安倍首相の駐日米軍発言の裏面

またまた趙甲済(チョ・ガプジェ)のサイトのコラムから。
少数意見です。
あとこのサイト、すべてが趙甲済のコラムじゃないですよ。
毎回記事の後ろに執筆者を書いてるので、そのへんもチェックしてくださいね。

↓この件です。

【韓国の反応】安倍首相「半島有事の際、在日米軍の出動には日本政府の了解が必要」→韓国「嘘だ!在日米軍は自動投入される!」

0525ohtani-001



安倍首相の駐日米軍発言の裏面

最悪の場合、日本が(韓国に)「恨み」を抱けば、駐日米軍運営と関連して、こういった法などをありのままに(教科書的に)硬直的に適用することで、「粉唐辛子」をばら撒くこともあるという意中を、安倍首相が今回表出したものと見ることができる。 

日本の安倍首相が、「韓半島有事の際、日本の了解なく駐日米軍は出動できない」という発言をして、韓国の国防部などの関係者が「それは違う」と反論した。
年間6兆ウォンほどの大きな金額を駐日米軍用の防衛費として分担している日本の寄与度(影響力)は大きいが、駐日米軍の朝鮮半島投入には大きな問題がない。
安倍首相は1999年に日本が制定した「周辺事態法」を根拠に、今回の発言をしたようだ。
しかしこの法の根本的な趣旨は、韓半島有事の際、敵と戦うことになる米軍の(後方)のサポートを容易にすることを目的としている。
安倍首相の発言は、これらの法令の内に含まれるテクニカルな手続きについて言及したものと見ることができる。
駐日米軍は、ベトナム戦や湾岸戦が示すように、日本の了解や同意なしに日本地域を外れて作戦を実行した戦力が既にある。
結局日本は朝鮮半島有事の際、駐日米軍のサポートを妨害することもできないし、邪魔する可能性も現実的にはほとんどない。
ただし、最悪の場合、日本が(韓国に)「恨み」を抱けば、駐日米軍運営と関連して、こういった法をありのまま式に(教科書的に)硬直的に適用することで、「粉唐辛子」をばら撒く可能性もあるという意中を、安倍首相は今回、表出したものと見ることができる。 

したがって、今回の発言を額面通りに受け止めて、駐日米軍出動の可能性がどうなのかを問いつめることは、問題の本質ではない。
それよりも、韓国の同じ陣営にいながら、米国を同じように同盟とする隣人日本の国家元首が、我々の主敵(北韓)が誤解する可能性のある敏感な発言をなんの遠慮もなく言ったという点が、今回の件の本当の問題だと見ることができる。
つまり、韓日関係は実質的に今、「大引け」レベルにまで到達しているという点が、まさに問題の核心なのである。 

一部の国内メディアは、安倍首相の今回の発言は、自国内の保守性向の支持層を意識したものだと報道した。
報道のとおりなら、安倍首相は支持基盤の拡充のために、隣接した友好国に発生する可能性のある安全保障上の波紋などを全く考慮しないまま、慎重ではない行動をしたという話になる。
しかしここで、こういった安倍首相の態度を批判ばかりするのは容易ではないようだ。
なぜなら、相手国をターゲットとみなして、自国内の世論を意図する方向に追い込むこういった手法は、実際には我々の方が日本よりもはるかに多く駆使してきたことを、率直に言って否定するのが難しいからである。 

今回の安倍首相の発言は、「韓国をもはや心配する必要がない」という日本の本音が本格的に表出されて出てきた現象の一つだと把握することができる。
最近の代表的なものだけを見ても、 

①ためらうことのない対北アプローチがそうで、 
②外交慣例を無視した談話の検証がそうで、 
③今回の駐日米軍関連発言がそうだ。 

さて、ここで冷静に考えなければならない事項は、「手のひらを打ってこそ音がする」という平凡な真理だ。
日本のこのような最近の行動は、それぞれ韓国の、 

①露骨な対中アプローチと 
②歴代政府が謝罪して外交的に一段落した慰安婦の件の過度の再点火、 
③集団的自衛権と自衛隊行事への神経質な抵抗感

があったことを、率直に言って否定するのは難しい。 

韓日間のこういった式の攻防は、お互いが「互恵平等の原則」(目vs目、歯vs歯)の段階に入ったことを示す現象に相違ない。
両方がお互いに、我慢できない状態になったのだ。 
どちらか一方が他の一方を非難する立場ではない一種の両非論的な状況に陥ったのだ。
お互いに違いがあるとすれば、比較的その中で非対称的な優位性(韓国攻撃、日本の防衛or無対応)を享受してきた韓国の側が、これらのゲームルールの変更に伴う適応において、そのジレンマがはるかに大きくなるだろうという点だけである。 
「日本なら、そうしても構わない」式の過剰な「債権者意識」で押し付けてきた過去の過剰な方式は、「普通化された日本」には、もはや通すのが難しいという意味だ。 

