1980年代から言論界に浸透していった反日-従北勢力

趙甲濟(チョ・ガプジェ)の超少数派サイトから、今回はキム・ピルジェ氏のコラムです。

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1980年代から言論界に浸透していった反日-従北勢力

北朝鮮の指令がなくても頭に刺さった注射チップ(主体思想CHIP)によって動く人々


北朝鮮と中国共産党の対韓-対日戦略は、韓日間の尖鋭​​な歴史と領土問題(例えば独島問題)を集中的に攻略し、韓米日共助体制を瓦解させることを基本方向としている。

南北問題研究所が1996年に発刊した「北朝鮮の対南戦略解剖」には、朝鮮総連を経由した北朝鮮の対南工作の実態が以下のように赤裸々に描写されている。
南北問題研究所は、自由評論社の理念研究機関で、国家情報院の前身組織の安企部が運営していたと知られている。

米国の同盟国である韓国と日本が反目してるとき、韓半島の段階的な共産化が進行している。
共産主義は、基本的には帝国主義的であり、諸共産勢力の膨張を目指す。
そのような点で、韓半島が共産化されると、中国共産党の次の目標は日本になるだろう。

北朝鮮との戦いは、最終的には中国共産党との戦いである。
韓国の韓民族と中国の漢民族が一戦を繰り広げるという決死の精神で共産主義者たちと立ち向かわなければ、この戦争に勝利することができない。
中国は、北朝鮮を操り人形として働かせながら、韓国と米国、日本を調理している。

中国共産党は、韓半島を未修復領土であると考えている。
中共の前庭を守る北朝鮮は、韓半島が中共の餌になる前に、韓国を共産化させなければならない。
このため日本の朝鮮総連は、北朝鮮の対南工作の後方基地の役割をしている。
6.15宣言の実現は、韓半島の共産化と中国の属国化として帰結される。

 
「1988年はソウルオリンピックが開催された年であった。その年のソウルオリンピックは、繁栄する大韓民国を全世界に遺憾なく誇示し、東西の和解と冷戦体制崩壊を早めさせる歴史的契機になったという評価を受けている。実際、ソウルオリンピック以降、共産圏の大変革が開始されて、共産圏は崩壊した。しかし東西和解のソウルオリンピックの開催された韓半島では、まだ冷戦が消えていない。唯一北朝鮮だけが歴史の流れを拒否し続けていて、独裁制の最後の孤島として残っているのだ。

ソウルオリンピックが開催されていたその年の8月下旬、盧泰愚(ノ・テウ)大統領は、若い学者10人を大統領府に招待して、昼食を共に席で、わずか1ヶ月後にせまった歴史的な88ソウルオリンピックに関する話題を中心に、「大韓民国の将来は明るい」という希望を表明した。彼は特に、第24回ソウルオリンピックさえ終われば、政治が安定して、経済はさらに繁栄することを見込んでいた。

盧大統領はまた、1964年に第18回オリンピック競技大会を開催した日本が、当時わずか2千ドルにしかならなかった個人所得を飛躍的に発展させて、4半世紀が過ぎた88年現在、その10倍の2万ドルを超えたという事実を想起させた。そして3千ドル台(88年現在)の韓国の個人所得は、今後10年以内に10倍になるという楽観論を展開した。

しかし問題が1つあると盧大統領は言った。大学生の意識が大きな問題だと言う彼の顔は、しばらく前に楽観論を展開したときに比べると、非常に曇っていた。

「日本の朝鮮総連が1980年以来、最近までに毎年平均2,400億ウォンの莫大な資金を韓国に送ってきています。そのお金のほとんどが、大学運動圏の資金として使われています。最近まで、約2兆ウォンが朝鮮総連から韓国内部に入って来ています」

「具体的にどのように使われていますか?」

S大学のL教授は尋ねた。

「いくつかのルートで使われていますが、その中でも最も懸念されるのは、優秀な学生を集中的に訓練させて、言論界に浸透させているということです。過去80年から現在までに、約800人が浸透しています。毎年平均100人の割合で、金日成の主体思想を信奉する若者たちが、各メディアに浸透しているわけです。」

