【コラム】履歴書を書いて平社員として入社したトヨタ創業者の4代目

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【コラム】履歴書を書いて平社員として入社したトヨタ創業者の4代目

出張で立ち寄った日本でも、「ナッツ姫」、「水かけ姫」、そしてその母親など大韓航空経営者一族による一連のパワハラ騒動は話題になっていた。
日本の知人に会うたびに、「テレビで見たよ」と話題にされた。
彼らが一番驚いていたのは、趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)前専務の年齢だった。
彼女は今年8月に満35歳になる。
24歳にして課長として入社、31歳の時に専務になった。
大韓航空が所属する韓進グループ系列会社3社の代表も兼任している。
普通の人ならやっと課長になるかならないかの年齢で、財閥グループの序列6位に就いたのだ。
「いくら会長の娘だとしても31歳の専務なんてあり得ない」と日本人たちは言っていた。

ある日本人教授はトヨタ自動車の話を持ち出した。
今のトヨタの社長は豊田章男氏だ。
姓から察しが付く通り創業者のひ孫、つまり4代目だ。
52歳で社長に昇格し、10年間の長期にわたり社長を務めている。
間違いなく「銀のさじ(裕福な家庭に生まれた)コース」のように思えるが、実際は全く違う。
彼が社長になれたのは特別待遇のためではなかった。
会社の経営が困難になり、救援投手として緊急投入されたのだ。

2008年のリーマン・ショックによる世界金融危機はトヨタにとっても打撃となった。
売上が落ちて在庫が増えた。
さらに悪いことに加速ペダルの欠陥が発覚、大規模なリコール(無料修理)を実施することになり、巨額の赤字まで出した。
創業約70年にして初の赤字だった。
トヨタは当時、経営専門家による体制が15年間続いていた。
しかし、サラリーマン社長には耐え難い状況になった。
危機を前にしてトヨタの取締役会が選択したのが創業者一族による経営への回帰だった。
創業者一族だからこそ求心力としての役割を果たせると考えたのだ。
取締役会の狙いは的中した。
社長に抜てきされた章男氏は、優れたリーダーシップでトヨタに第2の全盛期をもたらした。

章男氏がトヨタに入社した時のエピソードが有名だ。
彼が銀行からトヨタに転職したのは28歳の時だった。
当時名誉会長だった父親は「お前に上司になってほしいという社員はいない」とクギを刺したという。
章男氏は一般の入社希望者と同じように履歴書を提出、平社員として入社した。
係長に昇進した後に業務でミスをして降格されたこともある。
そしてほかの社員と同様に競争を経て一段階ずつ昇進していった。
「創業者一族だから」ではなく、それだけの実力があるから社長にまでになれたのだ。

日本でも創業者一族による経営や同族経営は珍しくない。
キヤノン・サントリー・セイコー・リンナイなどは創業者の子孫が経営している。
しかし、子孫だからといって無条件で経営させているわけではない。
厳しい検証を経て資質を証明しなければ、経営は任せてもらえない。
一方、韓国は無条件で創業者一族に経営させる。
3代目、4代目だという理由だけで経営権を自動的に世襲する。
その違いが今回の大韓航空パワハラ騒動を生んだ。

韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長自身も2代目だ。
同会長の経営実績は悪くない。
経営権を引き継いでからこの20年間で多くの実績を挙げた。
大韓航空は顧客満足度ランキングで11年連続世界1位になった。
機内食やサービスもトップクラスだと評価されている。
趙亮鎬会長は個人としても平昌冬季五輪招致に大きな役割を果たした。
創業者一族であるおかげで招致活動でも有利だっただろう。
韓国式の同族経営体制も、うまくやれば競争力がある。
それ自体が悪いわけではない。

趙亮鎬会長の過ちは、情実に偏った人事上の失敗だ。
資格のない子どもたちを経営陣として起用して人事を台無しにした。
趙顕ミン前専務は入社7年目にして専務になった。
きちんと検証もせずに1つの役職で2-3年というスピード出世した。
その間に社員たちの人格を冒涜(ぼうとく)するような仕打ちが日常的に行われていた。
幹部の欠格事由となる行為だ。
それでも本部長にした後、系列会社の最高経営責任者(CEO)にまでした。

