日本産に匹敵する素材を開発する試みは「非効率の極致」(?)
米国は馬鹿だから日本産の素材をそのまま輸入していると思うのか?

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトからバンダービルドさん。

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日本産に匹敵する素材を開発する試みは「非効率の極致」(?)

バンダービルド

韓国政府は日本の半導体、ディスプレイ素材輸出規制に対抗し、毎年1兆ウォンを投入し、日本産の素材に匹敵する独自の素材を開発することを誓った。
半導体、船舶、鉄鋼などの製造分野でおさめたこれまでの成功体験をもとに、質の良い素材を開発すると意欲的である。
反日に透徹した相当数の韓国人たちも、これに鼓舞されたようだ。

半導体分野を例にすると、韓国と日本はこれまでWin-Winの関係だった。
製造技術に優れた韓国が半導体の完成品を担当し、基盤技術の優れた日本はこのような半導体製造プロセスに投入する素材を担当し、韓国と日本は相互利益を追求してきた。
優れた日本産の素材を元に、優れた韓国産の半導体が完成される構造というわけだ。

さて、日本政府の韓国に対する素材輸出規制措置として、こういったWin-Winの関係に危機がもたらされているところである。
問題は、このような危機が韓日間で非対称に現れるという点である。
つまり、日本の素材メーカーは、韓国に輸出ができなくなれば、ある程度の売上高の支障は避けられないが、他の諸国(米国、中国、台湾など)への輸出を増やせば重大な損失は避けられる。
一方で韓国の半導体メーカーは、日本産の素材を供給されなければ、高品質の半導体(スマートフォンなど)の生産ラインの停止を余儀なくされる。
日本産の素材に匹敵する代替材が、現在どこにも存在しないので起きる現象である。

この危機感から、毎年1兆ウォンずつ投入し、日本産に匹敵する素材を独自開発するとムンジェイン政権が出たのだ。
さて、素材産業が強くなりたいなら、まずは基礎科学を先に強くしなければならならない。
こういった基礎科学の水準を測る尺度として代表的なのは、ノーベル科学賞受賞の実績である。
ノーベル科学賞を多く受賞する国々(米日独など)が共通して素材産業に強いのは、このような理由だ。
ところが韓国はノーベル科学賞が一つもない。
素材産業分野は、意欲があればすぐに実が保証される分野では決してない。

素材を新たに開発するなら、まず最初にその素材を作る高価な機器を購入しなければならず、無数の実験を繰り返す特殊な環境も設けなければならない。
専門研究開発の人材も十分に投入されなければならない。
かかるお金と時間が並大抵ではない。

仮に韓国が長期間に渡って天文学的な金額を注ぎ込み、特定の分野の素材(例、半導体材料)を最終的に開発したとしよう。
しかし、その時のその製品単価(素材価格)は、かなり高くなる。
製品原価には、これまでの研究開発費や生産設備(工場)による減価償却費などすべてが反映されるからである。
安い値段を強制すると、素材を独自開発したその国内企業は滅びることになる。

もっと大きな問題は、その期間中、日本の素材メーカーが遊んでいるだけなのかという点である。
おそらくその期間で日本ははるかに高いレベルの新しい素材を開発するだろう。
しかも、これまでのノウハウをもとに、より安価な販売価格でだ。
この場合、韓国(国内メーカー)が独自開発した高価格の素材を購入することになるサムスン電子やSKハイニックスが生産した半導体と、更に高まった品質で値段も手頃な価格の日本産素材を購入した海外の競合他社(米国、中国、台湾などの半導体メーカー)が製造した半導体のうち、どちらの「製品原価が低いのか?」(=価格競争力に優れているだろうか?)

