作られた怒り
韓国内のいくつかの異常症候群

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから、井戸の外のバンダービルドさん。

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作られた怒り

バンダービルド


言論の自由があふれる大韓民国で、日本関連の報道は、別の自由をさらに享受している。
偏波と歪曲報道ができる自由だ。
韓日間の対立の際、韓国にとって有利な情報は大きく、日本にとって有利な情報は省略したり、小さくしたり、歪曲して報道して、それに気付く人もあまりいないし、それを指摘する人もあまりいない。

簡単な例として、日本の「独島領有権主張」や「河野談話見直し」と関連して、私たちは日本が何故そういう主張をしたのか、根本的な理由をきちんと知らない。
彼らにも何か理由があるのでしたことのはずなのに、私たちは腹を立てているだけで、彼らの主張の根拠をほとんど知らないだろう。
大きな原因は、国内メディアがFactを教えないか、もしくは非常に小さな記載しかしないからである。
ただ、「日本がまた野心を表わした」「妄言を吐き出した」式の報道を溢れさせるだけだ。

率直に言って、韓国人の心(本能)は、日本を憎む理由を望んでいるのであって、Factを介して真実を追求しようということを決してしないというのが、しばしば見られる。

これらの面で、私たちの日本に対する怒りは、一種の「作られた怒り」だ。 
「作られる」という言葉の中には、「人為的」という意味と共に「過剰」というニュアンスが込められている。
これまで日本が見せた複数回の謝罪や金銭的な賠償などを考慮したとき、今の私たちが持つ日本への悪感情は、適切なレベルを超えた「過剩」と見ることができる。

「真の謝罪をしない」という式の私たちの決まり文句の不満は、冷徹に見たとき理に合わない。
「真の」という言葉は、かなり主観的で相対的だからである。
国家レベルで相手が正式に謝罪をしたら、彼らの心の中がどうであれ、その行為自体を認めるのが妥当である。 
「真正性」があるかどうかで是非をかけ、再度謝罪を求めるなら、この地球は国家間の「真正性」是非で一日も快適になれる日がなくなる。

韓日間の葛藤は、韓国が最初に触発したものがほとんどである。 

ところが、私たちが最初に事態を引き起こし、後に相手(日本)が反応したのに、私たちのメディアは不思議と本質を避けた報道をする場合がほとんどである。
米国で、「東海併記」で私たちが最初に事態を触発しておいて、これに対応する日本に向かって、私たちのメディアは「日本がまた問題を引き起こしはじめた」という報道をするのが一般的な例の一つだ。

こういったパターンがあまりにも当たり前のように続いてきたせいで、世界最高水準の言論の自由を享受しながらも、私たち韓国人は、日本に関する限り、世界最悪の言論統制システムの北韓内の住民が示す認識レベルと別段変わらない低次元だけにずっと留まっているのが現実である。

様々なメディアが溢れてる大韓民国の中で、韓日間の対立問題が発生したとき、日本の立場や言い分をを知りたい場合、日本のメディアや他の海外メディアを調べてみなければならないし、そうして初めてFactを正しく把握できる、この現実が全く残念だ。

マスコミもマスコミだが、これらのメディアに飼い慣らされて、盲目的な反日に陥没して、「過剰な怒り」を抱いて生きていくほとんどの国民も切ない。
そんな国民に迎合し、支持率を考え、国益は気にしないで反日に熱心な為政者が溢れている私たちの現実は、未来を考えるとさらに残念だ。

バンダービルド

引用ソース
 https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=118379&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=54



韓国人のコメント


・タイトルが素晴らしいですね。内容も。
考えれば考えるほど、私たちの同族が哀れです。


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韓国内のいくつかの異常症候群

バンダービルド


●日本の集団的自衛権が韓国の安全保障に非常に有利に作用するという事実をほとんど知らない。
北韓、中国が反対をしていても、そこから何もヒントを得られない。
むしろ北韓や中国と一緒になって、かれらの立場を代弁してあげている。
現実的に不可能な自衛隊の韓国侵略を心配し、すぐにでも日本と戦争になると思っている人も少なくない。


●日本の集団的自衛権には敏感なのに、中国の軍備拡張や東南アジアへの挑発には鈍感である。
道理を考えると、日本を批判するなら中国も一緒に批判しなければならないし、中国に対して沈黙するなら日本に対しても黙っておく必要があるが、日本だけを批判する。


●すべての賠償請求権や過去の問題が、1965年の韓日協定ですべて終わったということを、速やかに(国際)法的に決断し、現在のすべての葛藤を終わらせるつもりがないこと。
非現実的な「理由は聞くな式要求」だけを継続する。
私たちの求めに応じて、日本は素直に謝罪を幾度も尽くしたが、次の順序として「真の謝罪」を日本にまた要求し始める。 
「一事不再理」という東西古今の原則も、日本なら適用してあげる必要がないという式の思考を持っている。
さらに、日本が私たちに謝罪を一度もしていないと間違った思い込みをしている人も多い。


●メディアが日本関連の記事でタイトルをつけるときは、なるべく「挑発」「野心」「不名誉」「戦々恐々」「大騒ぎ」「ドタバタ」「一針」など、否定的ないし卑下単語持ってきて、貼り付けることを楽しむ。
中国と、米国内の議員の数人が批判しただけでも、マスコミのタイトルは、「全世界、日本を批判」となる非常識が、今はほとんど常識になっている。


●日本関連の分析は、たいてい以下のフレームしかない。
「今回の日本の○○という方針は、日本がまだ過去を反省をしていないことを見せている。周辺国など世界からの信頼喪失、孤立を招く。日本の未来も否定的である。日本は骨を削るほどの反省を通じて、正しい道を歩かなければならない」
この基本的なフレームを、韓国内の大学教授、専門家、博士、マスコミ記者、大学生、中学生に小学生、鼻垂れ小僧に至るまで、ほぼ同じである。
内容もなく深さもない。
記者や教授などの有識者が、そのフレームに専門用語や時事用語などの言語的遊戯を追加するぐらいだ。
韓国は、日本に対してかつて地球上、どの国も達成できなかったし、これからも絶対に達成することができない「超理想、超道徳、超良心国家」になることを、執拗に絶えず要求している。


●韓国が、まるで過去に日本という国と激しく戦争を行って勝利を導いた「戦勝国」であると思っている。
実際の戦勝国である米国はじっとしてるのに、日本に対して我々が戦勝国にでもなったかのように飛び掛っていく。
加えて、過去に植民地支配されたことをまるで官職ででもあるかのよう、日本からいわゆる(債権者として)取立てをするというような姿勢を見せる。
韓国と日本は永遠の「債権者vs債務者」の関係でなければならないという非現実的な錯誤にずっと陥っている。
国の指導者は、「被害者と加害者の立場は千年経っても変わらない」と言及するほどだ。


●日本に対しては何をどこまでしても構わないという思考が、地位の上下を問わず、老若男女を問わず、広く蔓延している。
国のリーダーは、類例がないほどの外交的欠礼を世界万国に示し、一般人は、日本と関連することなら、問題の大小を問わず、下品な文や言葉で卑下するのが自然なことになっている。 
「日本相手なら構わない」という式の非正常な思考がもたらすあらゆる非礼と無礼は、韓国をずっと上品さのない国にしている。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=118379&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=54


韓国人のコメント


・どうして私たちは、こんなに下品になってしまったのか。
これが私たちの民族の本質ではないと考えたいが…


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