冷静に国際秩序を考えると、今私たちが選ぶことができるオプションは、どちらかだ。 

まず、今までのように、日本に関連する事件には感情的にぶつかっていくというのがそのうちの一つだ。
いつもの感情(反日)を継続的に充実させることができるという利点がある反面、今回の安倍首相の発言のように、外交安保、経済など、さまざまな方面での継続的な対立を避けるのが難しくなるという欠点がある。
併せて、相手が以前のように「柔らかくて与し易い」状態ではもはやないという点が、追加の負担要因となる。 

他の一つは日本を、私たちの安保や経済などのスポンサー(orパートナー)とみなすものである。
本当の意味での互恵平等(Give and Take、Win-Win)を追求することである。
これによる利点は、いちいち一覧する必要もない。
ただしこの場合は、今まで享受していた「過剰な反日」をたくさん和らげなければならないという一種の「痛み」が伴う。
これは禁断症状と同じだが、健康のためにタバコ(過度の反日)をやめるように、将来のために、いつかは一度実行する必要のある儀式として、耐える価値がある。 

この二つのうち、どちらが望ましい方向かは、率直に言って、みんなが知っている。
ただし、ままならない私たちの「感情」が、その道に進めないよう頑なに阻んでいるのだ。
確実なのは、「誰かを過度に憎む仕事」のために、「安保」で損をし、「経済」で損をして、「対外イメージ」で損をするなどの「非理性的パターン」は必ず脱しなければならないという点である。
隣人を憎みその隣人と不和することが、一日二日なら時々あることだが、過去70年そうしてきたのに、また同じようにしようという式なら、本当に困る。
これは正常ではない。
まるで正常なように認識されているが、実際には非正常である。 
「過度の反日」は、正常のように見えるが、実際には非正常なものである。 

非正常な国家が特別にあるわけではない。
非定常状態(過度の反日)があまりにも長い間持続したせいで、いつの間にか非正常国家になってしまったということであろう。

バンダービルド

引用ソース
http://www.chogabje.com/board/view.asp?C_IDX=56573&C_CC=AZ

*以前私は「反日は麻薬だ」と言いましたが、それを証明してくれるような話ですね。
反日は気持ちのいいものだったんです。
正義の顔をして「悪の日本」を糾弾できるという気持ちよさ。そのたび謝罪してもらえるという気持ちよさ。
他の大国だとしっぺ返しされるけど、日本はサンドバッグになってくれるので安心して叩ける。
「米国でさえ顔色を見なければいけない日本に、堂々と声を出せるのは韓国だけ!!」「我々は自分より強い大国に媚びない!!」←事大国であるというコンプレックスを解消してくれる存在が日本であり、反日という行為だったんです。
この麻薬は気持ちよくて手放せるものではないです。「被害者」になりたい韓国人の情緒とも非常によく合う。



韓国人のコメント


・私たちの意識の下には末那識(Manas識)があり、その下には含蔵識がある。
すなわち一切種子識という、まるでコンピュータのハードディスクのように保存される意識がある。
理性では到底受け入れることができない詭弁や、とんでもない主張であっても、集団やマスコミ、または政府がこれを主張し続けたら、後にはそれを信じるようになって、意識にそのまま格納される。
それ以降は、理性的な判断なく、盲目的に「日本は敵、北朝鮮と中国は味方」このようになるのだ。
共産主義が意識教育をいかに重要視しているかを見れば分かる。 
*末那識(まなしき)だの含蔵識(ごんぞうしき)だの一切種子識というのは、仏教の話みたいです。調べようとしたけど、ちょっと調べただけで頭がクラクラしたのでやめました。笑