もう一つの問題は、素材開発は単純なものではないので、長期間天文学的な金額を注ぎ込んでも、必要な品質レベルの素材開発に失敗する可能性が濃厚であるという点である。
場合によっては特許障壁という伏兵も考慮する必要がある。
時間とお金をかけて熱心に開発したが、分かってみると他国のメーカー(日本など)が出願しておいた特許に抵触する(特許紛争)可能性も排除できない。

長期間の紆余曲折の末、辛うじて素材を開発したが、その瞬間に隣(日本)がそれよりもはるかに良い素材をはるかに安い価格で販売すれば、当然最悪の状態になる。
そして現実には、残念ながら、ほとんどそうなる(最悪)可能性が濃厚である。
私たち韓国が質の良い素材を作る能力が基本的にないわけではない。
しかしそのためにあまりにも多くの費用と多くの時間を注ぎ込まなければならないという非経済性(非効率)を甘受しなければならない。
ひどい言い方をすれば、一種の「バカ行為」(非効率の極致)に該当する。

投資(素材開発装置、実験室、研究開発の人材など)の必要もなく、すぐそば(日本)から質の良い素材を安価で便利に購入しつつ、私たちの長所である半導体製造技術と結合させて、優れた品質の半導体を作るのが最高であり最善である。
今までは見事にこのようにしてきた。
しかし残念ながら、今後は状況が良くない方向に変わった。
直接的には日本政府の決定のためだが、その根本的な原因はムンジェイン政権が提供した。

腹立たしいのは、ムンジェイン政権が今だにこの問題を自ら根本的に解決しようとせず、韓国企業に対して「バカ行為」(得意ではない「素材開発」をしろ=非効率の極致)をすることを促しているという点である。
ムンジェイン政権は自分たちの体面やこだわりが重要なだけで、このような「バカ行為」のせいで企業が怪我を負って国が崩れていくことなど眼中にもないようだ。
本当に災害としか言えない。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=157833&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1




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米国は馬鹿だから日本産の素材をそのまま輸入していると思うのか?

バンダービルド

日本が韓国向輸出を規制すると発表した品目のうち、半導体素材である「レジスト」(フォトレジスト)の韓国半導体メーカーの依存度が90%水準というニュースに、多くの韓国人が「今まで何をしていたのか?」 「素材開発に集中投資しなければならない」という反応をした。

ところで、日本産「レジスト」を輸入している規模(金額)の観点から見ると、米国は韓国の倍にもなる。
日本企業の「レジスト」の総売上高の割合は、アメリカ向22%、台湾向18%、中国向17%、韓国向11%の順である。

それなら、基礎科学の水準や素材産業の力量が韓国よりもはるかに優れている米国は、馬鹿だから日本産「レジスト」を輸入して使っているのだろうか?
多くの素材があるが、そのうち米国産のほうが品質に優れている素材もあるだろうし、逆に日本産のほうが品質に優れている素材もあるだろう。
そして、その中で「レジスト」という素材の場合、日本産の品質があまりにも優れているので、米国の立場では、日本産のレベルに匹敵する「レジスト」を独自開発するのに時間とお金を注ぎ込むのはエネルギーの浪費(非効率)と判断し、そのまま日本産を輸入して使うケースに該当するものである。

また通常日本は、中国のような非常識なスタイル(レアアース武器化横暴)とはまったく違い、常識が十分に通じる国なので、米国は安心して「レジスト」のような主要な素材を日本に完全に依存していると見ることができる。
実際、韓国もわずか数日前までは、このような米国と同じ立場だった。

さて、基礎科学的に見ても、重要な素材の開発能力から見ても、韓国より数倍は優れている米国でさえ、日本産の素材(例、レジスト)を独自開発するのはエネルギーの無駄だと考えてやっていないのに、今韓国は、いったいどんな自信があるのか、日本産の素材に匹敵する素材を独自開発すると意欲を燃やしている。
米国はこのような姿の韓国を見て、このように考えるかもしれない。

「私たち(米国)ですら日本産を輸入してそのまま使っているのに、日本を真横に置きながら、成功の保証もない素材開発にあえて時間とお金を使おうとしている韓国は理解不可だ!」

ムンジェイン政権の経済副首相という人は、日本と円満な妥協を通じて問題を解決するつもりは全くなくて、公然と「私たちも日本に対して様々な措置で対抗する」という趣旨の発言を4日にした。
韓国経済に責任を負うべき経済首長が、韓国経済と韓国企業が困ろうが、最後まで行ってみようというように出たものである。
このように民生は全く気にしないムンジェイン政権の狂気には、もう言葉も出ない。
昔も今も家長が無能で狂っていたら、その家族は死ぬほど苦労するようになっている。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=157842&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1



*日本の動きを受けて、バンダーさんが嬉しそうに(?)帰還してました。
約二ヶ月ぶりです。
嬉しいです。
もういなくならないでほしいけど、またいなくなるんだろうな。