「日帝が民族の精気を切断するために朝鮮の犬を抹殺した」という主張は嘘…日本が朝鮮の野犬を捕まえて殺した本当の理由

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「日帝が民族の精気を切断するために朝鮮の犬を抹殺した」という主張は嘘…日本が朝鮮の野犬を捕まえて殺した本当の理由

イムヨンデ

SBSは5月6日の「日本が珍島犬を保護した理由…忘れてはならない恥辱の歴史」という記事を出した。
この記事は「私たちの力が弱かったので日本に侵略を受けた→日本は日本と朝鮮が一つという内鮮一体の思想のため、日本の柴犬に似ている珍島犬を天然記念物に決めた→この歴史が繰り返されないよう、私たちは力を育てなければならない」という論理を立てている。




実際、当時の日本人は、珍島犬を大陸から日本に入った日本の柴犬の源流と見たし、内鮮一体の広報にも役立つと見たのは正しい。
しかしこの記事で筆者の視界に入った部分は、まさにこの部分だ。


日本植民地時代には道路で殴り殺される犬がたくさんいました。
日本の「野良犬粉砕令」のためでした。
登録証がない犬はすべて殴り殺せという命令で、このために150万匹が虐殺されました。
東京犬、火犬、豊山犬も、この時にほとんど消えました。
しかし珍島犬だけは命脈を維持されました。
1938年に日本が珍島犬を天然記念物に登録したからです。


「野良犬」とは所有者なしで道路や山野をさまよう犬のことで、最近は「遺棄犬」という単語が使われるようになって、今は使われない用語である。
人間や家畜に害を負わせてはじめて「野良犬」と呼ばれるのが普通である。

上記の記事から漂うニュアンスは、内鮮一体の宣伝に役立つ珍島犬以外の犬を日本が意図的に虐殺して、珍島犬だけを残そうとしたという印象である。
実際、他のメディアが報道した記事では、遠慮なくそういうふうに書いているケースも多い。

実際、日本植民地時代は、多くの私たちの文化が断絶した時期だった。
迷信という理由で、朝鮮を完全に日本の領土に統合しようとする政治的な理由で、金銭的な欲のために、行政的な便宜のために、様々な理由で私たちが持っていた遺産が日本のせいで消えた。

ところで、その中には無知のため、または感情的な要因によって、意図的に事実を膨らませた事例が多数ある。
日帝が朝鮮を統治するなかで、確実な悪意があってした行動ではないのは明らかなのに、「私たちの民族に害を及ぼすため」の行動とみなしてしまう事例だ。

その代表的な事例が、「鉄の杭怪談」である。
去る4月23日に記事にしたが、いわゆる「日帝の鉄の杭」は、測定、工事や建築に使用するために打ち込んだものだった。
そもそも日本は風水を信じていなかった。

【韓国の反応】「日本が『風水侵略』をしたという話を信じ、軍隊を動員してまで山々の鉄の杭を探して抜いてまわっていた韓国という国」
【韓国の反応】「そして2011年、公共放送KBSは『日帝の鉄の杭、北朝鮮の山でも大量に発見される』という記事を出した」


そしてもう一つの怪談が、まさに朝鮮産の犬の抹殺である。
「日帝が民族の精気を壊すため、意図的に私たちの犬を捕まえて殺した」という主張だ。
上記の記事で引用した部分にも同じ意図があるわけだが、これについて簡単に確認してみよう。


朝鮮で日本人が犬を捕まえはじめたのはいつからか

当時の社会像を最も確実に示す材料の一つが新聞記事である。
1921年3月21日東亜日報に、このような記事(「平壌の野良犬粉砕」)がある。


平壌警察署は去る15日から24日まで、域内で札がない犬を粉砕した。


この一件がすべてではない。1921年だけでも、ヘド、カンギョン、ボンジョン(今のソウル中区)などの警察署で野良犬を捕まえたという記事を見つけることができる。

このような措置は、日本植民地時代の後半まで継続しており、珍島犬が天然記念物に指定される直前の1936年にも総督府の機関紙である毎日新報で「野良犬粉砕令」を明示した新聞記事(1936年2月12日)を確認することができるほどだ。


通行人被害続出でついに野良犬粉砕令を頒布
ボンジョン警察署の衛生係は、狂犬が複数の場所でおしゃべりしていた人を襲って怪我をさせたのに応じて、14日から16日までに野良犬粉砕を断行することになったとし、犬を飼っている人は犬を外に出さないか、もし出すときは犬の首に札をつけて住所氏名を書くことを忘れないようにとした。また、予防接種を実施するもので、場所は21日ボンジョン警察署、22日ファンクムジョン交番だという。しかし昨年の秋に予防接種した犬は、今回は接種しなくてもいいという。


この新聞記事から分かるように、日本植民地時代、飼い主もいないまま動き回っている野良犬や、野良犬が動き回っていることによる狂犬病は、深刻な社会問題だった。
1937年6月26日東亜日報の記事(「跋扈する狂犬で多数の人命が死傷、畜犬6万匹に注射を実施)を見ると、この年の1月から5月まで全国で狂犬病が297回発生し、被害者は1143人、そのうち死者が24人以上あった。
その予防のため当局がワクチンを6万匹分準備したが、朝鮮全体の犬の数に比べるとまったく足りないと記している。

翌年も同じである。
1938年3月18日の東亜日報をみると、慶尚南道だけで犬が人間に噛み付く事件が100件に達し、捕まえて殺した野犬が39992匹もいて、10万匹に注射をしたが、それでも噛み付き事故は減少せず、効果がなかったので、最初から犬を育てないようにしようという議論まで役所から出ている。