・問題の本質を脱して、勝手な文を書いてはいけません。
日本を敬遠するのは従北主義者たちで、それを除けば、大多数の国民は反日や反米や反中を希望しません。
すべての国と良い関係を維持することを願っています。
朴槿恵氏のことも、壬辰倭乱や植民地時代だけを記憶して反日をしている小児病的な人物であるとは考えられません。
現在の状態を反日だと評価するファンドビルダーさんの見解が間違っているのです。
第2次大戦後、日本は何度も政権が変わりました。
いつも今と同じ反応ではありませんでした。
朴槿恵政権が取り組む姿勢は、反安倍現象であって反日現象ではないという点を指摘したいと思います。
安倍政権が大韓民国の痛い傷に塩を塗り続けるから、このような現象が続くのです。
米国や中国も例外ではありません。
国家間の外交でも、常に相手への配慮が優先されるべきです。


・互恵平等は、戦争の口実として発生した民族の異質感をなくすものだが、単に人権だけを前に出しても構わないものだ。
しかし、民族の同質性を回復しようというおかしな論理で反日を選択する為政者には、難しい話だろうと思いますよ。


・ファンドビルダーさんの見解に、全面的に共感して同調します。 
朴槿恵氏は、国家の異常を正常化する前に、自分自身から正常化する努力をしなければならないと思います。 
安倍に会ったときにとった行動は、全世界に「大韓民国は礼儀をわきまえない国だ」と見られるようにしたのではないでしょうか?
敵と戦争をしている最中でも、協議は必要であり、握手はしなければならないのではないですか? 
本当に日本が恨みを抱いて米軍の出動を巧妙な方法で防ぐと、困難になるのは米軍です。
その結果は我々の損害です。


━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

安倍晋三日本首相の駐日米軍の発言は、「脱線」

友邦と同盟の管理が正しくなければ、こうなる。
理由と経緯はどうであれ、現実は現実である。
大韓民国は今起きた現実を直視して、対策を立てなければならない。

安倍晋三首相の脱線である。
偶然の事故としての脱線ではなく、反韓世論に迎合するために、自分で決心して軌道を離脱したものである。
国会答弁と呼ばれる形式ではあったが、安倍首相の発言は、韓日間が安全保障協力と善隣関係を維持するのに前提とされる最低ラインを無視した。 
 
もちろん日本側は、朴槿恵大統領が先に怒らせたと主張するだろう。
しかし、日本当局が公式に議論できる限界を超えている。
韓国政府は、日本政府が沖縄の普天間基地を日本国外に移転させようとするとき、朝鮮半島の停戦体制を守る国連軍司令部が管轄する基地であることを周知させなければならなかった。 
 
過去数年の間に、日本の官民からは、韓国が日本に敵対的(事実上の共産化、あるいは中国の属国、その他韓日の衝突)になれば、在日米軍の韓国支援を許可しなかったり、海上封鎖をするという「分別のないアイデア」が出て来た。
しかも、いわゆる在韓特派員出身など「知韓派」の中から… 
 
安倍首相の上記の発言は、そのような勢力の主張に、日本政府がすでにかなりの影響を受けていることを意味する。
日本社会から見れば、ミサイル防衛網も作らず、中国に色目を送り、平壌と「信頼プロセス」云々言いながら、日本には喧嘩をしかける韓国を、信じられない国、非常に嫌いな国になったのだ。
韓米同盟がなければ、手を出してやりたいほどに…
 
そもそも友邦と同盟の管理が正しくなければ、こうなる。
理由と経緯はどうであれ、現実は現実である。
大韓民国は今起きた現実を直視して、対策を立てなければならない。
韓米同盟の強化も必要だが、周辺国に大韓民国の覚悟を明らかにしなければならない。
まず国防費を大幅に増やさなければならない。 
 
独自の抑止力の建設も不可欠である。
お金をかけず投資もせずに、独立自尊を守る道はない。
後方基地なしで未開な全体主義、そして中華帝国主義と戦う覚悟、態勢を作ってみよう。

wicks(在日会員)

引用ソース
 http://www.chogabje.com/board/column/view.asp?C_IDX=56557&C_CC=BC

>>偶然の事故としての脱線ではなく、反韓世論に迎合するために、自分で決心して軌道を離脱したものである。
>>国会答弁と呼ばれる形式ではあったが、安倍首相の発言は、韓日間が安全保障協力と善隣関係を維持するのに前提とされる最低ラインを無視した。 

