たった2~3年前のことなのに、今と比較すると隔世の感
知れば知るほど老獪な安倍首相

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから井戸の外のバンダービルドさん。

160717_1121-01



たった2~3年前のことなのに、今と比較すると隔世の感

バンダービルド


¶2013年10月7日、聯合ニュース

(タイトル)
『パククネ大統領、習近平とは「和気あいあい」、安倍とは「冷ややか」』

(記事の内容)
『パククネ大統領が唐詩の「欲窮千里目 更上一層楼(*遠くを見るためには、より高いところに登らなければならない)」を引用して、「韓中関係が更に改善」

アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席しているパククネ大統領が7日、習近平・中国国家主席と和気あいあいとした雰囲気を演出したのに対して、安倍晋三日本首相には目もくれない姿を見せて対照を成した。(後略)』


¶2014年11月30日、月刊中央

(タイトル)
『安倍外交のみすぼらしい成績表、6勝の夢を見ていたが、1勝もできなかった「絶望外交」』

(記事の内容)
『(前略)「安倍外交」を振り返ってみると、敗北に敗北を重ねた茨の道の旅だった。かといって、来年(2015年)の安倍外交がどうなるのかという議論は、少なくとも今の日本では起きない。なぜなら多くの日本人は、安倍政権が今後1年以上持続するとは考えていないからである。(後略)』



¶2年間の、安倍 - 習近平の表情の変化


(2年前)2014年11月11日、北京APEC会議
160717_1121-01

(現在)2016年9月4日、杭州G20会議
160717_1122-01


☞2~3年前の雰囲気は、日本(安倍首相)がまるで孤立もしているかのように国内で思われていて、当時の国内メディアは日本をそういう方向に更に持っていこうとしながら、日本を貶める(卑下する)報道ばかりをしていた。

- しかし、現在の時点で見たとき、韓国は北朝鮮核とSLBMで安保危機が急激に高まって、距離のあいた米国や日本との関係は完全に復元しておらず、中国とはサード対立が表面化した状態になった。
韓国は今、親中等距離戦略の大失敗によって、米日中それぞれとの関係を新たに確立する必要がある面倒(試行錯誤)な状況になっている。

- 中国は露骨な膨張主義によって、ベトナムやフィリピンなどの周辺国と葛藤を育てており、特に領有権関連では国際裁判で敗訴するなど、国際社会でのイメージが悪くなっている状態だ。

- 日本の場合、現在の時点では、客観的に見て、国際社会の中で存在感を高めており、影響力を拡大していく上昇の雰囲気がはっきりして見える。


P.S)
2年前に習近平と安倍首相が互いに無視して握手するシーンで、多くの韓国人が「精神勝利」をしたが、彼ら(日中)はたった2年で、いつそんなことをしたかというように、とりあえずお互いに笑顔を見せた。
大国同士、周辺の雰囲気に応じて、いくらでもお互いに笑顔になることができるというだけだ。
世界とは元々そういうものである。
こんなものに流されて一喜一憂する方がバカである。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=136803&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*二年前か~
まあ、当時あった「日本は孤立ニダ!」「安倍はもう終わるニダ!」という連日の露骨な報道はほぼ皆無になりましたね。ものすごく意気揚々と、パククネ外交の素晴らしさと安倍外交のみすぼらしさを語ってた韓国マスコミでした。
そういう意味では、変化したといえばしましたね。 
でもね、韓国の報道をこの二年間、いやそれ以上、文字通り盆と正月以外はほぼ連日アホみたいに読んでる私にいわせれば、 「基本」「根っこ」の姿勢は今も何にもこれっぽっちも変わってません。
最近の日本メディアは「韓国が変わった」ということに焦点をあてるパターンも多いですが、表面的なものなんだよね。



━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

知れば知るほど老獪な安倍首相

バンダービルド

安倍首相は、知れば知るほど老獪(=経験豊富で巧妙)である。
今回、ロシアに向かって、今後毎年定例的にウラジオストクで両国間の首脳会談を開こうと提案したのだけを見ても、すぐにそれが分かる。
今回の提案は平凡に見えるが、非凡な提案である。

安倍首相が、米国や英国などの西側陣営、あるいは韓国に向かって、特定の都市で毎年恒例のサミットを持とう提案するとしたら、それは普通の提案であるといえる。
しかしロシアに対し、このような時期にこういう提案をしたというのは、違う意味を持つ。

