反日ではない人が苦しむ日常の苦役

趙甲濟（チョ・ガプジェ）の超少数派サイトからバンダービルドさん。

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反日ではない人が苦しむ日常の苦役

●幼稚な表現●極度の自己中心的な論調●日常化した相対卑下●錯覚に近い憶測●慢性化されたロマンス/不倫式無理、がある。

今回のメルケル首相の訪日の成果を最も大きく享受したのは、ドイツでも日本でもなく韓国メディアだった。
メルケル首相の唇から過去の発言がこぼれると、すぐに韓国のメディアは「待っていた、この瞬間を！」という式に、願いが成就した感激を満喫するように、それぞれ大きなかきいれを享受した。

代表新聞といわれる朝鮮日報の11日の紙面を見てみよう。
すべてで36面ある（経済やヘルスなど、別セクションは除く）。
このうち、全面広告の13面を除くと、23面が残る。
メルケル訪日記事のタイトルを抜き出してみるとこうなる。

●「メルケル『日本、慰安婦を適切に解決しなければならない』」1面TOP（ヘッドライン）
●「朝日新聞と岡田、二日連続で『反安倍陣営』を訪ねたメルケル」3面TOP
●「日本、戦争を犯しておいて、自らを犠牲者だと美化」3面
●「ほとんどの日本メディア『メルケル苦言』を書かなかったり縮小報道」3面
●「反省の10年メルケル…ヨーロッパを越えて世界のリーダーへ」18面TOP
●「歴史否定の4年安倍…周辺国の悩みの種」19面TOP
●「メルケルが変わった」35面

さらに、関連記事の、
●「対米韓日外交戦の勝敗が分かれ始めた」の34面まで含めると、記事は全部で6面で全体の8件にもなる。

サイズも各紙面のTOP、またはそれに次ぐ大きさだ。
特に3面は、全面をその記事で満たした。
併せて、18、19面の場合は、それぞれTOP記事に「反省の10年メルケル…ヨーロッパを越えて世界のリーダーへ」「歴史否定の4年安倍…周辺国の悩みの種」という記事を両側に並べて配置して、「ドイツは素晴らしいが、日本は悪い」というコントラストを追求した。

全面広告やスポーツ、料理関連面などを除いた全体の紙面の30％以上が、このようにメルケル訪日の記事で満たされている。
まるで壁紙を張るレベルに近い。
世界のニュースに詳しくない誰かにこのような新聞を見せれば、今回メルケルが訪れたのは、実際には日本ではなく私たちの韓国だったと言い張っても通じるほどだ。
メルケルが訪問した日本の新聞でさえ、ここまでの量ではなかった。

しかも、量自体も呆れるが、記事の質はさらに呆れる。
今回の、日本、ドイツ間の新関係模索についての韓国（朝鮮半島情勢）に与える影響や、これに伴う対策などを扱う類の記事はほとんど見えない。
記事の多くは、「反省しなくて怒られる日本よ、これを見ろ！」というレベルの低いメッセージ一色である。
歪曲もひどい。
ドイツと日本は状況が違うという議論はともかく、例えば19面TOPの「歴史否定の4年安倍…周辺国の悩みの種」というタイトルは、適切な表現で言うと、「…韓国と中国の悩みの種」と書いてこそ正しい。
日本と仲が悪いのは韓国と中国だけであって、周辺国全体ではないからである。

ロマンス/不倫式（＊私がすればロマンス、他人がすれば不倫）のごり押しも見える。
3面には「ほとんどの日本メディア『メルケル苦言』を書かなかったり縮小報道」とあるが、「周辺国は（ドイツの謝罪を）受け入れてくれた」という趣旨の、韓国と中国を念頭に置いたメルケルの発言は、最初から書かないか、一部のメディアは最初にちょっとだけ説明したが、今は完全に覆って抜け落ちた状態だ。

国内メディアのこのような式の報道は、過度の反日に包まれた多くの韓国人の心を非常にすっきりした気分にしてくれる。
このような現象は、国内のマスコミが継続してこういう報道を続ける現実的な理由となっている側面もある。
しかし、反日に包まれていない人の立場では、率直に言って、苦役といってもここまでの苦役は他にない。

●幼稚な表現（「ブルブル震える安倍」「安倍よ、見たか？」…）
●極度の自己中心的な論調＝韓国中心天動説（日本のみが歴史を直視して、韓国はしなくてもいいという式…）
●日常化した相対卑下
●錯覚に近い憶測（「日本政府、うろたえる」などの表現をよく動員するが、実際のところ日本政府は落ち着いている場合がほとんどである…）
●慢性化したロマンス/不倫式ごり押し（＊私がすればロマンス、他人がすれば不倫）など

これらの非常識と不合理、非正常が、国内メディアの日本関連の記事の中に溢れている。
もちろん過度な反日に包まれた多くの韓国人は、こちらの側であり、既に自然に免疫ないし内在化された状態であるため、様々な反日性の記事にについて、何らかの異常を（気配も）感じていないのが現実である。
反日に包まれた多くの韓国人は、気楽で自然な状態でよく過ごしているのである。

