挺対協が中心となっている慰安婦問題、何が真実なのか? (6)

メディアウォッチというサイトからメディアウォッチ編集部。

2TK89m1zJsM2gGO1513843337_1513843543 (1)



挺対協が中心となっている慰安婦問題、何が真実なのか? (6)

慰安婦強制動員関連資料の分析

メディアウォッチ編集部

_Yn7PvNusji0JSa1533370176_1533370424
▲イヨンスさんと挺対協ユンミヒャン代表。イヨンスさんは過去、民主統合党の比例代表での出馬を宣言し、愛国教科書的な教学社の教科書反対運動にも乗り出すなど、慰安婦の中で最も政治的な人物として知られている。


慰安婦強制動員関連資料の分析

私たちの学界は、慰安婦の募集プロセスを「強制連行」や「徴集」と表現して久しい。
では、このような用語を学術的に使用するのは妥当なのか、根拠は十分なのか、また、その論理は明確なのか。
現実はそうではないようだ。

連行であれ徴集であれ、日本は慰安婦動員と関連する法令を作ったことはない。
たまに、慰安所の規則や衛生規定などは発見されているが、それは採用プロセスにおける強制性を究明する資料ではない。

日本は、慰安所を設置したことと運営していたこと自体を否定していない。
なので、朝鮮の処女を供出するため、日本政府や朝鮮総督府が組織的に募集に関与し、便宜を提供したという事実を立証する資料が出てこない限り、「強制性」を立証するのは容易ではない。
おそらく韓国の学者たちのほうが、それについてよく知っているのかもしれない。
今までそれを立証するために、どれだけ多くの国庫を使いつつ、必死で探し回っただろうか?
しかし、彼らが望む資料は出てこない。
すでに日本側が研究して把握している資料以外に、何も出てこないのだ。

資料がないからといって、言葉を作ったり、言葉をゆがめて望文生義(*文字の字面を見ただけで意味を深く考えず、前後の文章から見当をつけて、文章や語句の意味を勝手に解釈すること。)してはならない。
そういうやり方をしながら歴史的真実を暴いたと言っても、相手が認めるはずがない。
それどころか、私たちの自己満足のためだけの言葉の羅列になったら無意味である。
例えば、韓国側の学者たちが、強制募集の根拠として掲げている「軍慰安所従業婦等募集に関する件」を見てみよう。
 
0H2RbwtAHXkU51a1533368648_1533368988
▲「軍慰安所従業婦等募集に関する件」


この通告文は、タイトルだけ見ると、慰安婦の募集に国が関与したように見える余地がある。
しかしこれは実際は、業者が異常な方法で慰安婦を集めないよう、関係機関と協力する必要があるという内容で、日本政府が誘拐や拉致を指示したり助長したという根拠資料にはならない。


「支那事変の地における慰安所設置のため、内地においてこの従業婦等を募集するにあたり、ことさらに軍部了解等の名儀を利用し、そのため軍の威信を傷つけ、かつ一般民の誤解を招くおそれあるもの、あるいは従軍記者・慰問者等を介して不統制に募集し、社会問題を引き起こすおそれあるもの、あるいは募集に任ずる者の人選に適切を欠いたために募集の方法が誘拐に類し、警察当局に検挙取調を受けるものがある等、注意を要するものが少なくないことについては、将来これらの募集等にあたっては派遣軍において統制し、これに任ずる人物の選定を周到適切にし、その実施に当たっては関係地方の憲兵及び警察当局との連係を密にすることにより、軍の威信保持上並びに社会問題上手落ちのないよう配慮していただきたく命令に依り通知する。」


この記事のどこをどう読めば、強制連行の根拠資料として扱うことができるというのか?
韓国側の学者たちは、これについて二つの方向から憶測の論理を展開している。
一つ目は、上記の資料は、慰安婦募集時に誘拐のような方法が適用されていたということを軍当局が認めているというものである。(カンマンギル「韓国民族運動サロン」2008年)
二つ目は、上記のような取締りは内地だけで行われていたもので、植民地では行われていなかったというものである。(カンジョンスク「日本軍『慰安婦』制の植民性研究」2010)

