懸念される日本の首相の訪北可能性ニュース
日本の安倍首相の訪北推進説の状況

↓このニュースに関連するバンダービルドさんのコラムです。


実際にどうなるかはともかく、日本人が思ってる以上に、「日本と北朝鮮の会談」が韓国人の触角を刺激するものだというのがよく分かる。対韓外交を考えるとき、そういうのを把握しておく必要もあるだろうと思う。相手の嫌がる情報を虚実まじえてリークするとかね。揺さぶりのアイテムになる。
趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから、井戸の外のバンダービルドさん。

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懸念される日本の首相の訪北可能性ニュース

バンダービルド


国内の一部のメディアが11日、安倍首相の訪北(日北首脳会談)の可能性を報告した。
先月モンゴルで両側の実務級の接触があったが、これが北朝鮮訪問の事前準備次元の可能性があるということだ。
ニュースの信憑性については、現在のところは分からない。
安倍首相訪朝の可能性については、すでに以前から語られている。
「拉致被害者問題の電撃解決に必要なら、安倍晋三首相の北朝鮮訪問案も検討している」と、昨年6月に日本政府(外務省)が公言している。
もし今回の報道に信憑性があるなら、訪朝の名分は、「(膠着した)拉致問題の解決」ということになるだろうし、実質的には日北修交まで念頭に置いた動きになるだろう。

最悪の場合、日北修交は「日北平和条約締結」へと続く可能性がある。
日朝間の平和条約は、両側の立場から見て、どっちにとっても好都合である。
日本としては、北朝鮮の核など弾道ミサイルの脅威から解放されるものになるし、北朝鮮としては、米国と同盟である日本の軍事力からの自由を得るからである。
もし両国間の条約締結までを念頭におけば、後に展開される更に大きな最悪の事態は、日朝条約締結によって北朝鮮の核などの脅威から安全になった日本に、米国がこれ以上気を使う必要がなくなるという状況である。
国防費の圧力に直面している米国は、日本が安全になれば、在日米軍の削減に乗り出す名分を得ることになる。
しかし、最近明らかになった中国の膨張牽制のため、在日米軍の地位がまだ重要性を帯びることが余儀なくされるという変数がある。
中国の覇権への挑戦を退けなければならない米国と、本土を脅かす中国から自国を守るという、日本の理解が噛み合う状態になるのである。

要約すると、もし日朝間の首脳会談が電撃的に行われて、その後両側で平和条約のようなものを締結して、米国内からの国防費削減圧力が加わった場合、韓半島に駐留している米軍を調節(削減)し、その代わりに在日米軍が我が国を支援するという選択肢が出る可能性があるということだ。
韓国が韓半島に駐留する米軍の安全のため、サードのような防御兵器の配置にも拒否感を持っている現在の状況なら、こういったシナリオは、米国にとってはむしろ現実的である。

もし日朝間の平和条約が締結されれば、韓半島における日本の集団的自衛権は完全無力化される。
日朝間が平和条約を締結した状態なら、韓半島圏域の米軍が北朝鮮の攻撃を受けても、条約によって日本の自衛隊が北朝鮮を直接攻撃することができなくなるのである。
ところが、日本(場合によってはアメリカでさえ)の立場では、韓半島での日本の集団自衛権の発動は、日朝平和条約がない今の状態でも、事実上、韓国が極力反対(事前の同意が必須という名分)している状況なので、これに、日朝間の平和条約が追加されたとしても、日本の集団自衛権が韓半島の状況に介入できないという意味において、以前も以後も大きく異なるところがないという解釈が可能である。
一言でいうと、理論上計算すれば、相互間(集団的自衛権vs平和条約)で矛盾が発生したとしても、現実的には矛盾が発生しないという絶妙な状況が生じるのである。

韓国にとっては「毒」でしかない日朝間の平和条約のようなものの締結について、米国が反対する可能性はあるが、地球上で唯一核被害を受けた国という特殊性などの名分があるので、安心することができないシナリオだ。
2年前、非核化を前提にして、平和条約の締結を北朝鮮に先に提示した前歴がある米国の態度を勘案すれば、なおさらである。

最悪の場合(日朝会談、条約締結、在韓米軍の変動)でも、韓半島は北朝鮮の核の挑発から最終的に守られることにはなるが、その過程において、韓半島の南(韓国)のレベルの高かった有事の際の安全保障レベルが落ちる可能性も開かれることになる。
有事の際、数日だけで終わらせることのできた戦争が、(在韓米軍削減の可能性などで)今後は、期間が延長されるという副作用がある可能性があるということだ。

残念なのは韓国である。
当初からこのような最悪のシナリオの直接被害者になる可能性のある脆弱な立場であるにもかかわらず、隣国の友邦の日本の各種プランを制御(阻止)したり、説得して停止させる試みも、現在は正常にできないのだ。
中国と手をつなぎ、慰安婦などの過去の問題で日本を攻撃してきたので、今となっては実際、日本との率直な(信頼できる)対話を展開することができない立場になってしまったのだ。
私たちが日本に活動の自由(翼)を提供したわけである。