私たちが直接見ている警察は、ただ治安維持業務だけに集中している。
しかし日本植民地時代、当時の日本の警察は、治安維持業務のほか、衛生や消防の業務まで引き受けて担当していた。
当然野良犬の取り締まりも重要な任務の一つだった。

上記の記事で典型的な悪法であるかのように描写した「野良犬粉砕令」も同じだ。
総督府が出したものではなく、警察署単位のものだ。
自分たちの管轄区域で狂犬による事故が頻発している場合に限り発令している措置だった。
日帝時代36年にわたって警察が犬を虐殺してまわったわけではない。

では、日本植民地時代以降は野犬の扱いが変わったのだろうか?
全くそうではない。
解放後の1948年にも狂犬病が流行したが、独立した韓国の主な対策の一つは「野生の犬を粉砕すること」だった。(「札のない犬は粉砕」京郷新聞1948年6月2日)


犬を飼っている家庭はご注意ください。
ソウル市は犬の予防接種と登録を実施していますが、一部の市民は犬の予防接種と登録をしていません。
「畜犬票」をつけていない犬を、来る7日から40日間、捕まえて殺すことに決めましたが、各家庭で特に注意して、自分たちの犬が野良犬扱いを受けないように措置してください。



動物福祉を重視する今日の視点から見れば、こういった殺処分は残酷に見えるだろうが、当時の基準では不合理な措置ではなかった。
また犬だからといって片っ端から捕まえて殺したわけでもなく、狂犬病予防接種を並行しながら進行していた。
捕まえる対象も、「畜犬票」もつけずに路上や山野を駆け回っている犬に限るものである。
太平洋戦争が本格化する以前から、毎年数万匹が狂犬病予防の問題で殺処分されていたのだ。
もちろんその後は、狂犬病とは関係なく野良犬は捕まえ始めた。

日本の警察がしたことだからといって、無条件に色眼鏡をかけてはいけない。
狂犬を捕まえるのが私たちの民族の精気を毀損することなら、殺人強盗や強姦を捕まえて処罰するのもしてはならなかったのか?
狂犬が日本人だけに噛み付いて、朝鮮人には噛み付かないというのか?


日本が私たちの犬を抹殺したといって、最も声高に憤慨するのが犬愛好家である。
日本のせいで消えた犬の血統を私たちの民族の遺産だと見て保存を推進する人々だ。

消えた犬を復活させるのはいい。
しかしその名分として「日本が私たちの民族の精気を抹殺しようとして犬を殺した」というから話がおかしくなるのだ。

日本人のせいで消えて破壊された私たちの遺産は多い。
そして意図的な悪意によって、今見ることができなくなったものも多い。
そのような部分では、当然日本の蛮行を糾弾して批判するのも必要である。
しかし存在しなかった目的を任意に作り、そのカカシを殴って私たち同士で興奮する態度は避けるべきではないか?


引用ソース
http://www.newstof.com/news/articleView.html?idxno=1577





*上記で紹介されてる記事は↓これですね。

【韓国の反応】「日帝が韓国の珍島犬を保護して天然記念物に指定した…『恥辱の歴史』を忘れてはならない」と韓国マスコミ

その次の記事の中で、上記記事について補足説明しました。それをこっちに引用しておきます。
以下、その時書いたことの引用。

>>秋田犬、紀州犬は猟犬として人為的作られた種だと言われていますけど。 
珍島犬は珍島という閉鎖空間で自然に形成された種ではないかと、その意味では間違いなく天然記念物ですね。

昔の珍島犬のことはいまいちよく分かりませんが、
今韓国に存在してる「珍島犬」は元の姿を残してませんし、天然記念物に指定される意味などもはや分からない状態になってますよ。
今韓国にある「珍島犬」は日本の犬種にあまりにも似てますが、その理由の一つは秋田犬や柴犬などとの交配が盛んだったからでしょう。もちろんもともと似てはいたようですが。
というのも、韓国における「珍島犬品評会」において、日本の秋田犬や柴犬などとの交配犬が常に上位を席巻してたんです。だからなおさら「立派な珍島犬」を作るために日本の犬との交配が進められたし、ますます交配された犬が人気となって、もともとの珍島犬は冷遇されるようになりました。日本の秋田犬や柴犬などとの交配犬のほうが見栄えが良かったんでしょうね。
後にそういうことがバレて大問題になったんですが、後の祭りです。
すでに日本犬と交配された雑種犬が「高級血統の珍島犬」に指定され、その子孫の犬が韓国で飛ぶように売れるなどはちゃめちゃな状況になっていて、収拾がつかない、とりかえしのつかないことになりました。

ちなみに珍島犬も一時期「日帝残滓」といわれて韓国で冷遇されてたんですよ。
ただ、これはイカンということで、改めて韓国政府が天然記念物に指定しなおして「ウリナラの誇らしい珍島犬!」という話になったんです。
でも日本犬との交配が盛んになったのは、韓国政府が天然記念物に指定しなおして珍島犬がもてはやされた後のことです。

ちょっと桜に似てますね。
一時期は「日帝残滓」といわれて桜を冷遇して引っこ抜きまくったかと思うと、
ある瞬間から「桜の起源はウリナラ!」といいつつ日本のソメイヨシノを持て囃し、日本のソメイヨシノが「最高の王桜」に選ばれたりしてましたから。

あの国のやることはめちゃくちゃだけど、一定のパターンがあるのが分かります。