北朝鮮という気難しい子供を持った夫婦のような韓日関係

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北朝鮮という気難しい子供を持った夫婦のような韓日関係

キムドンヨン

韓日の歴史問題は、長く持続してきた解決できない問題だ。
時折両国の関係は緊密になるが、過去の歴史問題が浮上するとまた歪む。それを繰り返している。
このような関係において、どっちが間違っていて、どっちが問題なのか?
その善し悪しを問い詰めるよりも、日韓の現代の関係がどういうものかを究明することを優先するべきである。
現状を把握しない限り、いかなる進展も実現することができないので、現状の把握を先にしなければならない。

筆者はこの日韓関係の現状把握について、多角的に考えた。
どうせ歴史的論争は無限に平行線となる対立である。
なぜなら双方が記録した歴史には違いがあり、そのような歴史に基づいた両国の国民は、ずっと相手を完全に理解することはできない。
韓国国民全体と日本国民全体が向かい合って議論することができれば、この問題が解決するかもしれない。
しかし、そのような席が用意されたとしても、その議論には数日かかるか、数年かかるか、数百年かかるかもしれない。

結局今、韓日の状況の出発点は、「相手の立場で考える」ことから出発するべきなのだ。
「相手の立場で考える」の英語表現は「Put myself into your shoes」だが、この表現は「相手の立場で考える」を最もうまく描写したものだと思う。
「相手の靴を履いてみなければならない」。
ここでいう靴というのは、単にその履き心地のことではなく、当事者が置かれていた状況を考えてみなければならないということだ。
「相手の立場で考える」というのはそういうものである。
当事者の立場になってみてこそ分かるものであり、相互に理解できるものである。

韓日関係を複雑な学術的表現、あるいは政治的な表現で説明しても、誰も簡単には理解できない。
したがって筆者は簡単に、世界の人々がすべて共感できる隠喩(metaphor)で説明しようと思う。
韓国と日本はまるで夫婦(夫婦、husband and wife)と同じである。
韓国が妻であり、日本が夫である。
ここで、「なぜ韓国が女性で日本が男性か!?」というような批判はせず、ちょっと見守って読んでください。

家庭では、妻と夫が一緒に最も重要な瞬間を迎えることになる。
それがまさに出産である。
夫婦が親になる転換点である。
夫婦が親になる瞬間、かれらの肩には、人生の責任感がかぶさる。
夫婦が親になる過程で、子の出産は必ず伴う状況であり、夫婦の両方にとって重要なことである。
特に出産に臨む妻は、この瞬間は一生忘れられない記録となる。激しい苦痛の中で様々な感情を経験する。そのプロセスは、死ぬまで忘れられない。
これは出産をしない男性も同じだ。
軍隊に行ってきた男性が軍時代に自分が経験したトレーニングの苦痛は一生大事にするストーリーである。
それと同じような脈絡だ。

ところが、妻は出産をする瞬間、夫を待ちわび、探す。
これは、人間だけでなく、動物も同じだ。
夫婦にとって子供の誕生は、最終的に家族という一つの共同体になっていく過程で、超自然的な現象である。
しかし、最初の子の出産のとき、概して30代の夫は社会的に最も忙しくて仕事に没頭している時期だ。
このような中で、どうしようもない業務で妻の初めての出産過程をそばで見守らなかった、または産婦人科に向かっていたが交通渋滞のせいで、あるいは他の事件事故でその瞬間を共にできなかったとする。

実際、このような事例は、韓国だけでなく、他国の家庭でも普通にある。
出産をそばで見守ってくれなかった夫は、生涯妻から小言をいわれる。
自分が一番困難で大変な時に配偶者がいなかったという疎外感と寂しさは、脳裏にトラウマのように残るからだ。
これは忘れることができず、消すこともできない事件だ。
夫もその瞬間を共にできなくて申し訳ないと思う。
しかし自分も、遅れるしかなかった、あるいは行けなかった理由がある。
上司の突然の業務指示、突然の出張、交通渋滞など、さまざまな理由があったりする。

その後も夫婦に不和が生じるたびに、奥さんは自分の最初の子の出産に立ち会わなかった夫の過去を指摘して小言をいう。
夫はそんな時、「ごめん、ごめん」と癒そうとする。
しかし、自分でも取り返しのつかない過去に無力感を感じ、当時自分が直面していた会社の問題を理解してくれない奥さんがうらめしい。
また一方で、腹が立ったり妻の小言に疲れたりもする。

今の日韓関係は、このような夫婦関係と同じように進んでいる。
まるでリスが回し車を回しているように、和解と怒りのサイクルである。
これは心理学で言う「Cycle of anger」とも似ている。
暴力を行使する人は、怒りが解けると被害者を訪ねて謝罪して和解する。
そして関係が回復する。
そうするうちに再びいくつかの部分で摩擦が生じ、また緊張関係が発生して怒る。
それとともに再び被害者と加害者に分けられる。
その後、腹を立てた加害者が再び謝罪して関係が回復する。
このような過程が無限に続く。

対立の爆発→謝罪と和解→関係回復→摩擦発生→対立の爆発→謝罪と和解→関係回復

ここで言う怒る対象は、日本だけに断定しているのではない。
問題や時期によって違う場合があるので、怒りのサイクルで加害者を日本や韓国とだけ断定せず、理解してほしい。
重要なのは「改善されない問題の繰り返し」である。

