この怒りと憎しみの終わりが気になる
怒りと憎しみの先にあるのは破滅です

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから證人さんと正解と不正解さん。


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この怒りと憎しみの終わりが気になる

證人

最近、マンションの外壁にシリコンコーティングをしていた作業員が15階の高さのアパートから落ちて死亡した。
原因は、この労働者は携帯電話で音楽を聞きながら作業をしていたが、アパートの住民の一人がうるさいと怒って屋上に上がり、作業員がぶら下がっているロープをナイフで切ってしまったからだという。

また、「インターネットの速度が遅いので不満だった」として、修理業者を呼び、凶器を振り回して殺人を犯したという事件もある。
通行人に対して凶器を振り回したり、殴って死亡させたりする事件もしばしば起きる。
これは社会の雰囲気と直接の関連がある。
「『殺人鬼』になる夢を見た少年の残酷な犯行」、「同じクラスの友達に殴られて、小学生が非業の死」などの報道に示されているように、幼い頃から些細なことについて怒って残酷な報復をするという心に馴れているからではないかと思う。

数日前、ある放送チャンネルで、元老俳優のシンソンイル氏の近況とのインタビュー内容が紹介されていた。
放送の最後に彼が残した意味のある言葉がある。 
「上半期の韓国映画は『怒り映画』が80%である。」とし「いい加減にしなければならない」とした。
考えてみると、上半期だけではない。
いつからか韓国映画界は『怒り映画』が主流をなすようになった。
日本関連で怒ったり、既成世代関連で怒ったり、主として過去への怒りである。
感謝する心を込めた映画は探すのが難しい。

人間は、怒るべきときは怒るべきである。
しかし、常に怒って生きているの不幸なことだ。
感謝することも知らない。
探してみれば感謝すべきこともたくさんあるというのに、韓国で最近出ている映画が怒りの表出ばかりだとすると、あまりにも問題が大きい。
人間の感情は、環境に影響を受けるものであり、コントロールする訓練が必要である。
意図的にでも明るく振るまい、陽気で、感謝の気持ちを持てるよう、文化界に関連する従事者は気を使わなければならない。
ところが、みんなが『怒り映画』にこだわっているのだ。
これは、娯楽のレベルを超えた『怒りの生産』と見るべきだろう。
単純に商法として片付けていい問題ではない。
社会に向けたテロである。

「怒り映画が80%ある」というだけでなく、テレビや新聞などのマスコミの報道も、美談は探すのが困難で、主にスキャンダル(醜聞)や悪行を集中的に報道している。
しかもあらゆる想像と憶測まで加えている。
だからそういう世の中になっていくのだ。
これらすべてが、この社会に対するテロを助長する役割を果たしている。
知る権利を満たしているのではなく、テロを助長しているのである。

美談は記事にせず、いやらしい話だけを収集している記者や、これを促している言論界、怒り映画だけに執着している映画界、すべてが明るくて温かい社会のために自分たちが何をするべきかに覚醒するのが切実に必要である。
子供の死を利用して、いまだに胸に黄色いリボンをつけて、怒りと憎しみを商売している悪魔はもちろんのこと。(*セウォル号のこと)

證人

引用ソース
http://www.chogabje.com/board/column/view.asp?C_IDX=73282&C_CC=BC
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?id=144549&cpage=1&no=127148


*韓国は抑圧されてる社会だと思う。日本社会とは抑圧のカタチは違うけどね。

で、いったん「怒っていい免罪符(被害者の地位)」を手に入れたら、そこに執着する。しがみつく。
慰安婦問題とセウォル号問題は、そういう意味において似てると思う。


韓国人のコメント


Zephyr(ハンドルネーム)
本当に怒るべきことには怒らないのにね。


罪刑法定主義(ハンドルネーム)
よく読みました。


stargate(ハンドルネーム)
昨年以来、新聞もTVも見ていないので、そういうストレスを受けてないです。







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怒りと憎しみの先にあるのは破滅です

正解と不正解


なにが韓国人を憎悪と怒りへとかきたてているのか、私には到底分かりません。
貧しくて不幸だとし、金持ちが贅沢するだけで怒る大韓民国を理解することは困難である。
いくら努力しても得たお金はすべて国に帰属する北朝鮮ですら、韓国人ほどの怒りは抱えていない。

昨日も慈善団体が、アフリカの子供たちが暗い表情で病気で死んでいく場面を放映していました。
その子に何の罪があるのでしょう。
その子は、我が国の赤ちゃんよりも罪があるわけでもない。
少しの病気でも、病院で治療を受けることができる大韓民国にいて、なぜそこまで怒れるのですか?

私たちの同族である北朝鮮では、7歳くらいのコッチェビ(*北朝鮮で孤児となった浮浪児)は生ゴミをあさって食べています。
あなたの怒りはなんのための怒りですか?
あの恐ろしかった過去が懐かしいのですか?
米軍が残した食べ物のゴミを食べていた過去は、そう昔の話でもない。

私は今の豊かさに満足しているし、腹が膨れる現実がありがたくて感謝している。
怒りや憎しみについては、昔、激しい貧困で満足に食べられなかった時代ですら私は知りませんでした。
なぜ日増しに、豊かになるほどに、怒りと憎しみが大きくなるのかが私には分かりません。

日本が憎いのですか?慰安婦に関心がありますか?
それなら、今もまだ北朝鮮で生きている、我が国のために戦ってくれた国軍捕虜についての関心を何故持たないのですか?
国軍捕虜についての関心を持てないのなら、もう日本への怒りと憎しみは忘れるべきです。私たちは怒る資格すらないからです。

私たちは人間になりましょう。
謙虚さと優しさ、温もりが何であるかを学ぶ必要があります。
簡単な方法があります。
日本人が得意です。
日本人を学び、アメリカ人の善良さや、私たちのために戦った方々の尊い行動を学びましょう。

怒りと憎しみは破滅をもたらします。
私たちは、地獄の苦しみに自ら入っていこうという民族の憎しみを捨てて、その隙間に人間を愛するヒューマズムでいっぱいに満たしましょう。
真の悪を憎むのは大事だが、私たちの怒りは悪に向かっていないのです。

私たちは、怒りどころか、憎しみも悪に向かっていない。
理由の分からない憎しみと怒りを捨てて、自由世界の助けを借りて、私たちは今日の豊かさについて感謝の気持ちを育てなければならないのです。

正解と不正解

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?id=144550&cpage=1&no=127149


韓国人のコメント


アベンジャーズ(ハンドルネーム)
この本を読んでみてはどうか。
怒り社会 - 現代社会の感情に関する哲学エッセイ
チョン・ジウ「イギョン」2014年04月19日
「怒り社会」は「怒りとは何か」の問いから「怒り社会としての韓国社会」を徹底的に分析し、個人がどのように生きるべきかについて「存在の技術」を提示する


正解と不正解(ハンドルネーム)
私は怒っていないのだが。
ただ韓国人の怒りが哀れに見える。
怒りの原因さえよく分かっていないからだ。
まだガキだから理解できないのか?
私は怒りではなく、感謝を持ち、今日の大韓民国を可能にしてくれた自由友邦の国に対し、恩返しをして助けることができる人間になりたいと思っている。



*韓国の翻訳記事のなかで、「怒り調節障害」という言葉をはじめて目にしたときは、ちょっとビックリしたっけ。
「なにその身も蓋もない言い方」って思って。
ただ、わりとよく見る単語なので、韓国では一般的な言葉だと後に気づいたんだけど。