「大変ですね。しかし大統領がそのような事実を把握しているなら、それへの対策のようなものを当然持っていらっしゃると思いますが、可能なら教えていただけませんか?」

K大学のS教授は、一つの連想を頭に思い浮かべた。

先日、某捜査機関員が訪れて、K大学で活動中の運動圏の学生の派閥をS教授に見せたのだ。
S教授は捜査機関員に尋ねた。

「どうするつもりですか?」

S教授は捜査機関員が見せた派閥のリーダーが、一様に、自分が大切にしていた弟子たちだったので驚くと同時に心配になったのだろう。

しかし捜査機関員の答えは意外だった。

「仕方ないですね。放っておくしかない。とりあえず上に報告して、証拠を掴んでおいて、指示が降りれば一網打尽にします」

「今はしないのですか?」

「しないのではなく、できないんです。報告しても、できません。報告したところで、指示も降りてきません。誤って触れたら、かれら(運動圏の学生)ではなく私たちが怪我をする。」

その捜査機関員は憂鬱な表情を浮かべて、むしろS教授に対策を尋ねたということだ。
S教授は、しばらく前にした捜査機関員との会話を想起しながら大統領に聞いたのだ。

大統領は、待ってましたというように、S教授の問いに答えた。

「この段階では正確に明らかにすることはできませんが、政府は対策を持っています。今後を見ていてください。オリンピックが終わり次第、行動します」

しかし盧泰愚大統領のこの「公約」は守られなかった。
むしろ朝鮮総連の伝統的な対南工作は、その後さらに活発になって、金日成の主体思想を徹底的に信奉する赤色意識分子が、マスコミだけでなく各界各層に広がり浸透していった。
興味深いのは、朝鮮総連の本拠地である日本では、その力が弱体化しているのに、彼らの工作対象である韓国では、その組織と資金の影響を受ける若者が増えていったという事実である。

その組織と資金の頂点は、「朝鮮民主主義人民共和国」の朝鮮労働党秘書であり、朝鮮人民軍最高司令官である金正日である。
彼は1989年3月に、「学習組」というものを朝鮮総連傘下に組織するように指令した。
これによって朝鮮総連は、中央および傘下の各組織に1組3~7人で構成されている「学習組」1,000組5,000人余りを組織した…(下略)」

キム・ピルジェ

引用ソース
http://www.chogabje.com/board/view.asp?C_IDX=52359&C_CC=AB

*そもそもなんでこんな面倒くさい工作とかしたがるんだろ。
お金?権力?それだけじゃできないよね。
大いなる「思想」「理想」のため?
感覚的にわかんないので、こういうものへの情熱って男性にしか分からないのかも…と思って無理やり自分を納得させてるけど、ぜんぜん納得できてない。笑


私はこのキム・ピルジェ氏をはじめとする韓国の保守言論人のいう「韓国の反日は北朝鮮の工作のせいだ!」という主張そのものは、「一つの理由としては」正しいと思います。
北朝鮮の目標の一つは「日韓の離間および韓米の離間」でしょう。そのためにイロイロやってる。

で、韓国の保守言論人および日本人の性格をよく知る韓国人は、「北朝鮮のせい」を強く主張することで、韓国の反日を懸念する日本人を説得しにかかるだろうと思います。
そして、日本人の多くがそれに納得するだろうと思います。
で、「北朝鮮の陰謀に乗ってはならない!」と、日韓離間を食い止める発言をはじめたりする。
でもこれ責任転嫁なんですよ。韓国人お得意の「自分は悪くない。悪いのはあいつニダ」っていう責任転嫁。

