懸念されるパククネ大統領式の外交問題へのアプローチ
日本に映し出される韓国の様子

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから、井戸の外のバンダービルドさん。

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懸念されるパククネ大統領式の外交問題へのアプローチ

バンダービルド

パククネ大統領が30日、日本のマスコミ(朝日、毎日)を介して、慰安婦問題の「今年内解決」を日本政府側に促したことが分かった。
ところで、もし日本政府が今年内に解決しないとき、手厳しい対価を払わせる適当なカードがない状態なら、こういった「要求」は無視されやすい。
相手が弱小国ならともかく、日本のような国なら尚更である。
だから、外交相手に向けての、こういった「マジノ線提示型圧迫」は危険と負担が伴う。
懸念通り、これらのパククネ大統領の促しは、当日(30日)すぐに日本政府によって、「慰安婦問題に対する日本政府の立場は、これまで明らかにした通りだ」と「一蹴」されてしまった。

パククネ大統領の「慰安婦問題をまず解決しなければ、首脳会談をしない」という就任以来の代表的な「マジノ線提示型圧迫」も、今回の11月2日の会談で、すでに空手形として処理された状態だ。
最後まで貫徹もできない内容を掲げ、結果的に国家元首としての威信に傷だけがついてしまった。

雰囲気を見ていると、11月2日の会談で、パククネ大統領は安倍首相に向かって、慰安婦問題の解決を強力に促す態勢に見える。
問題は、異変がない限り、相手は以前の立場(「すでに解決」)から一歩も退かない可能性が、現在濃厚であるという点である。
大韓民国の国家元首が、実現の可能性もない「強力な要求」だけを無限に繰り返し叫んでいるが、結局は任期終了までそのまま流れていくと憂慮される展開だ。

30日の朝日新聞は、「パククネ大統領は、今回の書面インタビューで、慰安婦問題を解決するための韓国側の案については返答しなかった。日韓関係に横たわる歴史認識の問題をどのように規定するかについて、明確な戦略も言わなかった」と批判したことと知られた。 
11月2日の首脳会談で、安倍首相が、「それでは韓国が喜ぶ解決策は何か」と反問されないかと心配になる。

外交問題と関連する「マジノ線提示型圧迫」は、相手側に「屈服」や「降伏」をするよう要求(強制的に)する側面が強い。
なので、相手がかなりの弱小国か、あるいは相手国のリーダーや国民すべてが「卓越した良心の持ち主」や「道徳君子」だけで構成されているならまだしも、こういったアプローチだと、大抵の相手国は、気分を害する可能性が大きいと見ることができる。
韓国とのライバル意識が強く、ことごとに民族的自尊心がぶつかり合う日本に向けてそうすればどうなるか、これ以上言う必要もないだろう。

パククネ大統領より補佐官がもっと大きな問題と見る。
補佐官の無能は、国益の毀損に直結している。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=131502&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1







韓国人のコメント


未来指向(ハンドルネーム)
慰安婦問題の解決を望んでいるのは、日本ではなく韓国でしょう。
それなら、韓国が日本に求める条件があるはずなのに、私たち韓国政府は、私たちの要求条件を内心に隠してつつ、日本が先に解決策を出せと言っています。
これは、相手がどんな解決策を出したとしても、気に食わないと言って断って、私たちに有利な方向へと交渉を進めていこうという戦略のように見えます。
人道的問題を解決する方策について、両国が頭を突き合わせなければならない事案で、このような態度は不適切です。
そして、朝鮮日報に掲載された毎日新聞のパククネ大統領のインタビューを見ると、大統領が言った「韓日関係を悪化させたのは韓国政府ではなく、日本の誤った歴史認識」と言ってました。
私たち韓国は何一つ間違ってないと言い、日本の歴史認識のみが問題だと責任転嫁しています。
日本がその言葉に同意すると思いますか。
このような一方的な視野は、韓日関係の改善に何の助けにもなりません。

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日本に映し出される韓国の様子

バンダービルド

日本に向かって過去の問題の解決を促すことも重要だが、並行して、日本に映し出される私たちの姿がどんなものか、真剣に考えてみる必要もある。

30日の日本の毎日新聞は、パククネ大統領への書面インタビュー記事で、「日本は慰安婦問題の最終的な
解決を保証されることを願っているが、韓国政府はこれに協力する考えがあるのかという質問に、パククネ大統領は答えなかった」と伝えた。

現在の日本政府が、韓国側の慰安婦問題の解決要求に簡単に応じない理由のひとつは、「今回が本当に最後」という保証を韓国側がしないからである。
つまり、今回慰安婦問題を解決しても、今後も韓国は、政治的必要に応じて、再び日本に向かって「慰安婦問題」を提起するという懸念を日本政府は持っているのである。

過去に韓日間で、慰安婦問題と関連して、以下のような主要件があった。

-1965年の国交正常化時「請求権は完全かつ最終的に解決」

-金泳三前大統領「慰安婦の件はもう問題視しない」
 
-金大中前大統領「二度と慰安婦問題の件は取り上げて論じない」

現実的に、現在の日本政府の懸念は杞憂ではない状況である。
事情がこれなのに、慰安婦問題の解決にこれほどオールインしているパククネ政府に、どういった他の考えがあるのか​​、「今回が本当に最後」という確約もしていない状態だ。

このような韓国の態度は、日本政府に「なにをしても、再び慰安婦問題を持ち出すだろう」という不信だけを持たせる。
パククネ政府が真に慰安婦問題の解決をしたいなら、「本当に最後」という確約を早くして、確実に妥結しなければならない。

日本政府のこのような要求(「本当に最後という保証希望」)は、まるで、不動産売買における下段の特記事項として、例えば、「今回の売買契約が完了すれば、以降は売買代金を更に求めるなどの要求はしない」という、常識以下のフレーズに固執する場合と似ているように思われる。
こういったナンセンス「常識以下の要件」を日本政府がすることになるほど、日本に映し出される韓国の姿は、現在「不信(信頼不可)」なのだ。
相手を非難する前に、自らの姿も振り返る姿勢が必要である。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=131502&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*確約しても信用できませんけどね。


韓国人のコメント


・正しい指摘!

・アドバイスありがとうございました。
壁貼りが美しいです。
秋の葉のようで​​ね。
「お前がしっかりしろ」という言葉が胸に届きます。
万事栄えることを願います。
壁張り商売です。


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