過去の善悪より現在の信頼が重要である

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから、
井戸の外のバンダービルドさん。

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過去の善悪より現在の信頼が重要である

米国政府の「安倍首相は歴代談話を継承すると明らかにした。その点に注目しなければならない」という回答は、事実上、「過去の歴史を問い詰めるのを止めろ」というメッセージに他ならない


同盟関係の格上げで、日本は今後の米国との制限のない連携によって、世界中を舞台にして、国際プレーヤーとして役割を遂行するものと見られる。
「中国牽制」と「財政能力」、そして「普通の国への復帰の意志」という3つの側面で、米国の高い希望を日本は完全に満たしながら、このような同盟強化の合意を引き出した。

日本は米国の高い希望に忠実に従う代わり、米国から「歴史不干渉」という対価を得たと見ることができる。
米国にお願いして日本を圧迫してもらう韓国式の外交が、事実上、終焉を告げたということだ。
すでにこういった動きは可視化されている。
米国政府が1日の記者会見で、安倍首相のスピーチに慰安婦への言及がなかったという質問について、「安倍首相は歴代談話を継承すると明らかにした。その点に注目しなければならない」と答えたのだ。
過去に関連する質問に対する今後の米国側の回答は、この範疇からは抜け出せない可能性が大きい。
この回答は、実際のところ、「過去の歴史を問い詰めるのを止めろ」というメッセージに他ならない。

米国と日本が同盟関係強化の名目で今回全面に出したもののなかで最も大きなものは、「中国牽制」だ。
最近になって、数値だけを見ても、中国の止められない軍備増強現象が目立っている。
暗礁の埋め立てなど、南シナ海などで繰り広げられている中国の行動もまた露骨になっている。
米国と日本が、今回、「中国牽制」という表現をあえて迂回する必要がなかった背景である。
太平洋を仲良く米中で二分しようとした中国側の「新大国関係認定」という要求が、今回の米日同盟の強化措置によって、事実上は廃棄されたと見ることができる。
中国が今回、「中国を過小評価してはいけない」と神経質な反応を示した背景も、この点(新大国関係を認めろという要求の廃棄)が大きく作用した可能性が高い。

中国は、ロシアと連合しようとする動きを可視化させている。
当然の手順である。
米日が強く連合した場合、現時点では中国一国ではかなわない。
したがって、中国の立場では、ロシアとの連合が重要性を帯びるしかない。
ちょうど米国などの西側から制裁を受けているロシアも、躊躇する理由がない。
結果、韓半島周辺の4強が二つに分かれて、「米日vs中露」という構図設定されている状況が、現在展開されている。
新冷戦という言葉が出ているのは、これが理由である。

このような構図が作られることになった直接の原因として、事実上、「中国の膨張欲求」を挙げても全く無理がない。
高まった経済地位(世界2位)に準拠した軍事力を備え、これにふさわしい影響力を行使したい本能(誘惑)を中国はあえて隠さず、これに脅威を感じた日本が動き出したものであり、このような日​​本に向かって中国は、「軍国主義」あるいは「歴史修正主義」と非難をしつつ、周辺のいくつかの国を自分の側に引き込もうとしているというのが、現在のアジアの状況である。

問題は韓国である。
何度も話したことだが、米国と同盟関係である韓国の中国傾斜(親中反日)現象が、何の問題もなく持続するために必要なのは、中国が絶対におとなしくしているという前提である。
ところが中国は、まったくの反対である。
ますます拡張的な態度を露骨化しており、今回の米日間同盟の強化措置についても、大きな反旗(「中国を過小評価してはいけない」)を掲げる姿勢を見せている。
韓国にとって非常に困難な状況が展開されているという話だ。

