米-日-オーストラリアの軍事同盟の強化が何を意味するのか
趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから。
反応はないですが、最近の流れが非常によく分かる。
韓国の元海軍作戦司令官の寄稿ですが、必死さが見える記事でした。
米-日-オーストラリアの軍事同盟の強化が何を意味するのか米国が日本にミサイル防衛システムを構築している。最近の日本のマスコミは、日-米-オーストラリアの密着関係を記事にしている。韓国を除く3カ国が、対中包囲網を順調に進めている。米国の保守派からは、在韓米軍撤退論まで浮上している状況である。間違った内容ではない。中国が、増強した海軍力をもとに、海洋覇権を追求している。中国は2015年までに1000km(第1列島線)内の海域を排他的に制御し、2025年までに2000km(第2列島線)まで拡張する計画である。
【韓国の反応】米国「在韓米軍を韓国から撤退させろ!」~ワシントンの一角でずっと提起され続けている「駐韓米軍撤退論」↓左の赤線が第一列島線、右の赤線が第二列島線韓半島の核心海上交通路は、列島線内に含まれる。そして、済州島・離於島などを含む防空識別圏(CADIZ)宣言、西海EEZ主張、離於島の管轄権主張、尖閣列島の領有権の主張、南シナ海のサンゴ礁への軍事施設建設、周辺海域での他国の船舶利用禁止措置などである。これは国際法に違反する重大事案で、米-日-オーストラリアはもちろんASEAN諸国とインドなどが対策の樹立に忙しい。このような現象は、中国が2006年秋に離於島の管轄権を主張していたときから予見されたことである。当時のアメリカは、日本・オーストラリアと三角軍事同盟を締結して、2+2(外務、防衛)と海上訓練を定例化している。この時の私たちは、韓米連合軍司令部解体(戦時作戦統制権の転換)を推進しており、参加しなかった。中国南京大学の朱鋒博士は今月4日、ミレニアムソウルヒルトンホテルで開かれた韓国海洋戦略研究所主催「平和な西海のための韓・中の海洋協力フォーラム」で、「米国は、海洋大国(Sea Power)で覇権を維持している。だから中国は、海洋大国に進むのである。米-中の衝突の可能性は残っている。中国は、離於島問題を懸念している。済州海軍基地の米軍使用の可能性を警戒する。西太平洋での米国の任務は終わった。日本海軍が黄海に来る可能性がある。今、韓国と中国が秩序を維持しなければならない。韓国と中国は友人で、安保パートナーにならなければならない。戦略的対話が必要だ」と主張した。脅迫性の発言が含まれている。フォーラムには、朱成虎 中国人民解放軍の現役少将(国防大学)が、第2セッション(西海の海洋安全と海洋安全保障協力)の司会者として参加した。米-日-オーストラリアの最近の動きは、次のとおりである。➀米国が日本にミサイル防衛システムを構築している。米国が北朝鮮の弾道ミサイルの精密な追跡と迎撃のための「指揮統制と戦闘管理通信(C2BMC)」システムを日本に導入することにした。米国は日本に高性能TPY-2(Xバンド)レーダー基地2基を配置したのに続いて、イージス艦や無人偵察機グローバル-ホークまで派遣しており、日米ミサイル防衛(MD)システムの協力に加速度がついている。米国のジェームズ・サイリン ミサイル防衛局(MDA)中将は6月11日、下院歳出委員会国防小委に提出した「2015年度国防予算案」報告書で、「MDAはXバンドレーダー基地2基の複合運用を通じたパフォーマンスの向上のための新しいC2BMCシステムを、日本に導入することにした」と明らかにした。C2BMCシステムは、Xバンドレーダーの探知用センサシステムのパトリオット(PAC-3)ミサイル迎撃システムなどを効果的に統合するための戦いの管理から通信システム、指揮統制を網羅する総合概念である。サイリン中将は報告書で「米国は、2006年青森県空軍自衛隊車力基地配置に続いて、今年末までに、京都府京丹後市の経ヶ岬にXバンドレーダー基地を追加配置する計画」とし「北朝鮮から発射される弾道ミサイルの追跡のための検出能力の向上が期待される」と述べた。