焼き肉、在日同胞が苦労して守った韓国プルコギ

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焼き肉、在日同胞が苦労して守った韓国プルコギ

日本・大阪は南の難波と北の梅田に観光客が集まる。
地図で見ると都市の右に生野区というところがある。
こちらにマニアックな観光客が集まる。
「プルコギ(焼き肉)ツアー」のためだ。
韓国人よりも日本人観光客のほうが多い。
大阪市内からも白ワイシャツ部隊が押し寄せる。
服に煙がしみつくことを物ともせず、黙々とプルコギを焼く。
ここが在日同胞が作り出した焼き肉、すなわちプルコギの聖地だ。
一種の聖地巡礼客兼観光客が集まるのだ。 

電車に乗って、焼き肉タウンのある生野区鶴橋駅で降りると、韓国人ならなじみ深い匂いをかぐことができる。
しょう油漬けされた肉が火に焼かれることで出る、あの香りだ。
もうもうとした煙が駅舎の中まで入り込んでくる。
駅舎を抜けると、早速客引きが次々と近づいてくる。
1本の長い路地に焼き肉屋がこれでもかとひしめいている。 

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焼き肉は日本全域で人気だ。
人口3000~4000人の田舎にもいい感じの焼き肉屋がある。
在日朝鮮人(韓国人)が元祖というのが公式的な事実だ。
日本学界でも認めている。
だが、最近の日本人の中にはこのことを知らない者もいる。
キムチも売っていて、各種部位の名前が韓国語に由来しているにもかかわらず、だ。
あまりにも好きで食べているうちに「日本食化」してしまった。 

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ご存知のとおり、日本は1800年代後半の明治維新前まで、1000年以上にわたって牛肉や豚肉を食べてこなかった。
1900年代に入って本格的に肉を食べ始めた。
皮肉なことに、日本の侵略野心が本格化した時点と重なる。
肉を一生懸命食べて、西洋人のように強くなることが当時の権力の目標だった。
肉摂取量が増え、戦争を起こした。
朝鮮を植民地化した。
その植民歴史の跡が、ここ鶴橋に焼き肉プルコギとして残っている。 

在日同胞の趙博(チョウ・バク)さん(58)に会った。
安倍政権に反対する社会活動家であり、歌手であり、演技者だ。
韓国にも何回も足を運び、公演もしている。
最近では、韓国映画『朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』に日本外務大臣役に出演した。
趙さんの案内で焼き肉タウンを見て回った。
数年前から焼き肉の取材をしている筆者を助けてくれている。
鶴橋にある彼の事務室に立ち寄ると、大きな鍋で何かを煮ていた。 

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「ホルモンです。いい匂いでしょう?」 

在日同胞の行事に使う食材を準備しているのだと説明してくれた。
プルコギはホルモン、すなわち内蔵料理だ。
それにはすべて理由がある。
1945年8月、日本が崩壊して米軍政が入った。
朝鮮人を祖国に帰還させたが、一部はそのまま居残った。
1948年の済州島四・三事件の際、済州道から多くの人々が日本に逃避してきた。
このようにして大阪の在日朝鮮人社会が形成された。 

問題はその間あった日本国籍がなくなったことだ。
米軍政の措置であり、日本も植民地出身が国籍を維持することを望まなかった。
彼らは突如、国際難民になった。
国籍がないため公職や会社に就職することができなくなった。 

「長い間、在日朝鮮人と韓国人ができる職業は3種類あると言われてきました。医者、商売、でなければヤクザ(組織暴力団)です。医者は国籍を問わず資格を取れば可能だったから」 

在韓華僑に薬剤師、漢方医師が多いのと同じ理由だ。
彼らも長く難民扱いだった。
華僑の歌手チュ・ヒョンミさんが薬剤師であることもそのような背景があったからだ。
在日コリアンがやっている商売には焼き肉、すなわちプルコギ屋が多かった。
食べる商売が一番やりやすかった。
そのような歴史で大阪が焼き肉の聖地になってしまった。 

韓国のプルコギは牛ヒレ肉を適度に薄く切り、油としょう油で味付けして焼くのが原形だった。
電動スライサーが導入されると、牛ヒレ肉ではないスネ肉のようなやや噛みごたえのある部位を非常に薄く切ることができるようになって食感が変わった。
そこに日本が日帝強占期に伝えた「ウェカンジャン」、すなわち日本のしょう油がやや甘味のあるプルコギを誕生させた。 