善隣関係維持のための努力をしていないのは韓国でしょ。 


韓国人のコメント


・数日前に、「ファンドビルダー」という趙甲済ドットコムの会員のとある方が心配していた文字通りのことを安倍が言った。
実現不可能なことをするのを「犬が吠える」と言う。
照準を合わせて何度も撃っても当たらないからと、適当に打ちまくるのは間抜けな行為だ。 


・日本に対しての話は、すべてが正当な主張である。
しかしそれ故に国防費を早急に増強しなければならないという主張は、あまりにも誇張である。 
確かに、国防費を増やして防御態勢を強化するのは、国防の第一歩である。
しかし過去50余年の間、国防費を増額して新兵器を無数に買い付けて軍事力を強化したし、その金額なら、本来はすでに北韓を10回踏み潰してしまえるほどの巨大な金額である。
ところが実際はどうだったのか?
せいぜい達成した結果といえば、星たちの(将軍という名の進級遊びしたやつら)後のことは考えないその場限りの享楽的な飲み食いになり、使い物にならない古物武器をむやみに購入して展示している、それが「軍備増強」だったのではないか? 
軍が盗むのを怖がって軍備増強をおろそかにするなんて、もちろん話にならない。
しかし、いつも新武器がどうのと戯言を言いながら、ろくにご飯も食べていない北韓の兵士と「戦うのは難しい」と毎日泣き言をいう将軍なんて必要なのかということだ。
このような非難は、本当は言ってはならないのだろうが、韓国は軍隊という組織全体が腐ってしまった。
もう50余年が過ぎたにもかかわらず、いまだに変わらず、能書きを垂れる軍の姿は見たくない。
だから、一度言ってみた。
まずは軍を先に完全に改革しなければならない! 

【韓国の反応】「韓国軍幹部が銃乱射現場から逃走していたことが判明」ついでに「北朝鮮が韓国軍でピンポンダッシュ」
【韓国の反応】韓国軍で性的虐待事件が、またも相次いで発生


・民族感情的に反日だけを言って、それで終わりなのが恥ずかしいです。 
実力が足りないから、口で大声で悪口を言うんです。
安倍の言葉は現実です。
米軍を済州島と巨済島に引っ張ってきて駐留させず、日本の領土に置いておけば、安倍が話をしようがしまいが、安倍の言葉が実行に移される可能性がある。
こういう現実をなぜ無視して、ごり押しをするのでしょうか? 
いい加減、頭を使って戦略を組みましょう。 
慰安婦問題についても、それなら丙子胡乱の時のファンヒャンニョはどう思うのですか?
彼女たちは、慰安婦よりもすばらしくて立派な待遇をされたのですか?
考えてほしい。
丙子胡乱は、中国がやったことではないのか。ロシアでしたか?米国でしたか? 
我が国が今でたらめを叫ぶ姿は、旧韓末と同じではないですか?
*ファンヒャンニョ(還郷女)→朝鮮時代、丙子胡乱当時に拉致されて清に連れて行かれ、その後帰ってきた女性のこと。帰郷した女性は、朝鮮国内では相当差別されたようです。

【韓国の反応】「毎晩泣きながら米兵を受け入れた」→韓国人「韓国政府が補償せず、日本政府に謝罪と賠償を要求するなら、笑いものになる」【米軍慰安婦】


━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

安倍の日本内の米軍基地の役割の制限の発言に注目する 

これらの米軍基地は韓国の後方基地の役割。韓日関係が良好であってこそ、通常の動作が可能。
 
0525ohtani-001
日本の横田基地でジェームス・シャーマン在韓米軍の前司令官(UN軍司令官兼任)からUN旗を引き渡されているオーストラリア軍所属のルーク・C・シュトッドリー(Luke C. Stoodley、右側の人物)大佐の姿/出典:yokota.af.mi 


1、安倍晋三日本首相「日本の了解なく駐日米韓の半島への出兵はない」 

安倍晋三日本首相は15日の参院予算委員会に出席して、集団的自衛権の行使に関連して、韓国内の批判世論と関連して、「集団的自衛軍の行使範囲は極めて限定的であることを明らかに理解してもらいたい。日米韓3カ国の緊密な協力が必要だ」と述べた。 