しかし、このような推論は、論理的に雲を掴むようで、根拠の薄弱な主張である。
朝鮮総督府が作成した統計年報を見ると、慰安婦募集がよく行われていた日帝時代末期になるほどに、拉致や誘拐などの凶悪犯罪が持続的に減少していることが分かる。
したがって慰安婦募集と誘拐や拉致の増加には何の関係もない。
 
2TK89m1zJsM2gGO1513843337_1513843543 (1)
▲<表1>誘拐・拉致事件の検挙状況(1931〜1943)


次に、カンジョンスクが主張しているように、植民地では内地のように誘拐や拉致の取り締まりをしなかったので、こういった減少現象はなかったのだろうか?
しかし、日帝時代の凶悪犯罪発生状況をみると、他の強力犯罪と同じように、誘拐や拉致も減少現象を見せているという点で、何の根拠もないと主張だとしかいえない。
単に植民地だったという事実だけで、そのような不合理な仮説が当然であるように書かれ、受け入れられるのは、問題があるとしか言えない。
 
2TK89m1zJsM2gGO1513843337_1513843543 (1) (1)
▲<表2>日帝時代の凶悪犯罪発生件数の推移



韓国の国史教科書が「慰安婦」を最初に取り上げたのは、第7次教育課程の後のことである。
全6種の近現代史の教科書を分析してみると、慰安婦の概念や被害状況については、読み取りデータを使用して詳細に明らかにしつつ、肝心の慰安婦募集の経緯や実態については挺身隊被害者の一部として記述したり、漠然と強制的に連れて行かれて慰安婦に従事させられたなどのあいまいな叙述でうやむや処理している。

強制連行されたという発想の究極が、まさに吉田清治の「人間狩り」告白事件である。

1943年済州に上陸した吉田清治は、警察兵力を半分に分け、町全体を包囲した後、逃げる人々を警察が容赦なく木刀で殴り、泣き叫ぶ女性たちを殴りつけ、しがみつく乳児や子供をひきはがした後、無理やりトラックに載せたというものである。

朝鮮憲兵隊司令部を差し置いて(?)、本土へと上陸したこの特攻隊によって白昼に強行されたこの人間狩りは、まるで映画「アポカリプト」のようで、残酷で野蛮な歴史的事実だと思うかもしれない。
若い学生がこのような歴史を学んで、いったい何の役に立つのだろうか?
 
2TK89m1zJsM2gGO1513843337_1513843543 (1) (1)
▲吉田清治の人間狩り告白事件。


2TK89m1zJsM2gGO1513843337_1513843543 (1)
▲朝日新聞の木村伊量社長は、吉田清治の済州島での人間狩り関連捏造記事問題と、福島第1原発事故当時の現場責任者についての捏造記事問題で、2014年9月11日、国民に向けて謝罪する公式記者会見を行った。


しかし吉田清治が1996年にこの証言は捏造した小説だったということを告白して15年を超えた。
それにもかかわらず、最近もこういった証言を教科書に載せるべきだと主張する人たちの論文が堂々と論文審査を通過している。
これはいったいどのように受け入れなければならないのだろうか。

学問としての歴史ではなく、扇動と憎しみの手段として歴史を学ぼうとする醜い姿だ。


メディアウォッチ編集部

引用ソース
http://www.mediawatch.kr/news/article.html?no=249566









挺対協が中心となっている慰安婦問題、何が真実なのか?
【韓国の反応】韓国人「慰安婦に反論した学者が一瞬にして埋葬されてしまう韓国という国…恐ろしい国だ」
【韓国の反応】韓国人「日本軍陸軍大将の1年分の給与に相当する収入を上げている慰安婦がいたという驚き」(この記事)
【韓国の反応】韓国人「『朝鮮人慰安婦の性病感染率が圧倒的に高かった』という記録と、『性感染症予防のため日本は朝鮮の未婚の処女を動員した』という韓国側の主張の矛盾」
【韓国の反応】韓国人「日本人兵士よりも大金を稼いでいたと主張し、その大金を支払えと日本で訴訟を起こした慰安婦」
⑤【韓国の反応】韓国人「朝日新聞が慰安婦捏造を認めて謝罪した後も、吉田清治の証言を教科書に載せるべきだと主張する学者の論文が堂々と審査を通る韓国という国」(この記事)