オバマの東アジアとパククネの東アジア
朝の空氏の「我が国の近代化と日本の植民地による影響」に関しての考え

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから、ノルゲポジャ氏。

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オバマの東アジアとパククネの東アジア

ノルゲポジャ

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■1■
オバマの「東アジアへの回帰(Pivot to East Asia)」政策は、米国がアフガニスタンとイラクで、テロとの戦争をして1兆ドルを使いつつ彷徨って、政府の負債過多など、米国の経済力が衰退する兆しが見える中、中国がその空白を埋めて急速に浮上したのに伴い、米国がアジアから離れる日も遠くないといういくつかの性急な展望が出てくる中で、2012年に米国の対アジア政策として宣言されたものである。
初期は、この情報には実体がなく、ただの宣言でしかないという懐疑的な解釈が優勢だった。
しかし今、その政策の姿がより鮮明になっている。

→これは、安保、経済、軍事的要素を備えた大規模な外交戦略で、域内の同盟国との安保関係の強化、軍事力強化、経済協力強化(TPP)などの具体的な政策を含む。

【韓国の反応】パククネ「韓国がTPPに参加すれば、韓国と米国の企業にとって利益となる」→韓国人「TPPは事実上、日本とのFTAなのに?」


→米国政府は否認しているが、この政策は、米国の競争国の中国を念頭に置いて作られたものだと明らかになっている。
中国に対しては、協力と牽制の両面を含んでいる。
中国に対し、責任ある一員として今の国際政治秩序の現状維持を認めさせ、環境問題など国際的な問題の解決に貢献できるように説得する一方で、中国の軍事的膨張に対して軍事的に抑制するというものである。

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■2■オバマ大統領がパククネ大統領との会談で、中国の問題についての意見の違いを見せたのは、以下のような問題に対し、韓米両国が同じ立場を持っていないためだと思われる。
中国の政策が、アジアの今の国際秩序を変更しようとする現状変更的な性格か。
韓国の親中政策が、米国の対アジア政策と調和できるのか。

 
01)
1番の問題について、パククネ政府とマスコミ、学界を含む我が国の世論リード層は、正しく評価していない。
むしろ、日本の安全保障法制の強化を現状変更だと見ているし、中国の戦勝記念式へのパククネ大統領の出席を支持することによって、中国の大国崛起の念願を支持するというメッセージを送った。
私たちの社会の一部は、同じ帝国主義の犠牲者である中国への同情の感情が優勢である。

→我が国政府は、中国の顔色をうかがって意見を出さずにいるが、オバマ大統領は共同記者会見で明確に語った(As I communicated to President Park、the only thing we are going to insist on is that we expect the ROK to speak out on that……私がパク大統領に話したように、米国が韓国に対してこれからもずっと主張するのは、中国が国際規範を守らない場合、大韓民国もその点に対して声を上げることを期待するというものである。なぜなら、私たち両国は、第二次大戦後に存在してきた国際規範で莫大な恩恵を受けたからである)。
オバマはまた、韓国が米国のアジアリバランス政策の中核だと言った。
今後、米中の衝突が表面化すればするほど米国の圧力は更に強まるので、何らかの形での立場を示さなければならなくなる。
米中どちらについても嵐が吹き荒れるだろう。しかもあまりにも早く。

→おそらく大統領の安保補佐陣は、米中の協力と対決という複雑な構図の中(アジアのパラドックス)で、私たちが明確な立場をとるのがあまりにも困難で険しいので、最後まで立場を明確にせずに留保するのがいいと計算しているようだ。
その間に協力の部分を拡大して、対決の可能性が減れば、私たちとしては最善のシナリオである。


02)
2番の問題について、パククネ大統領には確固たる信念があるようだ。
大統領は、米国のアジア回帰と韓国の対中国政策には相乗効果があり、両立可能であると言った。
すなわち米国のアジア回帰政策で、協力部門の拡大に私たちが貢献すれば、最終的に米国の利益とも符合するという考えである。
これに対し、オバマは条件的支持の立場を示した。
彼は朴大統領の「北東アジア平和協力イニシアティブ」を支持すると言った。