しかし反日に包まれていない人の場合、事情はガラリと変わる。
一種の苦痛を感じるようになる。
明らかに違うもの（常識的で理性的で通常のもの）が他にあることを知っているため、国内メディアの反日性の記事に触れることが、本当に苦役でしかなくなる。
さらに、これらの記事に接した「無垢な」韓国人が嘆きながら言い放つ「洗脳されていて真実を知らない日本！」「指導者（安倍）を間違って選んだ日本国民！」という類の反応にまで遭遇したら、その苦役は本当に無限に加重される。

記事自体が与える苦役も苦役だが、周辺から聞こえてくるいろいろな種類の錯覚性の誤判が、苦役に苦役を加重させるのである。
かつて、天動説が大勢をなした社会の雰囲気の中で、地動説を堅持した一部の人間が経験した苦役というものは、おそらく、今日の韓国内で反日に包まれていない人が苦しむ苦役と似ているのではないだろうかという思いさえする。

不合理と非正常が束になっている反日性の記事は、韓国の地にあまりにも「圧倒的に」溢れているため、反日に包まれていない誰かがいちいちこれらを追いかけて、過ちを指摘するには、現実的にはあまりにも力不足である。
最終的に、このような現実のために、日本関連の国内報道に関するに限っては、すべて目と耳をふさいで生きることが、反日に包まれていない人が韓国の地で生きていながら取るべき「生活の知恵」なのかも知れない。

この点で、日本に関する限り、韓国の地では、「知らないことが薬」（＝反日に包まれていない人々が不快を感じずに生きていける状況）であり、「知ると病気になる」（＝反日に包まれていない人が苦役を体験しながら暮らしている状況）という言葉が成立しても不思議ではないようだ。

バンダービルド

引用ソース
 http://www.chogabje.com/board/column/view.asp?C_IDX=60322&C_CC=BC

＊韓国における「ドイツガー」報道の質と量のすさまじさは、韓国ウォッチャーをしてる人でも体感しにくい部分がありますが、このコラムは本当に分かりやすいですね。異常でしょ。
異常性に気づかないから「ほとんどの日本メディア『メルケル苦言』を書かなかったり縮小報道」という記事が出る。
付け加えて言うなら、ネットで読める報道についても、使われてる写真が「メルケル首相の不機嫌そうな顔」「安倍さんから顔を背けてる瞬間のメルケル首相」など印象操作にいそしんでいるものが多かったです。
実際のところは↓これです。

【韓国の反応】ドイツ政府「メルケルが慰安婦問題の解決を促したという民主党の岡田発言は間違い。そんなこと言ってない」
【韓国の反応】韓国人「多くの韓国人が、メルケル首相が日本攻撃のために長い道のりを飛んできたと錯覚している！」


さて、「苦役を感じながら暮らしている韓国人」がどのぐらいの割合でいるんでしょうか。
シンシアリーさんは間違いなくその一人でしょうね。
でも私は、ほぼ大半の韓国人が苦役など感じないと思います。
「日韓友好を本気で望む韓国人」ですら、この手の報道に快楽を感じてたり、溜飲を下げていたりする。あるいは何も感じてないでしょう。
反日報道が空気化している韓国の現状です。

前回記事で紹介した↓下の動画のなかで、「ヘイトを批判する団体」が韓国の書店を取材して、「韓国では反日の本など出版されてない！」と主張されているという話をしてたと、花田編集長がおっしゃってました。
理由は簡単ですよ。彼らにとって反日は「空気」だからです。
間違いなく出版はされてますよ。日本に関わる話のほぼすべてに「ヘイト」が混入されてるでしょう。でも大半の韓国人は、混入に気づきません。「空気」を意識しないのと同じです。
だから韓国人は堂々と「我々は反日の本なんて出版してない！」と本気で言えるんです。
憎しみに満ちた本を出して「ヘイト？違う。これは歴史の真実を書いた本だ！」と言えるんです。
そういう仕組みにすら気づかないで「韓国では反日の本など出版されてない！」と主張している「ヘイトを批判する団体」は本当に愚かです。彼らはまずはきちんと学ぶべき。きちんと読んで「相手の主張を正確に知る」ことからはじめるべきです。うちのブログでも読めばいいのにね。知らないと、正しい批判などできません。 
少なくとも朝日新聞を徹底的に批判してきた保守の学者さんたちは、朝日新聞を徹底的に読んでますよ。 
私も同じです。韓国を徹底的に批判してますが、「韓国の主張」を徹底的に調べてます。 
うちのブログを読んでもらいたいですね。毎日タダで読めますよ～笑






韓国人のコメント


・・メディアが特定の国とその国の首相に対して、刺激的な言葉で嫌悪感を扇動するのが正しいことでしょうか。
韓国人なら、そのような論調に無条件に共感すべきだというのでしょうか。
メディアはバランスの取れた記事を書かなくてはならない。
朝鮮日報自らが、創刊95周年の社説で述べていた「バランスのとれた記事」というのは、日本相手だと適用されない徳目のようです。
これだから日本は、「韓国とは重要な価値を共有していない」と意思表示をしたのでしょう。 


・親日のバンダービルドは、1億2千万人の日本の援軍があるというのに、どうして苦役なんですか？
その程度のこと、5千万人から叩かれても、その倍以上の人間が称賛してくれるのに、足りないのですか？
いっそISに参加してください。
これによって、10億のイスラムが歓呼するでしょう。
子供がいるなら、子供たちも一緒にISに送って戦死しなさい！


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