平壌の万寿台の丘に似合うデザインの像を韓国に?
(断想)安重根が殺した「伊藤博文」

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから
井戸の外のバンダービルドさん。

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平壌の万寿台の丘に似合うデザインの像を韓国に?

バンダービルド

9日の聯合ニュースや朝鮮日報などの主要メディアは、習近平の指示で製作されて数ヶ月前に国内に搬入されたことが知られている「走りながら銃を抜く安重根」の形状の像と関連して、数日前(8月4日)中国側から「像を公開して設けても構わない」という連絡(許可)があったので、これによって議政府駅広場に銅像の設置作業をしたと伝えた。
マスコミは「像は2.5mの高さの青銅で製作され、安重根義士が伊藤博文を狙撃しようとして走りながら胸の中から銃を引き出している姿」と報じた。

果たして事大主義(中華思想)にすっかりはまった韓国の姿らしい。
像が韓国に搬入された事実自体を数ヶ月間隠し、中国側の許可を受けて初めて公表できるようになり、また、初めて設置可能になる今日の韓国の「素顔」は、卑屈な中国の事大姿そのものだ。
まるで中国からすごい賜物でも受けたような雰囲気である。
韓国に散りばめられている中国事大のDNAは、このように生命力が強い。
韓国のいつものこのような態度(中国事大)を知っている習近平は、トランプとの首脳会談の際、「韓国は中国の一部だった」という発言をしたという話は、こういった面で可能性が非常に高いと思われる。
韓国がこのように事大主義(慕華思想)の姿を自ら示すものであり、そうである限り中国の今のような「韓国無視の態度」は今後もずっと続くだろう。

さて、公開された像の姿を見ると、一目見ても、その雰囲気は平壌の万寿台の丘に似合いそうなものであって、自由大韓民国の公共の場には似合わない姿である。
手榴弾を握り締めた像が、ソウル駅広場に置かれたかと思うと、ついに銃を抜きながら疾走する像がこのようにして登場した。
いわゆる「平和の少女像」というものが洪水をなしている中、今後は手榴弾や銃などで武装した像が本格的に加勢しているようだ。

朝鮮日報などのメディアは、<この像が梗塞した韓中関係を解決する鍵になるのか注目される。>、<議政府市は中国で製作された安重根義士の像が国内に建てられたのをきっかけに、中国観光客が増えることを期待している>というふうに書いている。
このような韓国のマスコミの姿は、どうにかして中国(習近平)によく見られたいという焦りのような雰囲気さえ感じられる。

一方では笑いも出てくる。
あんな安重根像が梗塞した韓中関係を解く鍵になるが注目されるというが、それならなぜ同時に、あんな像が韓日関係をさらに悪化させる火種のひとつとして追加されるかもしれないという考えを何故持たないのか?
併せて、安重根像によって中国人観光客が今後増えるかはわからないが、逆にほとんど確かなのは、日本人観光客がこのような像を確認すれば、二度と韓国に来る気持ちにならない確率が高いわけだが、なぜそういうことを考えないのだろう?

韓国はますますますます奇妙に変わっていく最中である。
最近になって、さらに加速している感じだ。
精神がマトモな(少数の)韓国人は、それを明確に感じている。

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9日、朝鮮日報、聯合ニュースの写真の説明:
「習近平の指示で作られた安重根像が議政府駅に立っている - 8日、議政府市の関係者が安重根義士像を議政府駅広場に設置している。議政府市によると、このブロンズ像は2013年6月の韓中首脳会談の際、朴槿恵元大統領に会った習近平中国主席が作るように指示したことが分かった。中国の民間団体のチャハアール学会は、同じ像を2つ作った。そうち1つは中国ハルビン駅の安重根記念館に設置される予定であり、残りの1つは議政府市に寄贈された。市は5月に像を手にしたが、サード配置などの両国の葛藤と
絡み合って、搬入の事実を明らかにしなかった。去る4日、チャハアール学会から搬入の事実を公表して設置しても構わないという助言を受けたという。

バンダービルド

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<100年たっても彼の国の政治は…>
2013.11.20 産経新聞

世の中、便利になったもので、五千円札の肖像にもなった新渡戸稲造氏が、昭和初期に書いたエッセーを電子書籍で簡単に読めたのには驚いた。
しかも無料じゃあ、神田の古本屋もたまったもんじゃない。

と、ブツブツ言いながら読んだのが「偉人群像」である。
内外の偉人たちのあれこれをエピソードを交えて描いており、彼が実際に会って話をした同時代人の生き生きとした口跡が伝わってくる。

伊藤博文元首相(公爵)の巻は、ことに感慨深い。
東京帝大で植民政策を講じていた新渡戸は、明治41年ごろ、初代韓国統監を務めていた伊藤に会うためソウルに渡った。
「韓国併合」に難色を示す伊藤公をなんとか説得してほしい、と友人の官僚に頼まれたのである。