→パククネ大統領の構想は、日中韓3カ国がアジアで信頼を構築して協力することで、対決の様相を避けることができるという希望に根拠がある。
特に、韓半島の統一を通じて、東アジアの繁栄を思い描いている。

→しかし、今のような非常に低いレベルの信頼状態で、3カ国が協力の場を作ろうとするなら、技術的な問題(環境等)に限定されるだろう。
北朝鮮問題の解決もはるかに遠く、キムジョンウン政権が北朝鮮にいる限り、見通しが不透明である。

→朴大統領の戦略が有効になるためには、アジアでの米国と中国の関係が対決的な状況に悪化してはならないし、そのためには中国が現状変更的な政策をこれ以上取らないようにしなければならない。
朴大統領はずっと習近平に対して精魂を傾けてきたが、そういう問題に対して習近平の心を動かすことができるのか、疑問である。

→米国と中国の間、日本と中国の間には、高位級安保戦略対話がある。
こういった大きな対話手段を介しても解決できない信頼の欠乏の問題について、3カ国会談で突破口を見つけられるだろうか?
最終的な大きなイメージ、すなわちアジアの今の国際政治秩序をどのように発展し維持できるかという問題は、米国との談判で行われることになるだろう。

→だから、朴大統領が心血を注ぐこのビジネスについて、中国と日本は局面を壊していないという印象を与える程度の参加しかしないだろうし、ゆえに成功の可能性は非常に低い。

→結局、朴大統領のイニシアチブは、中国の現状打破的政策の中断という、ブレーキのない列車を停止する必要があるという前提を元にしているので、非常に確率の低い予想の中から出発しており、北東アジアの国際秩序の安定化のためのいかなる付加価値も創出しておらず、竜頭蛇尾で終わる可能性が非常に高い。

→朴大統領の対中国政策は、米国としては頭が痛いだろう。
朴大統領の猪突猛進的な主張に直面した米国オバマは、まるで成熟した娘が近所の金持ちの青年と結婚すると我をはっているようで、多くの人生経験をしたので結果を知っている親が心配しているが、だからといってこれ以上の反対はできないし、娘に対してこれからは自分の将来について自分で責任を取るという確約を受け、親が退くという状況とよく似ていると思う。
しかし、その頑固な娘によくないことが起きた場合、結局は親の元しか帰る場所がないことを、娘も親も知っている。

ノルゲポジャ

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=131324&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*途中までいいんだけど、なんで最後に親子で例えるかな~。感覚として気持ち悪い。


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朝の空氏の「我が国の近代化と日本の植民地による影響」に関しての考え

ノルゲポジャ


韓国が近代化する過程で、日本の植民地支配が積極的な貢献をしたのかについての議論は、韓国に限ったことではない。

英国出身の有名な経済史学者のNiall Ferguson(Havard大学教授)のような人は、帝国主義時代の植民地統治を肯定的に評価する人々の一人である。

植民地主義の影響に関する議論は、感情が介入するので、静かで落ち着いた客観的な議論が非常に難しいというのは、私たちがよく経験している。

朝の空氏のような若い世代の立場から提起された、日本の植民地統治が韓国に及ぼした近代化の功罪について、以下のように所見を明らかにしようと思う。
この記事に異議があるなら、「客観的な資料」をもとにして反論してほしい。


1、経済発展の条件

経済学において、経済発展のための条件は3つ提示されている。
(1)資本の蓄積
(2)革新的な技術の発展
(3)人口増加による労働力の増加と需要の増加。

韓国の左派経済学者たちは、韓国の近代化は朝鮮時代から既に造成されていると主張している。
しかしこれには客観的資料の証拠が何もなく、国際学会では大笑いの対象である。

→朝鮮時代には、上記の3つの条件を満たせる条件が存在していなかった。


2、植民地主義が残した遺産

植民地主義国家は、覇権国が植民地支配の目的を達成するため、いくつかのインフラ投資をした。
道路建設、限定教育、生産施設の建設などである。

そして、彼らが去った後は、これらのインフラストラクチャが活用された。
これは、世界中の植民地国において共通である。
例えばインドでは、イギリスが建設した鉄道がそのまま国家の動脈として使われている。
我が国でも、京釜間鉄道が、高速道路の建設前に非常にたくさん使用されていた。

