(チョン・ダルヨンのスポーツ欄)サッカー韓日戦、試合だけでなく応援・解説も負けた

反応はないんですが、紹介しておきたい記事を見つけたので。

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(チョン・ダルヨンのスポーツ欄)サッカー韓日戦、試合だけでなく応援・解説も負けた

スポーツは「戦い」ではないので競技場の内外で相手への配慮と快適さがなければならない。
 
テニス4大メジャー大会の一つのオーストラリアオープンテニス大会が盛んに行われている。
この記事を書いている今日(31日)、男子テニスシングルス決勝ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とアンディ・マレー(英国)の試合を最後に幕を下ろす。 
TV中継を介して、世界的な選手たちの素晴らしいプレーを見ていたら、思わず感嘆の声が出る。
それに加えて印象深い場面もある。まさに相手選手を配慮し、尊重する姿である。
相手選手の素晴らしいプレーが出ると親指を立てたり、拍手を送る姿をよく見る。
試合前後のインタビューでも、相手選手に対して肯定的なコメントをしている姿はおまけである。
試合だけでなく、競技場の外でも相手選手に配慮して認める姿を見ると、テニスが「紳士のスポーツ」だということを知ることができる。

*錦織選手、残念だったね(´Д⊂)

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シン・テヨン監督が率いる五輪代表チームが去る30日の夜(韓国時間)、カタールのドーハのアブドゥッラー・アル・カリファスタジアムで開かれた「2016リオ五輪最終予選兼AFC U-23選手権」の日本との決勝戦で2-3で逆転負けした。

 
このように、スポーツは勝負を争うゲームだが、決められたルールに基づいて正々堂々と実力を競うという点で、競技場の内外で相手を尊重するか、あるいはゲーム以外のイシューで相手を刺激するのは、スポーツの本質に合わない。
もちろん国際大会で国家を代表して試合をしたり、感情的にとげとげしい国の選手と試合をしている場合には、事情は少し異なる場合があるが、それでも相手選手やチームへの配慮や快適さはなければならない。
相手チーム・選手の良いプレーに拍手をできなくても、誹謗や嘲笑はしてはならない。
勝利者だけでなく、敗者にも拍手と激励を送るスポーツは「戦い」ではないからである。
 
過去のサッカー日韓戦の応援とTV解説は、我々は、日本代表チームと選手たちへの配慮と礼儀が欠けていた。
 
そのような点で、去る30日の「2016アジアサッカー連盟(AFC)U-23チャンピオンシップ決勝戦」では、我々は試合の結果だけでなく、応援とTV解説でも日本に負けたと見ることができる。
試合で韓国と日本の代表選手たちは熱心に走ったので、勝った日本代表チーム選手団だけでなく、負けた私たちの代表チーム選手団にも、拍手を送って励まさなければならない。
しかし応援とTV解説は違った。
果たして私たちの応援とTV解説は、スポーツの本質に合った成熟した姿を見せたのかを振り返って見なければならない。
 
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「日本は私たちの優勝自動販売機」大韓サッカー協会が去る30日の夜(韓国時間)、カタールのドーハのアブドゥッラー・アル・カリファスタジアムで開かれた「2016リオ五輪最終予選兼AFC U-23選手権」日本との決勝戦を控え、公式SNSを介して応援スローガン作成イベントを行って採用されたフレーズ。


 
大韓サッカー協会は今回の韓日戦を控えて、公式SNSを介して応援スローガン作成イベントを実施したところ、「日本は私たちの優勝JAPAN(自動販売)機」(*自販とJAPAN、発音が同じ)を当選作に選んだ。
国内プロサッカーKリーグで、サッカーファンが敗北が多いチームを自動販売機のように簡単に勝ち点をくれるという意味で、「勝ち点自販機」と嘲笑されたことがあるが、今回の応援フレーズ公募では、日本の英語名の「ジャパン(JAPAN)」を「自販(*자판/ja-pan)」に変形した応援フレーズが、大韓サッカー協会の公式応援フレーズとされたものである。
私たちの代表を応援するフレーズは、最終的に日本代表チームを嘲笑するフレーズとなったのである。
個人的には日本代表チームを嘲笑する応援フレーズを必ず使わなければならなかったのかと惜しく思うが、まあ見方によっては、笑うこともできると思う。

*え?
 
 
しかし、文化放送(MBC)TV中継ヘ・ソルジンの今回の解説形態は、違うと見なければならない。
仮にも地上波のTV中継放送で、数回にわたって日本の代表選手の名前を戯画化してクスクスと笑っている姿は目に障った。

放送と何の関係があるのだろうか。
厳粛に解説をする必要はないし、どうせなら楽しく解説をするのはいいが、芸能番組で出演者同士が雑談するかのように、それも相手選手の名前を皮肉ってからかう姿は、解説の品格を離れ、基本的な礼儀と配慮がない様子だった。
もしこの放送を日本の人々が見ていたら、どのような考えを持っただろうか。顔が赤くなる。

 
応援とTV解説も、私たちのチーム・選手たちを応援して励ますようにすべきで、相手チーム・選手を嘲笑して誹謗する方法ではいけない。
 
あまりにも真剣に考えすぎではないかと思われるかもしれないが、もし日本サッカー協会が、私たちの代表チームを嘲笑する応援フレーズを選定して使っていたり、日本のTV放送局の解説が、我々の選手たちの名前や容貌をからかったりしてなかったとすれば、私たちのスポーツ応援文化やTV中継の解説は、日本に比べてレベルが低いという点を如実に示していると自省せざるを得ない問題である。
試合だけでなく、競技場の外でも、私たちが日本に敗北した格好だ。
スポーツで応援とTV解説は、私たちのチーム・選手を応援して励ますようにすべきであって、相手チーム・選手を嘲笑して誹謗する方法ではいけない。

引用ソース
http://www.newstomato.com/ReadNews.aspx?no=620565




*「反省している韓国人もいるよ!素晴らしい!」と言いたいための記事ではなく(「ニューストマト」という私もはじめて聞いたニュースサイト&ポータルでも紹介されてないドマイナーな記事です)、

「どうやらテレビ解説もひどい状態だったようですよ~」というのを伝えたいための記事です。

今回、コメント欄で「テレビの解説者があまりにもはやくシャンパンをあけて『MVPは誰だろう?』みたいな話をして浮かれてたのに・・・」「解説のソルレバル(*何かが起こる前に、あらかじめそれが起きるだろうと確信して、一人ではしゃいで大騒ぎする行為)が恥ずかしかった・・・」「解説が日本選手を嘲笑してたのに負けたから、余計に恥ずかしい」というコメントがチラホラあって、「どんな解説やねん」と思いながらソースになりそうな記事探しをしてて、やっと見つけたのがこのニューストマト。そもそも基本的にあの国はこれを問題視してないから、なかなか記事化もされないんだろうなと思いました。