安倍首相は、みんなの党の松沢成文議員の質疑に「米海兵隊は、日本から出て行く。これは事前協議の対象となりますので、日本が『了承』しなければ、韓国を救うために出動することはできない」と回答した。 

駐日米軍の韓半島有事の際の「軍事力投射(Power Projection)」の問題は、日本政府が関与することができない米軍(UN軍のメンバー)の固有の権利である。
これに対してイ・チャンヒョン韓国国防研究院(KIDA)国際戦略研究室長は16日、「文化日報」とのインタビューで次のように語った。 

「安倍首相の発言は、韓国が有事の際には、日本の後方基地が韓半島に重要な役割をするが、日本が協力しない可能性があるというメッセージであり、米国にとっては、有事の際の日本の役割も重要なだけに、米国から韓国に圧力をかけてほしいという意味が同時に含まれている」

イ室長は引き続き「日本と交渉を行っている北朝鮮にも、日本が韓国への圧力カードを持っていることを見せている」と付け加えた。
安倍首相が在日米軍の韓半島での展開と関連して、日本の「同意」ではなく「了解」という表現を使ったが、これは日本政府の権限を越えているということである。 

[参考]口頭了解(Oral Agreement):外交当事者の口頭による外交上の約束を意味する。国際法上、口頭でも法的拘束力があるものとみなす。これは、1933年4月5日、常設国際司法裁判所であったグリーンランドの所属をめぐるデンマークとノルウェーの紛争の判決で、デンマーク領にするという両国間の口頭による約束が有効と見なされて以来、確立された原則。国家間の合意等の意思表示の形式は、条約・協定・規約・憲章・交換公文・口上書・覚書・共同声明・共同宣言などであるが、文書の形をとるのが通例である(出典:「現代の時事用語辞典」)。 

2、在韓米軍司令官は、韓米連合司令官-UN軍司令官を兼任 

現在、在韓米軍司令官は、「韓米連合司令官」と「UN軍司令官」を兼職している。
UN軍司令部(以下UN司)は、韓米軍事同盟と米日軍事同盟を連結する「上位システム(上位体制)」である。
万が一UN司の地位に変化が生じた場合、二つの側面から韓米日の軍事的変化がくることになる。 

▲まずUN司が存在するため、米国はUN軍の一員として、北朝鮮の対南挑発(戦争勃発)時にUN決議を別に必要としない。
つまり、即時戦争介入が可能だという意味だ。
万一UN司が解体されれば、韓半島戦争勃発時にUN軍が動くためには、UN憲章第7章に基づいて、UN安保理の決議を経た後、再びUN軍を構成してUN傘下の多国籍軍を構成しなければならない。 

▲第二に、UN軍の一員として駐留している日本国内の米軍(7個UN司後方基地)の活動が制約を受けることになる。一般的に、UN司への日本の基地提供の義務は、UN軍の撤収時90日以内に終了するようになっている。 UN司が解体されれば、UN軍の基地使用権が破棄されるため、米国の太平洋「作戦計画5027(OPLAN5027:朝鮮半島の全面戦争の作戦計画)」の実行に大きな支障が出ることになる。 

現在はソウルにあるUN司後方基地を日本に置いている。
歴史的にUNは、6.25戦争が勃発した直後に参戦を決定して、司令部を1950年7月24日、日本の東京に初めて設置した。
停戦協定(休戦協定)が締結された後の1957年7月にUN司は東京からソウルに移された。 

その後日本には「後方指揮所」が別々に設立された。
日本での「後方指揮所」は、韓半島有事の際、UNが軍事力をサポートする拠点の役割をする。
現在日本国内のUN司後方基地の司令官は、6.25参戦国であるオーストラリア軍所属のルーク・C・シュトッドリー(Luke C. Stoodley)大佐である。
このような理由でUN司後方基地本部の建物の前には、アメリカの星条旗と日本の日の丸、そしてUN旗が並んで掲揚されている。 

3、米日安保条約に基づく駐日米軍の活動範囲は、「極東地域」 

米日安保条約は、1951年に締結(旧条約)され、以後1961年1月19日に改訂(新条約)された。
条約締結の概括的な目的は、「極東」において国際平和と安全の維持にある」と述べている。 