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面白いことに、今の日本の焼き肉屋でかつての韓国のプルコギの姿を目にすることになる。
もちろん、少し甘味を帯びたしょう油の薬味は似ているが、牛ヒレ肉でも、あまり薄くならないように切って火鉢で焼く方式は伝統的な韓国のプルコギと似ている。
薬味に漬け込んでから焼く、いわゆる「ノビアニ」と呼ばれる焼き肉のように、やや厚めに切って炙(あぶ)って食べる方法と似ている。
韓国は激動の現代史を経てプルコギスタイルも急変したが、日本は孤立した在日同胞社会によってむしろ原形が守られてきたとみることができる。

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鶴橋の有名精肉店に立ち寄った。
焼き肉とホルモンを専門にしている。
在日同胞がこの地域に集まって住み始めた日本崩壊時代(1945年)にオープンし、70余年にわたって商売を続けている。
社長の竹島さん(54)の説明だ。 

「韓国名をそのまま使っています。ウルテ(声帯)、テッチャン(大腸)、カルビ、センマイ(千葉)…。最近、内蔵の値段が上がりました。焼き肉が全国的に人気を呼んでいるからです」 

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一番人気の部位はハラミだ。
韓国で言う「アンチャンサル」と言われる部分に該当する。
日本の焼き肉屋は韓国といくつかの点で大きな違いがある。
まず、カルビが安い。
一種の「その他部位」に該当するためらしい。
ハラミも安い。
韓国では牛ヒレ肉よりも高く売れる部位だが、日本では内蔵扱いだ。
ハラミは韓国語でアンチャンサル〔アン(中)+チャン(腸)+サル(肉)〕、すなわち内蔵の中にある肉という名前にヒントがある。
日本ではハラミを精肉ではなく内蔵として扱う。
特異な分類だ。
そのため1人分120グラムで1000円ほどで食べることができる。
韓国で「ヤンギッモリ」と言われる上ミノの胃も安い方だ。
韓国の3分の1ほどの価格だ。
小腸(ホルモン)のコプチャンも日本では独特の料理法で食べる。
内蔵そのものは取って、そこについている脂肪分を残す。
内蔵を残して脂肪分を除去する韓国とは正反対だ。 

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ホルモンは、「捨てるもの」という意味の大阪弁「ほる(放る)もん」が転じたものというのが定説だ。
また、人間の体のHormon(ホルモン)のような役割を果たし、精力がつくという意味でこのように呼んだという説もある。
どちらにせよ、牛と豚の内蔵は職業に制限があった在日コリアンたちが主に扱った。 

日本人ももちろん内蔵を食べた。
低い身分とされた「部落民」といわれる階級が好んで食べた。
人々が食べずに捨てるため、当然とても安かった。
今もかつて部落だった近くにはホルモン料理屋が多い。
その一つがホルモンうどん屋だ。
牛ホルモンでうどんを煮込む。
路上生活者の町として有名な新今宮のあるうどん屋を訪れた。
社長兼料理長の泉谷さん(69)が忙しそうにホルモンのスープを麺にかけている。 

「韓国人労働者がこの町にたくさん暮らしていました。うちの常連でした。焼酎一杯にホルモンの炒めものやうどんを食べて一日の疲れを取るんです」 

泉谷さんが作るホルモンうどんにはシロ(小腸)、フワ(肺)、ハツ(心臓)、ギアラ(第4胃)のような内蔵がたくさん入っている。
300円、韓国ウォンで約3000ウォンだ。
しょう油を入れてじっくり煮出したスープにうどんを入れる。
日本人は内蔵に噛みごたえがありすぎると十分に煮込んでいないと考える。
やわらかい食感が好きな国民性と関連があるようだ。
内蔵がとても柔らかく、ほとんどかまなくても喉を通る。
噛みごたえを楽しむ韓国とはまた違う。 

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再び焼き肉タウンに戻った。
「空」という店に立ち寄った。
90分という時間制限がある。
回転を早くするためだ。
外では雨が降り、肉を焼く煙が停滞して路地は一寸先も見通すことができなかった。
低気圧に肉の煙が停滞して非現実的で夢幻的な雰囲気を作り出した。
まるで前衛映画のワンシーンのようだった。
肺の中がプルコギの煙で一杯に満たされていくようだった。
焼き肉またはプルコギ。
韓国人が日本と在日同胞社会を理解する一つの方法になると思った。

引用ソース
http://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111&rankingType=popular_day&oid=353&aid=0000030888&date=20180616&type=1&rankingSeq=8&rankingSectionId=103