ほかの子どもたちの経歴もほぼ同じだ。
趙亮鎬会長は子ども3人をすべて30代前半で経営の一線に就かせた。
パーソナリティー障害ではないかと思われるエピソードが多々ある子どもたちを首脳部に布陣させた。
まともな企業ならあり得ない人事権の乱用だ。
その責任は趙亮鎬会長が負うしかない。
資格のない者に重責を担わせたのは、最高経営責任者の帰責事由だ。

今や趙亮鎬会長は経営権を維持することすら難しい状況に追い込まれている。
複数の権力機関が一斉に刀を抜いたからだけではない。
趙亮鎬会長としては身内の社員が背を向けたことの方が痛いだろう。
創業者一族の疑惑が次々とリアルタイムで伝えられている。
社員がチャットルームまで作って外部に生中継しているのだ。
このような組織がうまく行くはずがない。
身内である社員の気持ちをつかめないCEOが正しい経営をできるわけもない。
このままでは会社までダメになるのではと心配になる。

大韓航空も創業者一族も生き残れる道がある。
きちんとした取締役会をスタートさせることだ。
今の「イエスマン」ばかりの取締役たちはすぐにでも辞めさせなければならない。
取締役会がその役割をきちんと果たしていたら、事態はここまでには至らなかっただろう。
「イエスマン」を切って中立的な人物を連れて来て座らせなければならない。
オーナーに「ノー」と言える本当の取締役会を作るのだ。

そのようにして作った新しい取締役会が大韓航空の新たな経営構造を組めるよう委任するべきだ。
その過程で、趙亮鎬会長の経営権が制限されることもあり得る。
しかし、既得権益を捨てなければ会社は生き残れない。
そうして初めて、創業者一族が失ってはならない最後の名誉も守れるのだ。

引用ソース
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2018/05/03/2018050303786.html#news_cmt_id他







韓国人のコメント


・だから日本は韓国の常に一歩先を行く…
特に精神面で、韓国は到底日本に追いつくことができない。
共感146非共感5

・↑日本は韓国を36年間支配したことについて十分に補償した。1965年に8億ドルの補償をした。当時としては莫大なお金である。それでも徴用工を建てる民主労組は不謹慎な集団である。
ネイバーなどでは精神的に進んだ日本人を罵る文章であふれているが、身のほど知らずである。


・上の記事に「お前に上司になってほしいという社員はいない」という言葉がある。
北朝鮮は、韓国の社会主義化し、主体思想化し、韓国を共産国家にするのが目的である。
北朝鮮の目標は全く変わっておらず、今も韓国には5万人以上のスパイがいて、韓国を共産化するために努力している。
そんな北朝鮮の鉄道を敷いてあげて、森林を助けるうとするなんて。
「ムンジェインに大統領になってほしいという国民はいない」
共感104非共感7


・一度滅びてこそマトモな精神になる。
名前を大韓から韓進に変えて、太極マークをHマークに変えて引けばいい。
共感66非共感7


・これは趙一族だけの恥ずかしい問題だと言えますか?
この国の財閥といわれる人たちの家族のすべての状況である。
そしてこれは先進国と未開国の違いである。
恥さらしの極致…!
共感54非共感2


・大韓航空だけの問題か?
現政権はどうなのか?
連帯とか言いながら、仲間同士でお互いに特典を与え合ってるんじゃないの?
大韓航空は単なる民間企業の次元だが、
政権は国全体を台無しにする次元である!
共感53非共感2


・韓国も、朴正煕時代に登場した多くの創業者たちは素晴らしかった。
イビョンチョル、鄭周永、クインへなどの指折りの綺羅星のような創業者は、ほとんどが節約家で堅実だった。
一方不労所得で承継した相続人は、ほとんどが直系尊属として、能力や資質などのすべての面で不足していた。
その一例が、今日こうなった航空韓進グループのオーナー一族である。
共感44非共感0


・「お前に首席になってほしいという人民はいない」
これが北朝鮮の欠点である。
叔父を銃で殺し、異母兄弟を暗殺した金正恩は、韓進姉妹が犯した過ち以上のものだが、金正恩がジェスチャーを一度すればサッと非難をやめる大韓民国人は、上下関係に弱くて奴婢根性があるという事実を認めざるをえない。
共感39非共感2