韓日関係は、離れたくても離れることができない夫婦関係と同じである。
ある人は「離婚すれば解決するんじゃないか?」と反問するかもしれない。
もちろん実際の夫婦関係ならそうすることができる。
しかし韓日関係は地理的に近い隣国だから、離婚後もそばをぐるぐる回るしかなく、構造的な限界がある。
地球上で韓国と日本は地政学的にその位置を変えることができない。
韓日関係が歪んでも、日本がハワイまで行くことはできない。韓国がインドまで行くこともできない。
二人の関係が良くても悪くても続けていくしかないパートナーであり、配偶者である。
韓日関係は夫婦の関係が悪くなっても、別々の部屋を持つことができないということだ。
その地政学的位置のため、双方の気分が悪くても、一つの布団に眠るしかない、また共に向き合わなければならないそんな存在だ。

韓日関係が夫婦関係と同じという理由は、もう一つある。
まさに北朝鮮という存在だ。
夫婦が対立しても、夫婦が暮らす原動力は子供である。
子供の将来のため、夫婦はよく喧嘩もするが、お互いの恥部に我慢して理解もする。
そして子供の前で笑って仲の良い姿を見せようと努力する。
韓日には一緒に気を使わなければならない子供のような存在がいる。
まさに北朝鮮である。

韓国と日本は一緒に力を合わせ、北朝鮮の非核化を成し遂げなければならない。
両国は、北朝鮮の非核化と武力挑発抑制という共通の目標がある。
この共通の問題意識を共有すれば、過去の問題は大きな障害にはならない。
障害になっても、両国は共通の目標に意識を向けて、相手への大きな思いやりを発揮しなければならない。
どちらか一方が相手の欠点を指摘し始めたら、相手ももう一方の欠点を指摘する。
韓国のことわざに、「行く話が綺麗であってこそ来る言葉も綺麗だ」という表現がある。
私が相手を中傷したら、相手も私を抽象する。悪循環は簡単には止まらない。
これまで両国は、このような偏狭で頑固な態度を続けてきた。

どちらが先というわけじゃなく、片方が大きな心を持って折れれば、相手もその本気を感じて譲歩するものだ。
これまで韓日は、片側が大きく譲歩をしても、その度量の大きな譲歩を最後まで皮肉り、再び態度を急変してきた。
「ええと、私はこれだけ譲歩したのに、あなたは私を無視するのか?」と再び譲歩を撤回した。

このような状況が演出されない方法は明らかだろう。
たとえ相手が心からの和解のジェスチャーを与えなくも、譲歩して、またもう一度譲歩して、またもう一度譲歩すれば、いつか相手の心が理解できるだろう。
これは時間と労力の問題だ。
妻の小言を夫は笑いながら理解して受け入れてあげればいいのだ。
妻は小言を言い続けても、夫がそういう態度なら、次の日の夫の朝の食卓のおかずが変わっているかもしれない。
妻も同様に、夫の小言を聞きいれて、会社で経験した苦労をいたわれば、仕事の後に家に帰宅する時間が早まるだろう。
双方とも心の大きな人だということを示す機会にしなければならない。

このような双方の心の大きな理解は、単に国の首脳部だけのことではない。
このような心の大きな理解の出発点は、国民一人一人の努力で達成することができる。
例えば大きなサッカースタジアムで観覧客が一人二人とゴミを拾い始めれば、試合を終えた後も競技場は最初のまま綺麗だ。
すべてが心の大きな理解に参加すれば、日韓間の歴史問題はもはやどちらか一方の問題だけではなくなる。
両国が互いに握手をして和合のハイタッチをするべきだ。
相手が手を差し出したら、相手が恥ずかしくないように受け止めるように手を差し出さなければならない。
みんながすべてハイタッチすれば、大きな音を出すことができる。

夫婦は一生を共にする仲間だ。
死んでも再び会うのが夫婦だ。
夫婦の縁を訳もなく「百年佳約」というだろうか。
今一緒に住んでいる夫と妻が、どうしてこの広い宇宙で会うことができたのだろうか。
韓国と日本は歴史的に戦争をしたが、多くの歴史的な部分を共有している。
ここまでの伝統的、文化的な類似性は、全世界的に珍しいものである。
生きていれば夫婦は喧嘩することがある。
しかし子供を捨ててまで離婚することができないなら、一緒に幸せになる方法を模索するのが賢明な解決策である。

韓日という夫婦が一緒に結束すれば、韓米日同盟という大きな実を達成することができる。
全世界的に同じ地域の連帯が構築されない場所は見当たらない。
例えばEU、NAFTA、SEATO、ANZUSなどである。
北東アジアで韓国と日本は、水と油のように混ざらない唯一の国である。
でももうお互い団結する時が来た。
特に北朝鮮の非核化が予想より厳粛な節目を迎えている今、韓日関係が団結してこそ、米国も北東アジア中心のインド - 太平洋戦略を強固にすることができるだろう。

キムドンヨン

引用ソース
http://www.chogabje.com/board/column/view.asp?C_IDX=81987&C_CC=BC







*はい、気持ち悪い。
いいこと書いてるつもりなんだろうなあ・・・
この手の韓国の新「親日派」の気持ち悪さ、反日韓国人以上だと思います。


韓国さん、
もっとドライさを覚えようよ。
韓国人のこの手のねっとりした人間関係の捉え方、私はホント性にあわない。