旧条約において、米軍の日本国内および近隣への配置の権利は韓米防衛条約と同じ概念である。
つまり、日本が米軍の駐留をアメリカに要求し、米国はこれを許諾する形式で、米国の一方的な権利を規定した。
しかし1961年に改正された条約では、これを「日本の安全と極東における国際の平和と安全に貢献するために、米国は軍隊、空軍と海軍による日本国内の施設及び区域の使用権を許諾される」と変更して、基地レンタルの性格に変えた。 

基地レンタルの性格は、新条約では日本が米軍の駐留を許可する形式であり、日本の独立性を反映した。
つまり日本は、米軍の駐留を認め、設備、エリアの使用を許可するとともに、米軍の施設-エリアにおいては、日本も防衛の義務を負うことになったのだ。
また、日本の施設及び区域は、極東の平和と安全のために米軍が使用できるようになった。 

基地貸与に関する事項は、別個の協定を締結した。
具体的には「米日の間の相互協力及び安全保障条約第6条の規定による施設及び区域と米軍の地位に関する協定」及び「付属合意議事録に関する交換公文」で「事前協議事項」を規定した。
「事前協議事項」は、①米軍の日本配置において重要な変更②米軍の装備の重要な変更③日本の施設及び区域を戦闘作戦行動に使用することなどである。(引用:キム・ヒョンギ、<在韓米軍の過去、現在および未来>、軍事論壇、1997、韓国軍史学会)。 

一方、前述したように、新条約(1961年改正)で、在日米軍の目的は、<極東の平和と安全を守るためのもの」と規定しているが、ここでいう「極東」とは、フィリピン以北、日本、韓国と台湾の統治下にある区域を含む日本の周辺地域を意味する。 

4、米日の韓半島有事「駐日米軍出動密約」 

米国と日本の政府間の密約を調べていた日本外務省専門家委員会は、米日安保条約改定時に<韓半島有事の際の、在日米軍の出動>と1972年の沖縄返還に先立って、「沖縄への核持ち込み」などを認めた2つの密約を公式に確認したとしている(出典:日本経済新聞2010年2月24日報道)。 

報道によると密約は、韓半島の戦争勃発などの有事の際、在日米軍が出動する前には、日本と協議をしなくてもよく、在日米軍基地を自由に使用するという内容だ。 

当初日米は、在日米軍が戦闘作戦に突入した場合、日米両国が「事前協議」をすることを約束したが、韓半島の有事の際には例外規定を適用することで密約をしたというのが骨子だ。
参考までに2012年基準で、日本には89個(52個は本土、37個は沖縄)の米軍基地が存在する。 

在日米軍は朝鮮半島有事の際、「迅速対応戦力」を送って、軍需物資を支援するなどの後方基地の役割を果たす。
具体的には日本本土の横須賀(海軍、駐日米海軍司令部の位置)、横田(空軍)、キャンプ座間(陸軍)、佐世保(海軍)をはじめ、沖縄の嘉手納(空軍)、ホワイトビーチ(海軍)、普天間(海兵隊)など7つのUN司後方基地が韓半島有事の際の支援任務を担っている。 

キム・ピルジェ

引用ソース
 http://www.chogabje.com/board/view.asp?C_IDX=56556&C_CC=AB


韓国人のコメント


・日本はまた立ち上がる。
アメリカは日本に騙されている。 

【韓国の反応】韓国人「米国はなぜこんなに頭が悪くなったのか…」~ワシントンにて小野寺防衛大臣が演説→米国「米国政府は日本を強力に支持する」


・日本の民主党政権時代に、その密約はほとんど効果がなくなったと、、、一部の日本のマスコミに出ていた言葉ですが…


・解放直後、二ヶ月もしない時期に出回った言葉、「ソ連にだまされず、米国を信じてはいけない、日本は立ち上がる」が訳もなく作り出されたお化けの話ではありませんでした。
安倍が間違っているというなら、習近平も間違っていると思います。
なぜそれが分からないのですか? 
安倍が差し出した手を無常に振り払うなら、習近平の手も無常に振り払わなければならなかったのです。
両方の中間にいなければならなかったということも分からなかったのでしょうか?


