東海には命をかけて、西海には何も言わない奇妙な民族主義
歴史的根拠はなく、ただ外交力

0H2RbwtAHXkU51a1533368648_1533368988



東海には命をかけて、西海には何も言わない奇妙な民族主義

罪刑法定主義

東海(East sea)を最近トランプが日本海(Sea of Japan)と言ったことで、韓国の新聞にこの件についての記事がどんどん出てきてうるさい。
これについてメディアがどんどん記事を書いている理由が分からない。消耗的だからだ。
30〜40年前は、東海/日本海併記問題についての新聞記事はなかった。

ただ日本は日本海と呼び、韓国人は東海と呼んでいて、それで納得していた。
1990年代初めまでは、実際、韓国と日本はそうして過ごしていた。
中国、ベトナム、フィリピンなど、お互いに接している海は、その国ごとに呼ばれる名称が違う。
そして、だからといって、他国に向けて、国際的な英語の名称を併記するようにという戦いなどしない。
それぞれの国で分かりやすいように呼んでいる。
そんなことで相手国に外交摩擦を起こしたりはしない。

30〜40年前、韓国人たちは西海を黄海と呼んでいた。
韓国人が西海と黄海を使用する頻度は、その時点で同じぐらいだったような気がする。
しかし今、西海を黄海と呼んでいる韓国人はほとんどいない。

問題は、21世紀に入ってからだ。
韓国の国力が強くなったからだろう、中途半端な人間が家の系図を探し始めるように、「国際的に東海を日本海と併記しなければならない」と韓国は大きな声で主張し始め、外交的摩擦を起こし、韓国メディアもそれを記事化した。
こういったことの心理的底辺には、「日本は甘い」という根拠のない韓国人の考えがある。
韓国を除いた他の世界の国は、どの国も日本を甘いとは考えないのに。

ところで西海が国際的にはYellow sea(黄海)と呼ばれていることについて、韓国人は一言もいわないでいる。
中国に、これを黄海と併記しようと口に出すこともしない。
西海をYellow seaと中国人や世界の人々が呼称しているのは、黄河(Yellow river)が西海に流れ込むことに関連している。
とにかく世界地図にはYellow sea(黄海)だけが独占で英語で明記されているというのに、韓国人は、中国や国際機関に言いがかりをつけていかない。
国際的に西海は黄海という一つの名称だけで使用されていて、韓国人は何も思わず、昔からそれをそのまま受けいれている。

中国に屈従して過ごしていた李氏朝鮮時代は、黄海という名称こそが自然だと思ったのか、京畿道北部の行政区域は「黄海道」だった。
黄海と接する道という意味である。
「西海道」という名称であるべきだったなんて、韓国人は思ったこともない。
もし朝鮮半島が統一されて、今行政区域を作ったら、黄海道という名称は使わないだろう。
黄海という名称を韓国人は今はほとんど使わないのに、統一韓国で黄海道という行政区域を使うわけがない。

21世紀に入った今、西海を黄海とは呼んでいない。
西海/黄海を国際的に併記するとか、西海だけを国際的に使うのが不可能なら、今のように静かに、私たちは黄海という言葉を使わず、西海という名称だけ使えばいい。
東海だって童謡である。
すべての国際地図に日本海と併記することができないなら、併記する努力は続けたとしても、それについて隣国の日本への敵意を造成する必要があるだろうか?
中国は甘くなく、日本は甘いから、中国には西海を強要できないが、日本には東海を強要しよう?
果たしてこれが賢明な処置なのか? 

引用ソース
http://www.chogabje.com/board/column/view.asp?C_IDX=83390&C_CC=BC


*途中までの論旨はいいのに、結論がおかしい。
この理屈だと、「西海/南海」の併記の努力も同時に続けてこそ論理的整合性がありますが?





━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

歴史的根拠はなく、ただ外交力

未来指向

朝鮮日報は、安倍叩きで一貫していた朴槿恵政府時代とは異なり、最近になって、韓日関係が心配だと言いながら、適切に管理しなければならないという趣旨の記事や論説を載せたりしている。
しかし辻褄が合わない話をするときがよくある。

19日のイムミンヒョク論説委員のコラムもそうだ。
コラムの筆者は、東海/日本海表記問題は、慰安婦と徴用工に続くもう一つの韓日関係の雷管と言った。
雷管というのは、間違って触わると爆発するものであり、この問題は、ややもすると韓日関係を破綻に追い込む危険性があるということだ。

そう表現しておいて、イム委員は「叩けばドアは開かれる」という主張を展開した。
彼の文章の全体の趣旨は、「すでに決められた日本海という名称にけちをつけず、一歩退いて韓日関係の悪化を防ごう」というものではない。
トランプが「日本海」と発言しても、それは不変の法則ではないので、ずっと外交的努力を傾けて、トランプが韓国に来たときは「東海」と言わせるようにしようというのがコラムの趣旨だ。
このようなことを書くぐらいなら、朝鮮日報は、いっそ韓国と日本は断交するようにという社説を書くことを勧める。

コラムはまた、「東海」表記が併記または単独表記する必要がある理由について「国民情緒上」としている。
その国民情緒のせいで韓日関係が破綻しそうになっているというのに、朝鮮日報も、懸念が多いといいながら、国民情緒を持ち出している。

また、東海表記の正当性を証明する歴史的根拠は提示できず、外交力を強調している。
外交力で押し通そうという主張のは、影響力のある国になって勝手なことをしようという主張であって、韓国の主張の説得力のある論理ではない。
日本海という名称はすでに確立されていて、そこに違法な要因などなかった。
なのにそれを韓国が力で覆そうというのか。

文を読んでみると、政府が米国マスコミにロビーをして、東海表記に変更する直前まで行っていたと暗示する内容もあるが、無駄なところに血税をむやみに使ってるんだなとしか思えない。
東海/日本海表記問題で韓国の主張を貫徹させる最も確実な方法は、日本の同意を得ることである。
慰安婦も徴用工訴訟でも、韓日関係にあるすべての問題において大事なのはそこだ。
なのに政府は、日本を説得するつもりなどなく、他国を回って日本叩きをする。

今回、徴用工訴訟では仲裁委員会の設置にもしないという。
日本は倒さなければならない敵だから話をしないという意味のように読める。
それでもまだ、韓米日安保協力を言う日本は、太平洋戦争で負けたことで、忍耐強さだけは本当によく育てたようである。

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?id=157689&cpage=1&no=137619


*↓これのことね。
   
【韓国の反応】韓国マスコミ「トランプに『東海』と言わせるためには・・・」


韓国は、はちゃめちゃだけど一貫してるんだよ。

「ウリナラの主張こそが正義である。
なのに韓国が押されてしまう理由は、まだ力がないから」

だいたいこれ一つで説明がつく。