米国は1日、ロシアの37の企業や個人に対し、追加的制裁に乗り出すことを電撃発表した。
米国はこのような発表を、日露首脳会談の日の前日に公開した。
米国が、日本とロシアの間で形成される和解の雰囲気を、現在どのような視覚で見ているのかを象徴的に物語る部分である。

米国が気に入らない日本とロシアの間の和解の雰囲気は、お互いの利害関係が一致しているがゆえに形成されたものだ。
ロシアの立場では、西側陣営の制裁(クリミア併合関連)を、日本という大きな比重を持つ国を利用して無力化させて、経済的支援まで引き出そうとする目的があるし、日本の立場では、北方領土を返してもらうという当面の課題が存在する状態だ。(*私が思うに、それ以上に対中牽制の意味もあると思います。領土問題は「目的」にもなるけど、同時に西側諸国に対して「対立」を強調しつつ接近して対話できる「手段」ともなり得るということ。)

プーチンは12月15日、日本を訪問することにした。
こういった両国間の時刻表(政治日程)を考慮すると、うまくいけば今年、日本は北方領土返還という画期的なブレ​​ークスルーができる可能性がある。
しかし、もし今年は北方領土返還作業が大きな進展を見られず、長期化した場合、新しくできる米国政権(の圧力)によって、日本はロシアとの和解の雰囲気をまた後退させなければならない可能性に直面するかもしれない。

日本は北方領土返還の雰囲気作りのため、すでに<2014年プーチン大統領の訪日>を計画していたが、当時対ロシア制裁を要求する米国側の圧力により、こういった計画が水泡に帰した前歴がある。
最終的に日本の当初の計画(プーチン訪日)は、今度の12月になってようやく一歩遅れて行われることになった。
日本としては、北方領土を返してもらう時刻表が2年も遅れたというわけだ。

結論として、安倍首相が今回、ロシアに向かって毎年日露首脳会談を定例的に開催しようと提案したのは、近いうち、新たにできる米国政権によって、再びロシアとの関係が離れ、​​北方領土返還作業の時刻表に支障をきたす可能性を基礎的な部分で予防する次元のものと見ることができる。
今回ロシアとの定例協議に合意することによって、今後、米国がロシアとさらに関係が悪化しても、これに大きな影響を受けずに気軽にロシアとの対話を継続的に進めていけるというものである。

もし北方領土返還作業が今年大きな進展があったとしても、今後の返還交渉のための日露間の時刻表(政治日程)は、周囲の環境(米露関係)がどうなろうが、無条件に支障なくおこなえる制度的装置(サミットの定例化)を確保しておくという意図がかなりあるだろうという結論が可能だ。

ロシアに向けてのこういった安倍首相の提案は、米国オバマ政権が事実上レイムダックに入った状態だからこそ、気軽にできたという側面が強い。
安倍首相は絶妙なタイミング(オバマのレイムダック)まで考慮したと見ることができる。

安倍首相は併せて、オバマ大統領が広島を訪問したというのに、<自ら(安倍首相)のハワイ訪問計画は、現在はない>というふうに出ている。
オバマ大統領の広島訪問の答礼訪問の次元で、ハワイ訪問を積極的に検討することもできるが、現時点で安倍首相は微動だにしない状態である。

おそらく安倍首相の頭の中には「オバマはすでにレイムダック大統領」という考慮があるのだろう。
最終的に、「自ら(安倍首相)のハワイ訪問」は保留しておいて、次期米国大統領に対して、いつか日本に有利な状況で使えるカードとして大切に保留しておこうという意図の可能性が大きい状況である。

結局、安倍首相が示したこういった行動のいくつかを見ても、安倍首相は通常レベルを超えている。
一言でいうと老獪といえる。
今日の韓半島周辺の荒波を勘案すれば、むしろ韓国にこそこういった老獪な指導者が出現し、難局をいろいろと乗り越えていく必要があるのではないかと思う。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=136794&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*バンダービルドさんは「隣の芝生」というか、安倍さんを過大評価しすぎだと思います。笑
ただまあ、「安倍外交おそるべし・・」というのは最近の韓国全体のムードでもあるんだけど。
韓国人的には絶対にありえないと思ってた米国議会演説とオバマの広島訪問があり、
さらに最近は安倍マリオショックに陥ってる状態。