「朝鮮人だけでこの国を開くことが果たしてできましょうか」と勢い込んで日本人の大規模移住を説いた新渡戸に伊藤はこう諭したという。
「君、朝鮮人は偉いよ。この民族にしてこれしきの国を自ら経営できない理由はない」と。

42年、統監を辞したばかりの伊藤博文は、ハルビン駅頭で安重根の凶弾に倒れた。
歴史に「もし」はないが、併合に批判的だった彼が健在だったならば、その後の日韓関係はもっと違った風景になっていたはずである。
そんな犯罪者をたたえる石碑をハルビン駅に建立しようという計画が、中韓両国で進んでいる。

父の朴正煕大統領を狙い、母を殺した文世光の像をソウル駅前に建てるのと同じ愚挙であることを娘の朴槿恵大統領はお気づきでない。
新渡戸に伊藤はこうも語った。
「(韓国が)今日の有様(ありさま)になったのは、人民が悪いのじゃなくて、政治が悪かったのだ」。
100年たっても彼(か)の国の政治は、一向に改まっていないようである。

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安重根評価
月刊Voice 2015年5月号記事(第2の安重根が生まれる日)より抜粋

早坂隆ノンフィクション作家

2014年1月に、中国のハルビン駅に安重根記念館ができたことをきっかけに、日本で安重根に関する報道が増えました。
しかしそれに関する書籍は意外に多くありません。
しかも存在する書籍のほとんどは、韓国側の主張そのままに従うような形で、安重根を「義士」や「英雄」として描写しています。
私の考えでは、理由がどうあれ、暴力を使って他国の政治家の命を奪うのはテロ行為以外の何ものでもないと思います。

私はノンフィクション作家として、信頼できる1次史料と現地取材を通じ、真の安重根の姿を知りたいと思って連載を開始しました。
そして、その出生や経歴を調べていく過程で、安重根は果たしてヒーロー(英雄)という名称にふさわしい人物なのかという疑問を強く持つようになりました。

彼は自伝(<安応七歴史>)で、お酒に酔って酌婦に説教をした末、暴力を振るったなどと記しています。
乱暴というか、器が小さい人という印象を受けました。
安重根は貴族階級の「両班」出身です。
しかし当時、朝鮮の身分制度は崩壊して没落し、安重根は生活が困難でした。
両班だけど、やむをえず直接事業をしたり、学校経営にも参加しましたが、まともなことはできませんでした。
彼は「日本人のせいで台無しになった」と彼の自伝に書いてあります。
つまり自分の人生の逆境について、自らの才能や運のせいにするのではなくて、すべて日本のせいだと言っているのです。

未完で終わった安重根の論文「東洋平和論」を読んでみても、「韓国は絶対被害者」という思考の枠組みから少しも抜け出せずにいます。
当時の韓国(李氏朝鮮、大韓帝国)が、清やロシア、日本という他国の動向によって揺れていたというのは常識的な話です。
しかし安重根は、韓国を一方的に蹂躙されているだけの存在にして、それ以上議論を発展させないのです。
伊藤博文は吉田松陰(江戸時代の思想家)の松下村塾(1856年に設立された寺子屋)で学びましたが、松陰は「孟子」の<至誠(丹念に臨む)を尽くさなければ何も達成できない>というモットーを最高の指針としました。
松陰のこういった教えを受けた伊藤も、至誠の心で朝鮮統治にあたろうとしたが、こういった伊藤の「至誠精神」は、韓国の「恨(ハン)の精神」によって拒否がされたと見ることができます。

伊藤博文を暗殺した理由と関連して、安重根は、著書(安応七歴史)で15の理由を挙げています。
さて、その中には事実関係自体を誤解したものが多く、こんな理由のせいで日本の初代総理大臣は暗殺されたなんて容認できないという感じがしました。
例えば伊藤暗殺の最初の理由として挙げたのは、韓国王妃(閔妃)の暗殺を伊藤が指揮したからだということでした。もちろん事実ではありません。
裁判中の安重根の証言記録を読んでみても、基本的な事実に対する認識間違いが多くて驚くほどです。
このような安重根を韓国は「義士」「英雄」として称え、伊藤暗殺行為を「義挙」と称賛しています。
このままなら第2第3の安重根を心配するしかない状況で、国家レベルでテロを助長するような愚行としか言えません。