今の韓国の曖昧なスタンス(中国傾斜=親中反日、等距離)は、もうこれ以上継続することができない行き止まりにきている。
試験用紙に答えを書いて提出しなければならない瞬間が到来しているのだ。
しかし、中間はない。
いずれかを選んで書いて提出しなければならない。
もし「経済は中国、安全保障は米国」という同じ答えを書いて提出すると、さらに最悪な状況になる可能性がある。
米国と中国が今、それぞれが真剣を抜く一歩手前の深刻な状況なのに、韓国が答えとして書いて提出したものが、空気を把握してない「経済は…安保は…」云々というものなら、双方すべてから、決定的に、回復できない不信を買う状況が展開される可能性もある。
こうなった場合、両方から排斥される灰色分子の典型的敗着を、最終的に飲む可能性もある。

韓国の対日対米関係が今のようにねじれた原因の90%以上は、韓国から見つけることができる。
過去の善悪のみにぶら下がって、安保状況も無視して、恨の解消(謝罪取得オールイン)路線に固執していて、歴史の背景が似たような中国と親しくなり、ずっと日本をターゲットにして2年以上攻撃を続けて時間を送ったのだ。
ところが結果は、日本からの謝罪のようなものは、現在まで皆無であり、ただ困難な状況だけに直面している状態だ。
ここまで来る間、サードとAIIBの件で、韓米間の信頼はたくさん壊れている。
金泳三、金大中政府の「慰安婦問題は二度と取り上げない」という約束を、現在の韓国政府が破っているという現実のため、韓日間の信頼もたくさん壊れた状態だ。

最終的に、今回ワシントンで会って、同盟関係の格上げを成し遂げた米国と日本の両方とも、それぞれ韓国から一種の裏切り(信頼喪失)のようなものにあったという共通点を持っている。
このような背景のため、韓米日三角共助も、外見上では問題がないようだが、韓米、韓日、どちらの関係においても「信頼の問題」を抱えている関係で、今後の協力がうまく発揮されるか懸念される。

韓国の未来のために、試験用紙に書くべき正解をはやく書き、日本とは速やかに和解して、正道を歩まなければならない。
政府とメディアは、不要な反日扇動をもうやめなければならない。
過去の善悪だ​​けを問い詰める執着からは、すぐに抜け出す必要がある。
率直に言って、過去の善悪を本当にきちんと問い詰めれば、韓国とっても良いことなどない。
過去にあったリ​​アルな現実をすみずみまで掘り起こしてみれば、現在の私たちの好みにだけ合わせた高尚なものとはいえないからである。
道徳や正義が重要だというのは確かに正しい言葉だが、「Fact」の正しい後押しのない道徳や正義は、最悪の場合、独善や一方的主張に過ぎないものとなり得る。

河野談話など、すでに我々が得た歴代日本政府の措置に満足し、これを認めるというラインで、過去の歴史問題はこの辺で完全に終結するのが最善である。
追加のFact究明などは、歴史学者などの専門家が個別に集まって時間を設けて進行すれば良い。
過去の善悪の確定だけにこだわって、はるかに重要な現在の信頼を毀損すべきでない。
南京虫を捕まえようとして藁葺きの家を三軒燃やすような試行錯誤は、一度で十分である。

バンダービルド

引用ソース
http://www.chogabje.com/board/column/view.asp?C_IDX=61122&C_CC=BC

*今の日本に必要な態度は、一切の譲歩をしないこと。




韓国人のコメント


・正しい指摘です。
韓国政府もこれを知らないはずがないのに…
政府がマスコミの誤った注文に振り回されず、もっと正直にいってほしいと思います。


・学界やマスコミ、専門家が騒いだところで、何が問題でしょうか?
過去の中国政府が反日発言を自制してきたとう点を、見逃してはならない。
中国政府は力を持ってから、細心の検討を経て、口を開き始めたのです。
力もなく、徹底した調査もなく、感性に引かれて進める外交は外交ではありません。


・今、足元にある北韓の核の脅威や従北による左傾扇動を無視し、福祉ポピュリズムで政治混濁させて、過去の歴史を持ち出して反日するやつらは、その人に学があろうが老人だろうが、まったく関係なく売国奴である…
今、過去について能書きをたれることができるほど暇なのか?


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