんの特殊な少数派意見ってわけじゃないです。
韓国はトランプが大統領になれば、核開発に向かう可能性が高いと思います。

日本に覚悟はあるのか。

ちなみに今のところ韓国の主要メディアはヒラリー応援体制ですね。
「ヒラリーは親韓派ニダ!」みたいなニュースを見かけます。
でもヒラリーの今の外交顧問は、↓このウェンディ・シャーマン。

【韓国の反応】ウェンディ・シャーマン米元国務次官「韓日慰安婦合意したので、オバマは広島に行け」→韓国発狂
【韓国の反応】韓国大混乱!「米国次官がパククネの姿勢を批判した」「事態の深刻さが分からない外交部」と韓国メディア

オバマがもし広島に来なかったとしても、ヒラリーが広島に来る可能性があるってことだね。


韓国人のコメント


未来指向(ハンドルネーム)
クリントンが大統領になれば、オバマの時とほとんど変わらないでしょう。
しかしトランプが大統領になれば、変化の風が吹くでしょう。
だから私はトランプが嫌いではありません。
選挙で重要なのは先行することですが、トランプがヒラリーを上回っています。


バンダービルドさんのコラム(一部)
【韓国の反応】ある韓国人の悩み「いつからか韓国の歴史教科書の記述が主観的で偏向していると思うようになり、信じられなくなってしまいました」