→日本が残した遺産リスト:不都合な真実

(1)精神的な分野:韓国が中国文化を受け入れて消化して日本に与えてあげたように、日本も19~20世紀初頭に西欧文化をよく消化して私たちに与えてくれた(意図していたにせよ、意図していなかったにせよ)。

→近代社会に関連するすべての漢字語は、日本の人々が明治維新後に作り出したものだ。
私たちにとって最も重要な「民族主義」という概念も、日本の人々が英語を翻訳して作り出した漢字語である。

→韓国のすべての法は、憲法を含め、日本の法律を参考にして作ったし、今でも日本の法律を参考にしている。

→百科事典/辞書/翻訳本の大半は、日本語版を二重翻訳したものであり、英語以外の出版物は、今だに日本語版を二重に翻訳している。

→建築美術などの芸術分野の先駆者たちも、日本で勉強した人が大半である

→学校の教科書/参考書も、日本の本をコピーしていた。
ソウル大の英語/数学/科学の問題は、日本の東京大学の試験問題をコピーしたものである。

(2)経済分野:鉄道建設、商業精神、そして解放後は浦項製鉄/サムスン/現代のような私たちの主力産業が、日本企業から伝授されたノウハウを使用していた。
私たち国民の愛用食品であるラーメンも、日本企業の社長が私たちの会社の社長に技術を伝授してくれたので可能だったと、回顧録で記録している。
私たちが知ってようが知ってなかろうが、納得してようが納得してなかろうが、多くの分野で日本の支援があった。


3、バランスのとれた思考の必要性

→指摘されているように、植民地を経験した国の中で、まだ怒りがおさまらず、旧怨をずっと増幅させている国は、私たち韓国しかない。

→なぜそうなのか?
まずはプライドが原因の、劣等感/不安である。
あるいは、私たちは見下されるのではないかという不必要な心である。
日本は私たちよりもはるかに先を行っていて、お腹が痛く、ついて行くのが難しく見えるからだ。

→第二に、過去の歪曲である。
私たちにとって日本は、「私たちが文化を伝授してあげた倭国」だから、彼らが達成した発展を認めることができないという立場だからだ。
だから、歴史家たちや知識人たちは、私たちの過去の歴史を美化し、それに対して批判すると、非愛国的だとして批判される。
我が国の歴史家たちは、今だに、韓半島で起きたことを韓半島という狭い観点だけでのみ把握して、世界史的な視点が欠如している。
だから、世界史学界の会話に挟まっていけない。
その結果、世界の歴史の本には、私たちがよくいう歴史歪曲、すなわち「日本の意見」が反映されるのだ。

→私たちの社会、特に知識社会の過剰な愛国主義的な雰囲気は、熱い知的対話を不可能にする。
だから、弱くて怠惰な知識人を量産することになる。
彼らは「反愛国的意見」という批判を避けるため、沈黙を守り、声の大きな愛国者の意見だけが一つの意見となり、私たちの社会の意見を主導する。
私たちの社会は、西欧中世の暗黒時代のように、反対意見が成立できず、反対意見を出すと、宗教裁判と同じような世論裁判を受けて、社会から退出されられる。
愛国主義の知識人たちも、一生懸命勉強して自分たちの知識を豊かにすればいいのに、そんなことはしないのが現実である。
彼らは反日の意見を撒き散らして、憎悪のウイルスを広めることで、自分の役目を果たせると思っているようだ。
日本の知識人の中の、私たちにとって有利な発言をする人のことを、「良心のある人」として歓迎するけど、我が国の学者の中で、私たちにとって不利に思える発言をする人は、その場で反逆者の烙印を押されて、韓国を離れなければならない境地まで追い込まれる。

→私たちはどのようにして我々の過去と対面すべきか?
ドイツの未開人たちはローマ帝国を崩壊させたが、今はドイツがヨーロッパの第1人者状態である。
それでもドイツ人はイタリアに対して劣等感を持っていない。
成金の我が国は、過去の暗い面を消去しようとしておかしなことをたくさんしているが、私たちはなぜ過去をありのままに受け入れることができないのか。
ありのままに受け入れたとして、いったい誰が私たちを嘲笑するのだろうか?
私たちは、数十年で産業化と民主化を成し遂げたという世界の歴史でも非常にまれな業績を持っている。
その過程で、日本が助けたから何だというのだ。米国が助けたから何だというのだ。
毛沢東は、日本が中国を侵略し、鉄道を建設することを心配している部下たちに向かって「後には私たちのものとして残る」と言ったという逸話がある。

今の視点で、私たちの過去を規定して、しきりに美化して、得るものは何なのか?

