私たちが持っている対日認識の二重性

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから、今回は「證人」という方のコラム。

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私たちが持っている対日認識の二重性


去る1月、イスラム過激派のISに殺された日本人ジャーナリストの後藤健二の話である。
後藤健二の身代金交渉に、日本政府は全く応じないということが分かった。
ISは後藤の妻に数回英語でメールを送って、「夫を拘束している。身代金1500万ユーロ(約174億ウォン)を出せ」「ヨルダンに収監されている死刑囚と対等交換しろ​​」などという要求をした。
政府の助けなくして解決できない問題だが、後藤の妻は、夫の知人などと相談して、政府に何かを要求することはなかったということが分かった。


それだけでなく、後藤の妻は、家族を差し置いて死地を歩き回った夫や、夫を救ってあげられなかった政府など、誰に対しても恨みの心を示さなかった。
後藤の母親も、「私の息子を生かせ」という言葉の代わり、「息子の死が憎しみの連鎖を作ることを望まない」と言ったし、後藤の兄も、弟が死亡したにも関わらず、「弟の解放のため努力してくださった日本政府に感謝する」と言った。
国や周辺の人々のすべてが恨む対象ではなくて、関心を持ってくれたありがたい対象であり、迷惑をかけることについて申し訳ないという気持ちをみせたのだ。


この記事が載った数日後、朝鮮日報のパク・ジョンフン デジタルニュース本部長が、「こんな日本が不気味で恐ろしい」というタイトルのコラムを掲載した。
自らが20年前に日本の神戸大震災の取材中に感じた一件を紹介しつつ、後藤健二斬首事件と繋げて、その雰囲気を伝えた。
彼らの自制力や、国家と国民に対する信頼、感謝する国民性と、私たちの「共通の敵の前でもお互いに戦って非難する分派性」を書いた。
そして、「地震で6000人余りが死亡したが、どこからも嗚咽や絶叫がなかった」という雰囲気の伝達と、「悲惨な状況でも日本の人々は、なかなか自分の感情を露出しない」と書いた。
 
パク本部長がこの記事を書きながら、非常に慎重にアプローチしていることを感じる。
タイトルは「日本が怖い」でも「鳥肌が立つ」でもなく、「日本を見習おう」としなければならない。
そもそも彼らは自らの感情を出していないのではなく、そうやって感情を表現しているのである。
感情の格(?)が違うのだ。露出方法が違うのだ。
パク本部長もおそらくそう思ったのだろうが、読者の反応を心配したようだ。
私たちは、記者にしろ私たちの国民にしろ、みんな日本に見習うべき点が多いことを認識している。
それなのに、安倍の不親切(?)を口実にして、日本をひっくるめて悪口を言うのは正直ではない姿勢だ。

日本に対しての私たちの認識を二つ正さなければならない。
「日本人は恐ろしい人」ではなくて、「見習うに値する隣国の人々」であり、「日本は消えなければならない悪い国」ではなくて、「私たちと最も親しくならなくてはならない永遠の隣国」である。
みんなが知っているのに、素直ではないから起きる問題だ。
もう、ちょっとは素直になろう。

證人

引用ソース
https://www.chogabje.com/toron/toron22/view.asp?id=128953&cpage=4&no=112925

*うひー。結論で鳥肌が。笑

韓国が日本から最も見習うべきなのは、まずは「歴史」に対するアプローチでしょ。

もはや「韓国は日本にとって迷惑をかける国」になっているという自覚を持ってください。
日本は迷惑をかけるのも嫌いだけど、迷惑を掛けられるのも相当に嫌う国です。
韓国のような迷惑国、日本人は大嫌いだし付き合いたくありません。
まず、外国に慰安婦像を設置してギャーギャー泣きわめき、教科書や靖国に口出しして内政干渉し、日本を貶めようとする気持ちの悪い国から脱皮してください。
話はそれからです。





韓国人のコメント


・簡単な事ではなく、不可能なことだと思わないか?
朝鮮人根性一つも直せない私たちが…
全く可能性のない雲を掴むような話をするのではなく、軽くて簡単なことについての反省を促すのが順序だと思います。
日本を罵るだけ罵るのに、北と中国の無知な行動については、抗議すらできない私たち。
まあ、とにかくクソガキのような精神状態を修正しようとする證人さんのコラムは評価します。


・↑朝鮮人とかクソガキとか…
あなたはいつもそういう言葉を使うが、朝鮮人とかクソガキとかいう言葉を使わないと文章が書けないのですか?
そういうことを書くのは、自分自身ががクソガキ朝鮮人と言ってるようなものです。
ブーメランです。自分の家の井戸に唾を吐く行為と同じです。
同じ流行歌でも何度も繰り返せば聞きたくなくなります。
あなたは毎日ラーメンだけを食べることができますか?


・同感です。
国家的な災難や個人的行為について、責任を国にまわさず、毅然と対処する日本人の姿は、私たちと本当に比較されます。
私たちの、世間知らずな子供のように、自分の感情のままに行動する国民性が恥ずかしい。
日本人の理性的で良識のある大人らしい国民性を、私たちは必ず学ぶ必要があります。
学ぶべきことは認めて、謙虚に学ぼうとする姿勢こそ、まさに大人らしい行動である。


・私たちの指導層が問題だと思います。
下の人間の状態は、上の人間のレベルに左右されるのではないでしょうか。
国にとって重要なのは国家観です。
でも私たちの指導層には、民族観でさえあまりない。
民族のことも考えず、この地に住んでいるのは何故でしょうか。
ただ国民を、お金儲けの道具としか考えてないのでしょうか?