米国は今年6月から10月までに、日本の青森の三沢で、在日米軍基地にグローバル-ホーク2台を配置して、毎週二回ほどアジア・太平洋地域で偵察活動をしている。米・日は、日本国内のミサイル防衛能力強化の名分で、北朝鮮の弾道ミサイルへの対応を打ち出しているが、隠れた本音は中国を牽制し、中国との有事の際に備える布石だと専門家は見ている。➁日本に日米連合作戦指揮部を設置することにした。両国政府は、中国の海洋進出強化と北朝鮮の核・ミサイル開発を考えると、平時から緊密な協力をしなければならないという判断の下、常設指揮部である「日米共同調整所」の設置案を推進していると、共同通信が6日に報道した。両国は、今月下旬に発行する日米防衛協力指針(ガイドライン)の改正案の中間報告書に、このような内容を明記する方針である。米側は在日米軍司令部の幹部を、日本側は統合幕僚幹部(合同参謀)と陸・海・空の幕僚長幹部を、日米共同調整所に固定配置するという構想である。また、両国政府の国防・外交当局と民間空港と港湾を管轄する国土交通省などの関係者も、柔軟に参加できるようにする予定だと共同は紹介した。また、日米共同調整所を防衛庁の庁舎に置くことにした。1997年に改正された現行のガイドラインは、日本有事の際や朝鮮半島有事の際に、日米政府の課長級代表が出席した合同調整グループと、在日米軍と自衛隊の代表が参加する「共同調整所」を設置することにしたが、常設機関ではなかった。これに先立って米国と日本は、2013年10月に東京で開かれた外交・国防長官連席会議(2+2)のとき、今年の年末までにガイドライン改訂作業を終えることにしていた。「日米共同調整所」は、韓米連合司令部の解体(戦作権転換)に備えたものである可能性もある。私たちの政府は、韓米連合司令部の解体を国策課題として推進している。ただし、解体日時を2015年12月から5~7年(推定)程度延期するという腹案だ。ロナルド・グリフィス元米国陸軍参謀次長は、昨年11月17日「在韓米軍撤退の最も最初の手順は、まずは戦作権転換になるものと考えられる」と明らかにした。陸軍大将出身で、韓国で二度勤務したことのあるグリフィス将軍はこの日、聯合ニュースとのインタビューでこのように述べて、「戦作権転換の後は、いわゆる『滑りやすい坂道(Slippery Slope)』になるだろう」と憂慮した。➂米-日-オーストラリアが中国の海洋秩序の妨害を共同で非難した。シンガポール第13回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)に参加した小野寺五典 日本防衛相は、チャック・ヘーゲル米国防長官、デビッド・ジョンストン オーストラリア国防長官と会談して、「力による一方的な現状の変更に強く反対する」という共同声明を、5月30日に発表した。かれらは「東シナ海と南シナ海での航行と飛行の自由を維持する活動が、お互いに利益となる」とし「緊張を拡大する活動を自制し、国際法に基づいて、主張を明確に展開するよう要求する」と中国を圧迫した。➃オーストラリアと日本の軍事協力が強化されている両国が今年6月に防衛産業協力を強化することに合意して、わずか3ヶ月でオーストラリアの次期潜水艦事業に日本が参加するという外信報道が相次いでいる。年末までに契約が成立するという報道だ。オーストラリアの潜水艦10隻(200億ドル)を日本の造船所で建造するという計画である。巡航ミサイル搭載の特殊部隊運用が可能な大型潜水艦(4000トン級)である。オーストラリアは、独自開発したコリンズ級潜水艦(3350トン)6隻を運用しているが、日本の潜水艦の優れた性能を重視した措置だ。そして、日本の海上自衛隊の艦艇が、オーストラリア近海でオーストラリア海軍と8月25日から9月12日まで海上訓練をしている。両国は、このような訓練を定期的にしていく。
【韓国の反応】日本とオーストラリア、軍事装備の輸出協定に調印、EPAも締結