韓国においての安重根に対する理解は、「英雄」ということのみにフォーカスされていて、実際の彼のキャリアや思想については知らない人が多いです。
伊藤についても同様で、現在の韓国においては併合の張本人だと考えられていますが、併合は伊藤が暗殺された翌年のことです。
日本の識者の中にも、安重根について肯定的な評価を下す人がいるのは事実です。
たとえば彼が残した「東洋平和論」を表面的に受け止めて「安重根は平和論者である」などという評価を下す人もいますが、自国の首相が暗殺されたのに、その暴漢について肯定的な評価を下す人がいる国など日本だけでしょう。
このような姿勢が果たして日韓関係の親善に役立つのか疑問です。
安重根のテロを「義挙」と認めるのは、日本はもちろん韓国の未来にも役立つことではないと思います。

当時朝鮮の基礎学問は漢学でしたが、識字率が極めて低い中、両班出身の安重根は一定の素養がありました。
遺墨を見ると達筆であり、漢詩をよく書いたりもしました。
安重根が収監された旅順監獄の看守だった千葉東七は、これに感動したと伝わっています。
千葉さんだけでなく、当時の日本人の中には朝鮮が置かれた立場に同情する人が多かったです。
しかし当時の韓国は華夷秩序がもたらした優越意識の中にあって、日本と同等に自分たちが扱われることでさえ拒否する態度がありました。
日本人の韓国への配慮は、一方的なものでしかなく、一言でいうと「安易な感情」だったと見ることができます。

現在、韓国では「安重根、安倍を撃つ」という本が出てよく売れています。
転生した安重根がハルビン駅で日本の安倍首相を銃で撃つという低俗な内容ですが、このような本が書店で​​何気なく売られていることについて、日本人としては違和感を感じざるをえません。
このような雰囲気なら、安倍首相の訪韓は困難になります。

今回いろいろなことを知って大きく感じたのは、歴史というものはいくらでも簡単に意図通りに変えることができるという点です。
安重根を肯定的に描写している韓国側あるいは日本側の出版物を見ると、例外なく彼が残した手記や論文から良い部分だけを抜き取って内容を構成しています。
私はノンフィクション作家としてこのような現象を知らせたかったです。
日本人は安重根についての絶対知識が不足しています。
したがって今は肯定も否定もできない状況なのかもしれません。
しかし韓国側の立場だけを反映した内容にならないようにするためには、その実像をよく知る必要があります。
そして誤った部分があるなら、誤りを指摘するのも重要です。
安重根は決して義士や英雄などではありません。
私たちの国の初代総理大臣を暗殺した愚劣なテロリストでしかありません。


引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=145384&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*上の三つのコラム、ものすごく分かりやすい良い内容ですね。


韓国人のコメント


ムハクサン(ハンドルネーム)
私たちの先人は、大人(たいじん)の肖像画を描くときは、その人柄まで描くと言いました。
しかしその安重根像の顔には尊敬を持てず、背筋が寒くなるだけだ。
そう見えるのは自分だけか?


正解と不正解(ハンドルネーム)
韓国人らしい愚かさです。
日増しに反日の狂気が韓国の未来をめちゃくちゃにするようです。







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(断想)安重根が殺した「伊藤博文」

バンダービルド


韓国人たちは伊藤博文(1841〜1909)を「民族の敵」だと考えている。
しかし伊藤博文は、当時は大変な先覚者であり、大きな星だった。
伊藤博文は朝鮮にも比較的融和的だった。
伊藤博文の主な履歴はこうだ。

- ロンドン大ユニバーシティカレッジ留学(化学専攻)
- 米国イェール大名誉法学博士
- 日本の明治維新を主導した核心人物
- 日本の憲法の基礎を作った
- 日本の初代首相と5代、7代、10代首相を務めた
- 初代朝鮮統監
- 女性教育の重要性を力説して女子大学の設立を主導
- 政界登場後の40余年間、長官、首相、全権大使、政党(立憲政友会)、枢密院(諮問機関)議長など政府の要職をあまねく経て、日本近代史の主役となり、米国、英国、ロシア、清などの交渉のときに全権大使として参加して、日本の外交の基盤を作った

当時西側世界では、このような「伊藤博文」をビスマルク級だとされた。
安重根の銃に撃たれて応急処置を受けた時、「伊藤博文」は銃を撃ったことが韓国の青年だという話を聞いて、「馬鹿な奴!」という一声を残して息をひきとった。
東洋の大きな星が落ちた瞬間だった。


バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=145386&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


韓国人のコメント


見守るには…(ハンドルネーム)
あなたの意見を常に先入観なしで読もうと努力しています。
様々な考えに接して、あなたの意見を応援しています。
でも今回の文には同意できません。


正解と不正解(ハンドルネーム)
あまりにも馬鹿なので、良いものと悪いものの区別ができないのです。
李氏朝鮮は収奪王朝だったのに、日本のほうがもっと悪いとか馬鹿馬鹿しい。
ただ奴隷がお似合いだ。
李氏朝鮮は過酷な君主の奴隷の国。
飢えて死んでいく地上の天国を作った北朝鮮の金氏王朝がお似合いの民族だ。


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