・まず、遺伝子が非常に独特で底質な妻に会ったみたいだね。
その遺伝子が子に相続されたし、母娘そろって突然悪い内容で有名人になりました。
そういえば昔話に、嫁を間違って選ぶと家が滅びる話があった。
共感37非共感1


・今の愚かな大韓民国の国民は、錯覚と過去への怒りの中だけに住んでいる!
共感27非共感1


・大韓航空のように、韓国の財閥がこうなったのは、国会、高位公職、公務員、マスコミの責任が大きい。
日本は隣国なので、常に韓国と比較しているが、韓国は日本のレベルには程遠い。
日本は西側諸国が一緒に進みたい先進国である。
トヨタはそのような先進国の先進企業である。
あえて私たちが見上げることもできない境地にいる。
共感23非共感2


・私たちが日本に勝つことができない様々な理由の一つ。
共感21非共感1


・会社で上級者が怒るとコップを投げつけることもある。
しかしそれは拘束令状を請求するような罪なのか?
道徳的には叱責に値する行為だけど、警察が捜査するのはやりすぎである。
なぜ誰もこのような内容のコメントを書かないのか?
私はすでにこういうコメントを過去二回書いたので、もう書くのもイヤになった。
共感19非共感12


・非常に適切な良いコラムです。
ただ、玉に瑕を一つだけ指摘しなければならない。
自動車会社の名前はトヨタ(Toyota)ですが、家門の姓は豊田(Toyoda、とよだ)です。
アメリカやヨーロッパに輸出する際、豊田より強い感じのトヨタ-Toyotaがいいとして会社名を変えたという話です。
共感16非共感0


・<精神文化>の面で、<韓国>は<日本>を学ばなければならない。
共感16非共感2


・「日本でも創業者一族による経営や同族経営は珍しくない。キヤノン・サントリー・セイコー・リンナイなどは創業者の子孫が経営している。しかし、子孫だからといって無条件で経営させているわけではない。厳しい検証を経て資質を証明しなければ、経営は任せてもらえない。一方、韓国は無条件で創業者一族に経営させる。3代目、4代目だという理由だけで経営権を自動的に世襲する。その違いが今回の大韓航空パワハラ騒動を生んだ。」
共感15非共感0


・お金持ちよりも…まずは人間にならなければならない。
共感14非共感1


・専門の経営陣がいてこそ会社がうまく回る。
だから主体思想派が掌握した青瓦台は、左向きにうまく回っている。
共感14非共感2


・このようなコラムを書くのがメディアの使命である。素晴らしい。
大韓航空の会長はこれを読んで、変化に対処してほしい。
企業じたいは殺してはならない。
共感13非共感0


・チョヤンホが学ぶべき言葉だね!
共感11非共感0


・こんな表面的な記事を見て、まるで日本が別世界の洗練された国であるという錯覚する奴がいないか心配になる。
豊田章男が社長になったのは、記事に書かれてるだけの上品なストーリーではない。
二世のボスの甲の横暴は日本でも多い。
ただし韓国よりも陰湿に行われることが多い。
どことは言わないが、交差点の黄色信号で停止したからという理由で怒鳴りつけて運転手の頭を殴った社長もいた。
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・チョ氏の家はもう経営能力がない。
恥を知るべきである。
共感8非共感7


・今、彼らが望むのは、企業の解体です。
他の企業にも近いうちに税務調査が入り、労組の反乱が広がっていくだろう。
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・個人企業に道徳を強要する社会を作るのは正しくない。
不道徳を保護しようというのではなく、まずはその社会が個人の権利を集団の幸せよりもどのくらい価値を置くのかによって、自由主義の程度が変わるからである。
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・私たちもうまくやることができる。
共感3非共感1


・大韓航空は世界一流の航空会社となって貢献した。
子が犯した些細な罪を誇張して、すべての権力機関を動員し、すべての罪を調査するのは、権力による深刻な人格殺人である。
法が家族を破壊してもいいのか?
公平性のない法執行は凶器でしかない。
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・元奴隷がちょっとお金持ちになったからと、あえて昔のご主人様と比較?
比較するなら他の元奴隷と比較しろ…
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・数年経てば元通り…
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