いくら私たちがジタバタしても、私たちは過去にはとても貧しかったし、国民は50%以上が奴隷状態だったし、人権が蹂躙されている国だったし、王朝は無気力で無能だった。
だから、日本が私たちを蹂躙しなかったとしても、どこかの力の強い国が、私たちの所有者となっていた、そういう立場だったという事実は消えない。

→そうではなく、私たちの社会は、私たちがどのような価値を追求していくか、どのようにしてその価値を達成できるか、そのために近所の人たちとどのようにして生きていくか、それを真剣に対話できる成熟した態度を持つ必要がある。
それが私たちの子孫に残すべき遺産である。

ノルゲポジャ

引用ソース
 https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=128125&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


韓国人のコメント


・すべて正しい言葉です。
意図してなくても、結果的に日本の影響があります。
「私たちにとって最も重要な「民族主義」という概念も日本の人々が英語を翻訳したものである」という指摘のように、私たちの漢字語のほとんどを日本が作ったということを見落としてはならない。
もし日本風漢字語がなかったら、TV時代劇を聞き分けることもできなかっただろう。
 

バンダービルド(ハンドルネーム)
よく読みました。
反日洗脳に染まった人々にとっては戸惑う内容だが、常識があれば十分に共感できる内容です。
完全に共感します。


・嘘だろうが事実だろうが、日本の悪口をいうと愛国者になれる我が国の風土で、難しい文章を書きましたね。
お勧めします。


・視覚がどちらも偏らない、理性的で合理的な文章です。
私たちの民族は、日本に対するコンプレックスがまだ骨の奥深く埋め込まれています。
そのコンプレックスとは劣等感なので、日本には無条件に勝ってこそ気持ちが晴れ晴れするのです。
そこには論理と理性がない。手段方法を選ばず、無条件に勝つ、勝つこと自体が目的だから。
だから、日本に対するすべての私たちの態度は、非理性的で非論理的で非現実的なんです。
だからごり押しやおせっかいをするんです。
もうそろそろ、国民は悟るべきじゃないですか。
いまだ思考レベルや意識レベルが、朝鮮時代にとどまっているように見える。
韓国民は、もうちょっと成熟しましょう。


・すべて正しい話だけど、一番重要な点を一つ見落としている。
それは、北韓の戦争目的が、韓米日同盟の解体だということである。
最高の先進国の3国が同盟すると、北韓は永遠に赤化統一をすることができない。
だからすべての政治力を動員して、韓国の共産主義者と従北メディアを利用して、ぼんやりした国民を洗脳させようとしている。
その過程で、毎日毎日従北メディアと従北政治家たちが反日に命をかけているんです。
かれらは慰安婦なども動員して、日本と敵になるようしたんです。
実際のところ、金大中の前までは、日本と私たちは歴史の中で最高に近い関係でした。
ヨン様が登場して、日本人観光客は韓国が好きだったし、韓国人が好きでした。
それなのに、スパイ金大中が左翼マスコミを動員し、日韓を敵対させるのに成功したのです。
誰もこういった背景を知らず、疑いもしてません。
実際のところ、日本との関係が悪いことは、そこまで問題では​​ありません。
問題は、こんな状態で北韓に核打撃を受けたら、日本からの助けを受けることができないということです。
古代新羅が偉大なのは、外交力があって、日本を友達にし、唐を利用し、統一を成し遂げたことです。
今はたくさん助けてくれる日本を敵にして、どうやって統一をしようというのか。
むしろ北韓が、日米韓離間を上手くやっている。

*↑北のせいにするな。
韓国の反日は、韓国自身の問題です。



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