あとバンダーさんの思考の仕方、正直ものすごく「韓国的」なものを感じます。
なんか「ヤラシイ」っていうかさ~、、、
いいんだけどね。実際に韓国人なんだし。


>>米国が気に入らない日本とロシアの間の和解の雰囲気は、お互いの利害関係が一致しているがゆえに形成されたものだ。
ロシアの立場では、西側陣営の制裁(クリミア併合関連)を、日本という大きな比重を持つ国を利用して無力化させて、経済的支援まで引き出そうとする目的があるし、日本の立場では、北方領土を返してもらうという当面の課題が存在する状態だ。

うーん。
これね、私が思うに、それ以上に中国牽制の意味があるんじゃないかなと。
ロシアとの領土問題の解決は、それそのものが「目的」にもなるけど、同時に西側諸国に対しては「対立」を強調しつつもロシアとは接近して対話できる「手段」ともなり得るんだよ。
「北朝鮮の脅威のため」と言いながら、中国牽制のための武器整備や法整備をしてるのと同じニュアンスを感じる。
うまくいってる部分もうまくいってない部分もあるけど、最近の日本政府は一貫して中国牽制のために色々やってて、韓国との関係改善の動きもその一貫といえるわけだし(もちろんこれ、私たちのようなバリバリの嫌韓にとったらすごく嫌悪を感じる部分なんだけどさ)。
ロシアとも、できれば中国が「ムムッ」と思うラインまでは関係を改善させておきたいというのが日本側の本音でしょう。中露は実際のところ、信頼関係なんて形成されてないんだろうしね。分断させるところまではいかなくても、手をつっこんで邪魔しておくのは大事だと思います。


韓国人のコメント


福27810諭吉(ハンドルネーム)
安倍には狡猾さやずる賢さは感じません。
着実に、黙々と、やるべきことをしっかりとする感じがします。
まあ今回のことは、米国の立場では不愉快でしょう。
しかし米国も、日本ほど大国が、米国にかなりの部分で従ってきたということを知る必要があるでしょう。
先祖の名誉まで汚して、米国の考える日米韓共助のために、1億日本人の反対を退け、慰安婦謝罪や賠償までしたというのは、本当に大きな決断です。(日米韓共助は、米国の国益になる部分が大きいです)
いくら最高の同盟関係だといっても、日本のすべてを米国の思い通りに動かすのは不可能だし…うーん…
それでも米国の仮想敵国のロシアに対し、日本がこういうふうにするのは、米国の立場では本当に不愉快でしょう。
まるで日中戦争の時に、中国を後方から支援した米国を見る日本の立場のような感じ…そこまでではなくても、かなり不愉快ではあるでしょう。
実際のところ、何故あえて今なのか。
最高の日米同盟関係へと改善されている今なのに、突然ロシアとこういうふうに接近しようとしているのかが分かりません。
これまで日米同盟関係を改善させるためにしていた行動が、軽く水の泡になる感じもします。


palpal(ハンドルネーム)
プーチンと和解ムードがあるからといって、ロシアが北方領土を簡単に与えるでしょうか?
すでに確保した領域を返すなんて。
大きな見返りもないのに、領土を返した例があるのでしょうか。
そして、もう一つ。
バンダー様は、米国大統領のレイムダックに合わせて日露会談の定例化を提案したことについて、老獪な安倍首相として、すごい人だと評価されるようですが、これまでのバンダー様の対米姿勢から考えて、もし韓国が同じようなことをしていた場合、どう評価しましたか?
米国のような友好国に対して、レイムダックをチャンスとみて、米国がこれまで制裁していた国との協議の定例化するのは、ずる賢くて、友邦への信頼を失わせる行動だと言っていたのでは?


バンダービルド(ハンドルネーム)
過去にロシアと日本が合意した事項に、「今後、平和条約締結時に2つの島を優先して返す」という趣旨の約束があります。
もちろんロシアが素直に応じる可能性は未知数ですが、経済的な反対給付が十分あれば、自国内の世論を見つつ返還する可能性も排除できません。
併せて、日本と韓国が、それぞれ米国の同盟として、米国の心を不快にさせる行動をするのは似ていますが、大きな違いがあります。
韓国の場合、実力や分別(米国がいなかったら安保維持が不可能な現実)を明らかに逸脱している(中国事大)といえます。
しかし日本の場合、実力や分別(米国がいなくてもある程度の安全保障の維持が可能)を逸脱してません。
しかも韓国のような事大主義でもなくて、正当な理由(北方の島の返還)による行動というのは、誰が見ても認められる状況です。


バンダービルドさんのコラム(一部)