韓国人のコメント


・グリルで肉を焼いて食べるレシピ自体は19世紀末の日本の書籍にもあります。

むしろ日帝時代を経て、鉄板に乗せて焼く日本風の焼き肉が
韓国に流入したという側面があるんじゃないですか?
共感1 非共感4

・鉄板で肉を焼いて食べるのは、プロメテウスがゼウスに火を盗んだ時からあったものだ。
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・おそらく数十年後は、外国に日本の伝統的な食文化として紹介されそう…
外国に進出した寿司屋が「焼き肉」という名前でメニューに追加して商売していた…
共感360 非共感24

・日本で暮らしています。
記事の内容は正しい内容です。
日本人も知っている人は知っています。 共感775 非共感27

・ちなみにユッケも韓国料理である。 共感245 非共感24

・悲しい歴史の中に咲いた…
生きるために食べていた食べ物… 共感6 非共感0

・起源が重要なのではなく、マーケティングが韓国は下手だ。
綺麗に飾ってもっともらしいストーリーラインを作れば、楽しめる文化になる。
なのに朝鮮人は創造性がない。
誰か一人が始めると、雨後の筍のように同じことをはじめる。
そのせいですべてが壊滅する。
だから文化が発達しない。 共感36 非共感11

・正直いってプルコギはレベルが低かった。
高級化したのが日本の焼き肉で、韓国がそれを逆輸入した。 共感0 非共感2

・あれを韓国のものと言うのはごり押しだ。
日本人を相手して変形させて商売していたものなのに。
無条件にすべてを私たちのものと言い張るのも滑稽…
共感2 非共感2

・日本が過去を直視して、真の反省の態度を見せてほしい。
そうすれば親友になれるし、健全なライバル関係になれるのに。
共感15 非共感1

・和牛ももともとは韓国のものだった…
共感2 非共感2

・すぐ隣の国だから、衣食住で影響があって当然。ふふふ
共感0 非共感0

・食欲をそそるコラム…
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・ああ、こんな事情があったなんて…
共感0 非共感0

・放射能賛美。 共感0 非共感1

・記事をよく読みました。
ありがとうございます。 共感0 非共感0

・痛い歴史と一緒に、食べ物の起源と現在をしっかり書いてくれた記事ですね。
よく読みました。
共感0 非共感0

・嫌韓団体に在日がいるのは知ってますか?
理由は、韓国人が在日韓国人をパンチョッパリといって差別を受けて傷ついたからです。
祖国ならあたたかく迎えてくれる思っていた彼は、ショックで嫌韓団体に加入したんです。
このような人が一人や二人ではない。
全教組の無分別な反日教育で、在日まで差別する大韓民国…
本当に恥ずかしいです。 共感7 非共感4

・昼食の時間で腹が減った。
ガトボン(*God+日本)の食べ物を食べたい。 共感0 非共感0

・良い食べ物コラム。 共感5 非共感2

・肉焼きの起源は韓国。
共感0 非共感1

・知らなかった内容を知りました。
有益な情報をありがとうございます。 共感1 非共感1

・日本の暮らしてますが、焼き肉が韓国から来たことを日本人は知らない…
ただ和食だと思っている… 共感2 非共感0

・1人鉄板は日本だから可能だね。
我が国にもあったらいいが、まだ早いような気もする。 共感0 非共感0

・日本人は、キムチまで自分たちの食べ物に変身させる奴らだから…
日本には伝統的な食べ物はない。特に肉料理は。 共感2 非共感1

・うーん…
肉をグリルで焼いて食べる方式は、日本方式だと思ってた。
共感3 非共感2

・そもそも砂糖などの調味料を使うようになったのは日本の影響。
韓国の現代の食文化は近現代にできたものであり、朝鮮は日本の影響を大きく受けた。
でたらめを言うのではなく、あるがままを認めて教えてください。 共感4 非共感4

・在日差別した日本人が、焼肉は自分たちのものと言い張るのは本当に恥知らず。
居直りで厚顔無恥だ。
共感2 非共感1

日本で暮らしていたが、今の焼肉が韓国起源だと知らなかった…
共感2 非共感0


・日本人は今、焼肉は日本固有の食品だといって騙している。
嫌日ではなく、事実である。
日本は、文化が伝播された瞬間から捏造を始める。
共感1 非共感1


・日本の右翼が焼肉は自分たちの食べ物だと紹介していた…
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