・私が安倍なら、もっとキツイ仕打ちをしてます。
差し出す手を振り払った女の先行きが大いに心配です。 
日本を甘く見ていたんだ。


・密約というのは文字通り、密かに締結されたもので、その密約が実際に存在するかしないかを、私達は正確に知ることができないのではないでしょうか。
むしろ米国が韓半島有事の際、在日米軍まで動かして韓国を助けようとするのか疑問に思いました。
米国の将軍たちの中には、いざとなったら韓国から撤退して、日本を守ろうという人もいるようだ。

【韓国の反応】ニクソン元大統領「日本人とドイツ人が最も能力がありダイナミックで活力ある国民」「朝鮮戦争は韓国ではなく日本を守るための戦争」


・韓国が親中反日だから、日本のやつらが一度殴るつもりでいるようだ。


・ベトナムとの約束も破ったのがアメリカです。 
その国を守るかは、価値と必要に応じて変わるだろう。

【韓国の反応】韓国企業50余りがベトナムのデモ隊に襲われる~反中国デモの過熱



パククネ政権の外交安保政策は「中国と米国とは親しくなって、バランスを調整しながら最大の利益を引き出す」「日本と北朝鮮に対しては、米中の協力を得て、強い圧迫を加えて態度を改めさせる」というものです。
で、もともとパククネを応援し強く支持してきたのは、このサイトに集う「親米保守」の連中です。
故パクチョンヒは保守派の神様のような存在で、その娘なわけですから。

で、改めて、親米保守は親日と非難されますが、けして親日ではないです。「用日」です。
あからさまに反日剥き出しだった初代大統領の李承晩を「米国と組むという神の一手を打った」という理由で保守派は支持してます。
パクチョンヒも日本から大金を巻き上げつつ反日教育を徹底させた大統領です
もちろん「富国強兵」という意味において、韓国の親米保守が李承晩やパクチョンヒを支持するのは、韓国の立場にたてば理解は可能です。
つまり「用日の思想」は反日のきつい左派よりも、親米保守の「親日派(実際は親日じゃない)」のほうがむしろ持ってる思想なんですよ。
用日そのものに善悪は言いません。米国もベトナムもオーストラリアもどの国も用日でしょうから。
韓国の問題点は、「用日」さらに「克日」という言葉が、「反日を乗り越えるため」ではなく、いつの間にか「反日の隠れ蓑のため」の言葉になってきているということ。


さらに韓国の親米保守が率直に「事実」に向き合えるかというと、けしてそうではない。
過去の自国民の大虐殺事件、保導連盟事件等とは向き合えない。
軍事独裁政権下でのさまざまな腐敗とも向き合えない。
ベトナム戦争でのライダイハン等、悪逆な自軍の行為とは向き合えない。
米軍慰安婦の問題とも向き合えない。
向き合えないのは、それらをしてきた主犯が「親米保守」のほうだからです。向き合えば基盤がぐらつくんです。
こういうものと向き合えるのは親米保守ではなく、政治的に対立してる「左派」のほうですね。もちろん韓国の左派には、北朝鮮のスパイのような人がたくさん混じってるでしょう。
この北朝鮮スパイの存在?が保守側のジレンマを生み、別に従北でない人間まで従北扱いして政治葛藤を複雑化させる原因になります。
軍事政権下では、北のスパイと言われて無実の人間が大量に虐殺されたといいます。ゆえに左派は、その行為に震えるほどの怒りを感じるでしょう。保守どもは性懲りもなくまた同じことをするつもりか、と。
韓国のこの対立は、まさに「答えがない」状態です。

や、一つだけ答えがあります。
それが「反日」です。
便利な「反日麻薬」を乱用し続けてきたのは、右派も左派も変わらない。
内部対立に疲れたり追い込まれたりしたとき、ふとそこにある「反日麻薬」に手を出すのが、韓国の政治家の常でした。


私は一見物事をきちんと理解してるかに見える韓国の親米保守連中も好きじゃないです。
日本の親米保守も似たようなものだといわれる方がいるかもですが、よくよく見れば、本質的に違うんだよね。
韓国人の「ウリナラ思想」と日本人の「身内びいき」が違うように、韓国の親米保守の「米国への事大」と日本の「アメポチ」は、似てるようでいて似ていない。むしろ「似てるからこそ見誤ってきた」んじゃないかなと思います。
けして日本の「アメポチ」は良いものだと言ってるわけじゃないので誤解しないでね。質の違いを言ってるだけです。



【韓国の反応】漫画で見る東アジアの国際情勢分析