韓日は友達にならなければならないし、そうすることができる

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトからひさびさに朴承用氏という方のコラム。

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韓日は友達にならなければならないし、そうすることができる

朴承用

ほぼすべての動物は、生存のための基盤の領域を有している。
人間も同じだ。
特に原始時代の人間は、領域の確保が生存と直結していた。
狩猟 - 採取する人間一人の生存のため必要な土地は1平方マイルだった。
狩猟採取の前の人類の祖先の猿たちも、食べていくために、少なくともこの程度の領域が必要だったのだ。
人口に比べて領域が足りなかったり、領域に比べて人口があまりにも多くなると、食べものが不足したり、まったくなくなることになる。
  
それはすぐに生存への脅威となり、生存のため、他の領域を侵犯しないわけにはいかなくなる。
だからお互い隣接(近接)している者同士で必ず領土紛争が起きるのだ。
生存に不可欠な土地を保存したり奪うため、長い年月の間、絶えず戦っていた人間は、土地強奪の動物、すなわち「帝国主義的な動物」へと進化することになる。
私たちちが「神聖」だと考えている民族主義も、帝国主義的な生存本能に起源がある。


「帝国主義的自然法則」は自然な行動パターン

大国と隣接する弱小国は、殴られることになっている。
国際関係は弱肉強食だという帝国主義的な自然法則が支配するからである。
弱い国としては悔しいことだが、これが厳然たる事実であり、歴史が生き生きと証言していることだ。
アイルランドは英国にたくさん殴られた。
ポーランドもドイツとロシアにたくさん殴られた。
中国やロシア辺境諸国も同様である。
チベットやチェチェン(Chechen)は今も血を流している。
韓国も、隣国の中国や日本に殴られたのもこれらと同じである。
これは力を持った者の本能であり、自然な行動パターンである。
だから大国のなかに歴史的に傷のない国などないのだ。

日本だけ特別に邪悪な国ではない。
ドイツもロシアも英国もフランスも、日本に劣らず邪悪な歴史を持っている。
善なる大国だと自負している米国も、メキシコから多くの土地を奪ったし、海外に植民地を抱えていた。
欧州の小国ベルギーも、コンゴを占領して収奪を日常的に行っていた。
罪のない人間がないように、罪のない国もないわけだ。
韓国も強大国だったら間違いなく帝国主義的領土争奪戦に飛び込んでいただろう。
帝国主義から自由な国などありえないからである。

大国同士が隣接すれば戦うことになっている。
英国とフランスは、欧州の覇権をめぐって、千年以上の轟音をたてていた。
英国はかつてフランスの3分の1を支配したことがある。
フランスのノルマンディー公国は、英国を征服及び支配したために、200年余りの間、フランス語が英国の公用語となったこともある。
百年戦争、宗教戦争、ナポレオン戦争など、数多くの戦争で、英仏両国は頻繁に戦った。
英国とフランスはまた、海外の植民地を互いに占領しようとして数百年に渡って戦った。
これら両国だけでなく、ヨーロッパの他の国々も、互いに傷つけずに平和に過ごしてきた国など、おそらく一つもないだろう。

今は仲良くしている北欧のノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドも例外ではない。
ノルウェーはスウェーデンの支配を受けたことがあるし、スウェーデンはデンマークの支配を受けたことがある。
フィンランドはスウェーデンの侵略をたくさん受けた。
ドイツとフランスも相互に加害者の歴史を持っている。
それでも今ヨーロッパは平和によく住んでいる。
文明が発展し、すべてが経済的に裕福になったので、戦うよりも平和に過ごすほうがよいと思うようになったのだろう。
あるいは1〜2次世界大戦を戦って、利益があまりないということを体験したからかもしれない。
それから自由民主主義体制の先進富国の間では、戦争が起きていないという影響もあるだろう。
第2次大戦後、これまで欧州諸国は、「ヨーロッパ共同体(EU)」を結成して平和に暮らしている。


韓国と日本は西欧の例を見習わなければならない

昨今、韓国と日本は、独島領有権や過去の不幸な歴史をめぐって互いに争っている。
両国の領土紛争の根は、人間の帝国主義的本能にある。
どの国も歴史的な間違いからは自由になれず、仲の良い隣人として過ごすことが相互の利益になるということを悟り、共に自重しなければならない。
  
しかも韓国は、世界最悪のギャング集団の北朝鮮と対峙している。
それだけでなく、共産独裁国家中国が、北朝鮮の同盟国として北朝鮮を守っているので、韓国は生存のためにも、日本のような友人が必要である。
日本も北朝鮮と中国の脅威から自由ではない。

韓国と日本は、東北アジアで唯一の先進富国であり、自由民主主義と市場経済体制という価値観を共有しているので、友達になることができるし、なる必要がある。
北朝鮮と中国の脅威と侵略に共同で対処する必要があるということだ。