ロシアのプーチンは、うまくいけば今年訪日することになる。
このようなシナリオを日本がすべて実現すれば、日本は韓半島周辺の中国、ロシア、北朝鮮と外形上は関係を正常化することになる。
事実上、韓国の孤立状況だ。
これが、過去の歴史にこだわって親中をして、等距離(親中反美)に数年間まい進し、米国と離れ、日本と反目して、ついに得る可能性が濃厚になった韓国の予想成績表だ。
70年談話に謝罪表現が入るか入らないかというようなものについて、国家のリーダーたちがそればかりを気にして、声明を発表し、国内の学者などの各種団体などがローテーションで促すなど、韓国人すべてがそれに精神をこめているとき、残念なことに、大韓民国の安全(安全保障)は、私たちの意志とは全く関係ない方向へと展開される局面を排除することができない状況を迎えている。

答えが明白な中国の伝承節出席についても長考している政府を見ていると、事実上、これ以上期待するのは難しい。
むしろ残りの2年余り、大きな事故(米国と完全反目など)をしないことだけを願って、新しい政府がこれまでの敗着をリセットして進むのが、むしろ今の状況なら現実的だと言えるのかもしれない。

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=129904&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1




私が韓国人なら、最も懸念するのは「敵の設定」ですね。
「同盟国がバラバラに敵を設定する」ことはありえない。それは同盟の瓦解を意味する。

①韓国は中国を敵設定していないし、今後もできない。北朝鮮を敵として設定しつつ、心情的には日本が敵。
②日本は北朝鮮を敵設定し、中国を大きな脅威とみている。
③米国は北朝鮮を敵設定し、中国を大きな脅威とみている。

「日米韓の三国協調」というやつは、「北朝鮮」がいるからこそ可能だったといえる。
②の日本と③の米国は、現状、「細かいブレ」は多々あれど、「大枠」でのブレがない。
①の韓国はもうとっくに、大枠において日米とは思いっきりブレている。「北朝鮮」という存在が米国を繋ぎ止めているという現状を、もっとしっかり見たほうがいいと思う。すさまじい安保の危機のはずだ。
韓国メディアや韓国人のコメントを翻訳しつづけてるけど、この「大枠」をきちんと見て、安保の危機を正しく認識してる韓国人はめったにいない。

バンダーさんが日本と北朝鮮の接触に触角を立てる理由は、まさにそこにあるのだろうと思います。
韓国は大統領が交代したら、この大枠が変わるでしょうか。私にはそうは思えません。



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日本の安倍首相の訪北推進説の状況

バンダービルド


-7月8日、モンゴル大統領(エルベクドルジ)が特使を通じて北韓の金正恩に親書伝達
(親書の内容:日本人拉致問題の解決策提示)

-7月18日、日本国家安全保障局「谷内正太郎」局長のモンゴル訪問

-7月20日、共同通信、安倍首相側近の秘書官などが5月中旬に密かにモンゴルで北韓側と接触したと報道

-7月29日、モンゴル大統領「拉致問題の解決の兆しが見える」と発言

8月11日、YTN、日本側と北韓側が7月末にモンゴルのウランバートルで極秘接触したと報道。安倍首相の訪北の可能性ありと同報道

8月11日、日本の菅義偉官房長官、安倍首相の訪北の可能性を否定


¶安倍首相の最側近と呼ばれる「谷内正太郎」(外交策士役)局長が登場したことから、日本と北韓間で「大きな仕事」(訪北)が企画された可能性が存在する。複数のケースを推定可能。

①安倍首相は訪北を取り上げたが、両側の中間議論の過程で霧散。

②安倍首相の訪北を双方が最終合意している状態。(特定の時点まで秘密)

③安倍首相の訪北を双方が最終合意した後、突発変数で失敗に終わる。(変数:米国の反対、北韓の地雷挑発の件など)

④当初から事実無根。(YTNの誤報)


¶日本首相の訪北(北日首脳会談)は、状況によって、いつでも飛び出す可能性のある韓国にとっての大きなリ
スクである

-日北間の修交は、事実上、韓半島分断の固着化を意味する


¶現在の状態は、日本とやたらと反目しているのに、韓国はこういったリスクについて全くコントロールできていない状況。
(空だけを眺める「天水田」状態)
*雨が降ってくれないかなと期待だけして何もしない状態。 


-韓国は、より広い視野で、リスク管理をする必要がある。(日本との関係正常化など)

バンダービルド

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?idx=&id=129910&table=TNTRCGJ&sub_table=TNTR01CGJ&cPage=1


*こういうのを読むと、よく韓国人にいわれてる「バンダービルド日本人説」はホントありえないな~と思います。


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