【韓国の反応】韓国メディア「日本の海軍力は中国よりも上で、世界最強級」それではどうすべきか?米-日-オーストラリアが国際海洋秩序を守るため、対中国包囲網を構築している。対北朝鮮にも便利な包囲網である。中国は私たちに「西海EEZと離於島の管轄権の譲歩、韓米同盟脱退」を露骨に強要している。北朝鮮の核・ミサイル戦力は、日々増加している。安保情勢がこのように変化している。右往左往している余裕はない。政府は韓米同盟を強化しながら、中国の海洋秩序の妨害に対応する必要がある。私たち一国の力では難しい。米-日-オーストラリア戦線に参加することが望ましい。日本は戦争抑止のため、連合軍司令部の創設を推進しているが、私たちは連合軍司令部の解体をしているというのが正しい道なのか、再検討して欲しい。
【韓国の反応】米国「在韓米軍を韓国から撤退させろ!」~ワシントンの一角でずっと提起され続けている「駐韓米軍撤退論」
【韓国の反応】米陸軍「2016年の予算削減で、在韓米軍が韓国を守れなくなります」
そして政府は、一部の海外メディアの「韓国は韓米同盟から脱退して、中国に行っている」というような推測性の報道を払拭しなければならない。
【韓国の反応】韓国人「さまよう韓国外交、安倍の孤立ではなく、パククネの孤立?」キム・ソンマン予備役海軍中将(退役軍人管理局の諮問委員、元海軍作戦司令官)引用ソースhttp://www.chogabje.com/board/column/view.asp?C_IDX=57274&C_CC=BC
*韓国メディアが最近、日本にすり寄る記事を出している理由が分かりますね。
↓趙甲済(チョ・ガプジェ)のサイトからの過去記事(寄稿者の名前)
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>>んー…
でも問題は、慰安婦問題をどのように終結させるかなんだけど…みずきさんはどう思う?
朝日がたとえ捏造を認めたとしても、韓国がはいそうですかって素直に矛を収めるとは思えないし。
「日本政府が言論弾圧した」って言い出すのは目に見えてる。
「広義の意味での強制性はあった」「女性の人権」「人道的罪」を振りかざしたら日本が不利なのは明白。
あいつらは「事実がどうであったのか」なんて関係ないし。
海外ではもう「加害国日本」と言うもともとあった土台の上に、性奴隷国家としてのイメージが独り歩きしちゃってるからなぁ…アメリカの差別問題や女性の人権に対する態度は過敏すぎるぐらいだし。慰安所があったって時点でかなりイメージが悪くなってる。(事実如何に関わらず)
それを払拭するにはどうしたらいいんだろう?
「女性の人権」に問題をすり替えるなら、『じゃあ韓国政府は朝鮮戦争時の慰安婦たちに全て謝罪と賠償したんですか?』って聞き返せば言えばいいのかな?
韓国軍慰安婦の事実を広めるとか…
現代の売春婦たちの救済はやってるんですか?とか?
うーん…いい方法ないかなぁ。
私が思うに、「終結させる方法」を考えるからしんどくなるんだと思います。
発想の転換が必要だと思います。
「終結させようとする」のって、結局「落としどころを見つける作業」になりますよね。
歴代政権がことごとく間違ってたのは、両国が合意できる「落としどころ」を模索したことにあると思います。
私は韓国の過去政権が「落としどころに納得してなかった」とは思わないんですが、韓国の特徴は、「政権が変わると過去の落としどころなんてなかったことにして、またイチャモンつけはじめる」ことにあるので、適当なところで終結させたって無意味です。
以前も言いましたが、「100年かけて真実を繰り返し叫び続ける覚悟」が必要だと私は思います。
徹底的に向こうのメンツを潰し、「慰安婦問題の提起が韓国にとって損になる」ということを韓国に身に染みて実感させるまで、彼らはやめないですよ。
日本は逆方向で腹をくくる必要がある。
つまり、「終結させない覚悟」です。
たとえ向こうが妥協点を提示して、終結させようとしても。
本当に終結させないわけじゃなくて、そういう覚悟ね。
「終わらせたい」と思ってるほうが負けますから。
日本が負け続けたのは、日本側が嫌がって、必死こいて「終わらせよう」としてたからで、そこにつけこまれたんですよ。
日本が嫌がってやめたいそぶりを見せたら、韓国はむしろ大喜びで、顔をテカテカさせながら攻撃してきます。
日本は今回はじめてファイティングポーズをとりましたが、まだ攻撃の一つもしてません。