↓朝鮮日報の該当記事

【コラム】悲劇に冷静な日本、ぞっとするほど恐ろしい
 
 20年前に阪神淡路大震災の取材を行っていた当時、頭を殴られたような衝撃を感じる出来事があった。被災地の中心部で70歳代とみられる高齢者夫婦の自宅が崩壊し、妻ががれきの下に埋まった。夫が見守る中、緊張感漂う状況で救助作業が行われた。直後に救助隊は妻を発見したが、妻はすでに遺体となっていた。現地のテレビ局は救助の様子をリアルタイムで中継していた。  
 記者が本当にぞっとしたのは次の瞬間だった。救助作業中、ずっとその場に立ちすくんでいた白髪の夫は妻の死を確認すると、救助隊員らに深々と頭を下げ、何度も「ありがとうございます。お疲れさまでした」と大声で叫んでいるようだった。夫は一滴も涙を流さず、自らの感情を完璧にコントロールしていた。ロボットのようなその様子を見ると、記者は「これが日本人だ」と感じた。阪神淡路大震災では6000人以上の犠牲者が出たが、被災地のどこにも泣き叫ぶ声は聞こえなかった。「静けさゆえに恐ろしい」という感覚。これこそ記者が日本の素顔を目の当たりにしたと感じた体験だった。
  過激派組織「イスラム国」により2人の日本人が殺害され、日本国民の間に衝撃が走った。しかし日本社会の反応は20年前の東日本大震災当時とほとんど変わらなかった。最初の犠牲者となった湯川遥菜さんの父は、息子が斬首され殺害されたとのニュースを聞くと「ご迷惑を掛けて申し訳ない」と述べた。また2人目の被害者となった後藤健二さんの母もカメラの前で「すみませんでした」と語った。何が申し訳なくて、何が迷惑だったのだろうか。
  これほど残酷な仕打ちを受ける中でも、日本人たちは自らの感情を出そうとはしない。本来の民族性が冷たいからというわけではないだろう。日本の研究者たちはこれを「迷惑コンプレックス」と説明する。「迷惑」とは韓国語で「民弊」などと訳すことができる言葉だ。
  日本人の潜在意識には「他人に迷惑を掛ける行為は恥」と考える遺伝子が受け継がれている。「侍の刀による脅し」が日本人をそのようにしたという見方もあれば、教育の効果という見方もある。いずれにしても理由は関係ない。重要なことはたとえ悲惨な状況の中でも、彼らは常に忍耐を発揮するということだ。  イスラム国に家族を殺害された遺族らは、日本政府に対して恨み言の一つでも言いたいはずだ。2人の人質が殺害されるという最悪の結果を招いたことについては、安倍政権の失政が大きいからだ。2人が人質となったのは昨年10月ごろで、イスラム国との交渉も水面下で行われていたという。ところが安倍首相は致命的なミスを犯した。中東を歴訪した際、現地で「イスラム国との戦争に2億ドル(約240億円)を拠出する」(原文ママ)と表明し、まさに彼らの面前で挑発したのだ。安倍首相の発言が報じられた直後、イスラム国は2人の人質を殺害すると突然表明した。無用にイスラム国を刺激する結果を招いた戦術的なミスだった。
 ところが2人の被害者の家族は「安倍政権の責任」とは一言も語らなかった。しかも責任を追及しないどころか「人質の救出に力を入れてくれた政府に感謝したい」と機会あるたびに語っていた。遺族らのメッセージは徹底して自制されており、またその内容も事前に考えられていた。言うべき内容をあらかじめ何かにメモし、練習でもしていたかのようだ。そのため「作為的」という見方もあるが、いずれにしてもこれが国の品格というものだ。  個人に対して沈黙と忍耐を強要する日本の文化を「旧時代的」とする見方もあるだろう。責任の所在を明確にしないため、日本そのものが無責任な国になったという指摘もある。しかし少なくとも遺族らは、政府が最善を尽くし、自分たちを裏切らないという信頼を持っていたようだ。これは個人が国家と一つになる「公の価値観」だ。
  もし韓国が同じような目に遭ったらどうだろうか。2004年に貿易会社社員のキム・ソンイルさんがイラクで殺害される事件が発生した。ところが当時、世界のメディアが報じたのは遺族が泣き叫ぶ韓国発の記事と写真だった。野党や左翼団体などはこの問題を政府攻撃の材料にした。国会では与野党が激しく対立し、左派陣営はイラク派兵そのものを問題視してデモ行進まで行った。数カ月後、遺族らは国を相手取り損害賠償を求める訴えを起こした。  国家的な悲劇の中で韓国と日本が示した反応は極と極だった。激情的な韓国と冷静な日本、どちらが良いとか悪いとか断言はできないだろう。実際に情熱とエネルギーあふれる韓国人は、何かきっかけさえ与えられれば驚くほどの爆発力を発揮してきた。
  その一方で韓国人は共通の敵の前でも互いに争い、何かあればいつも他人のせいにしてきた。この分派性は韓国人の致命的な弱点だ。これを克服できない限り、日本に追い付くことは永遠にできないだろう。20年前も今も日本はやはり恐ろしい国だ。

引用ソース
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/02/05/2015020504435.html?Dep0=twitter&d=2015020504435

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