西欧の多くの国が、不幸な過去に執着するよりは、善隣として協力して生きている。
韓国と日本も、もう過去の罠から抜け出して、相扶相助の関係にならなければならない。

朴承用

引用ソース
http://www.chogabje.com/board/view.asp?C_IDX=46683&C_CC=BC


*こういうのを読むと、日本の保守論人が「韓国の保守とは協力できる!」と思うことについて、「あまあ、そう思うだろうな」ってなったりもする。
一見いい話をしてるように思うんだよね。
問題は、韓国人は「そのために日本はまず謝罪と賠償をしなければならない!」「そのために日本は教科書に『事実』を書かなければならない!」と発想するということ。
常にそこに立ち返る。
常にそこは揺るがないんです。









韓国人のコメント


基本定石(ハンドルネーム)
友達の友達は友達だ。当然の命題だ。
アメリカの友達の日本は、当然ながら私たちの友人にするべきである。


クリョンチョ(ハンドルネーム)
人間の文明が平和を維持しようとする努力を捨てず、地球村の政治指導者が、未来の戦争で愛する家族を守ることはできないということを切実に認めるなら、戦争は避けることができるだろうと考えます。


釜山386(ハンドルネーム)
イギリス、フランス、ドイツのどの国が、他国の国母を裸にして23回刺して殺しましたか?
どの国が自国の首都の真ん中で、7000人(そのうち11歳未満の子供が900人)を竹槍や鎌で刺し殺しましたか?
どの国が農民軍を60万人虐殺しましたか?
どの国が民族の志士を捕まえて残酷に拷問して侮辱を与えましたか?
どの国が他人の家の貴重な娘を20万人も性装身具にして戦場に連行しましたか?
古今東西、日本の植民地統治ほど低質で悪質な例がありますか?
キムジョンウン反逆集団に対抗するため、一時的な協力はしても、友人になれるでしょうか。
日本の右翼集団のほうがキムジョンウン集団よりも私たちにとっては敵ではないですか?
キムジョンウン集団も、日本の右翼も、不倶戴天の敵です。
一つを除去するため、残りの一つと今だけ親しいふりをしているだけです。


アッラーは偉大である(ハンドルネーム)
国母を裸にして23回刺したというのは、どこにソースのある話なのでしょうか?
関東事件は100~200人が定説だが、7000人って何ですか?
序盤に朝鮮人や中国人の略奪行為がいくつかあったので、地震で理性を失った人々が攻撃しはじめたものであって、日本の警察は徹底的に朝鮮人の保護をして、大きくなる被害を防いぎました。それが関東事件です。
やたらと膨らまして反日感情をあおるのが、この国の特徴ではあるんですけどね…
3-1運動でも関東事件でも、1、200人の事件だというのを、両国で調査して発表しています。


釜山386(ハンドルネーム)
アッラーは偉大であるさん、乙未事変関連の事実は、日本人が直接書いた本で読みました。
さらに、統一部の長官を務めたホムンド氏は、死姦までされたと言っている。
関東大震災で虐殺された朝鮮人の数は、もともとは2万3千人程度だと推定されていたが、調査によって現在までに確認された数字は6661人だと知っています。
ところであなたはどこで聞いて100~200人だと主張していますか?
私がやたらと膨らませているのか、それともあなたが目を閉じて日本人の味方をしている親日派なのか、一度確かめてみましょう。
両国で調査して発表したというが、いつ誰が調査したのか、その根拠を示してください。
正確どの日にどの政府機関が調査したのか。


bestkorea(ハンドルネーム)
この世界のどこの国民が、自国の国母が裸にされて23回刺されて死姦されるほど無力で卑屈で表面的な国民だったのかが気になります。
そうして併合されても、復讐するどころか、責任を負って自決を選ぶ高位幹部もソンビ(学者)も一人もいませんでしたね。
それだけでなく、そんなふうに自尊心云々をいう国民々なら、すでに富強な国を作るために一致団結して、すでに何らかの形で報復を敢行し、自尊心を回復していたでしょう。
しかし我々はそんなことはできなかったし、今後もそういうことをする意志も能力も道徳的義務もないように見えます。
私たちが弱いので殴られたんだと認識しない限り、このような屈辱をずっと味わうしかありません。
事実、今だって殴られているではないですか。
横になっていつまで唾を吐かないといけないのでしょうか。


丁重(ハンドルネーム)
韓国人として、このようなことを言うのも情けないが、明成皇后は乙未事変(1895年)の十数年前の壬午軍乱(1882年)の時も、朝鮮軍人の手によって死ぬところでした…
壬辰倭乱や韓日併合をした日本は自由な友好国となった。
しかし人権をあざ笑う中国の人海戦術によって数多くの軍人が戦死させられたし、国が分断されたし、1万の離散家族を作っりました。
中国は共産党の首魁となって、過去も今も私たちの最大の障害になっているという現実を見ることが重要です。
過去に執着して、現在と未来を台無しにする愚を冒さないようにしましょう。