私のところにくる個人的なメッセージで、この理屈を説明されて、「みずきさんは知らず知らずのうちに北朝鮮の陰謀に加担してます」と説得されることが何度かありました。
あるいははっきり「みずきは実は朝鮮総連の関係者だろ?日韓離間工作してるんだろ?」と、どこまで本気なのか分からないことを言われたりもしました。

でも、そもそも韓国は「なにもない白いキャンバスに反日思想を植えつけられた」わけではありません。
韓国の反日を北朝鮮のせいだけにする韓国の保守言論人および一部の日本人は、いちばん大事な部分から目をそらしている。
それは「韓国そのものが根っこから反日国」ということ。
これ、分かってるようで分かってない人が多いなって本当によく感じる。
趙甲濟(チョ・ガプジェ)ドットコムの保守言論人が尊敬する保守政治家の李承晩と朴正熙、とくに親日といわれる
朴正熙が「反日」をよりどころにして権力を使っていたということ。
何回も書いてるけどさ、何回も書かないと偉い保守言論人の大半がこれをあんまり書いてくれないんだもん。正論とかに寄稿する言論人が、じゃんじゃんこれを書いてくれるようになったらいいのに。
で、これをまっすぐに認められない人の話は、私はまったく信頼できない。
韓国が根っこの部分から反日だと思いたくない日本人、韓国の反日が改善可能だと考えてしまう日本人が、この理屈に惹かれてしまうんだろうなと思ったりする。
で、韓国人のいう「北朝鮮の陰謀だから」という理屈に乗っかることは、結果的には「韓国が反日行為をしても怒らない日本人の知識層を作り上げること」に貢献してきたんじゃないかなって私は思う。←ここ大事!
そしてそれは、知識層の思惑とは真逆の結果を生んだ。日本人が韓国の反日を庇うことは、韓国が反日をおさえることには役立たず、むしろ気楽に育てあげることに役立った。

工作は、「なにもない白いキャンパス」にしてもおそらく効果はない。
その国にとってなにが有効か、なにが求められているかを利用してやってこそ効果が発揮できるんだと思う。
共産主義者が工作するとき、韓国では「反日」が利用されたし、かつての日本は「敗戦のトラウマ」をとことん利用された。
敗戦のトラウマはいつか脱皮できるけど、韓国はおそらく反日を脱皮できない。
韓国の反米の根っこは浅いけど、反日は根っこどころかもはや「土」そのものになっている。

キム・ピルジェ氏にしろ、趙甲濟氏にしろ、おそらくそこからは目をそらしている。
「韓国の保守層の反日」は、韓国国内でも日本でも、あまり語られることがない。
その理由は、韓国の左派は「あいつら保守は親日派だ!」と非難することにやっきになってること。
日本で語られない理由は、「北朝鮮の工作だ」「ポーズだけでも反日しないと政権を維持できない」という論理に説得力を感じてそれ以上は追求しないこと+朴正熙が親日だったという幻想があること。
パククネ就任前に池上彰さんが↓こういう予想をしたのはそれが理由だ。


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しかも時代は動いてます。
韓国はもう完全に、自ら主体的に意思と目標をもって反日をやっている。
韓国の目標は「日米の離間」です。
韓国の古き良き保守層?は、韓国の権力層がすでに「日米の離間+中国接近→統一」へと目標をスライドさせたことを認めるべきだと思う。もちろん日本人もだ。政治家も言論人も、日韓関係を過去のフレームで見ることから抜け出すべきだと思う。
韓国の反日が、もはや北朝鮮とは関係ない部分で動いているということを認めるべき。左派や従北と一部連動はしてるけど、それとは関係ない部分で、反日を抱え込むカタチで主体的に動くことに舵を切ってる。
韓国は反日ありきでしかすべての物事を決められない国になったんだよ。いや、そうなったんじゃなくて、きっと最初からそうだったんだよ。





韓国人のコメント


・キム・ピルジェ先生の記事、よく読みました。
実際、このようなことになったのも、既存の大韓民国の指導層の仲間入りをしている方々の道徳的堕落と安易さなどが原因で生じたものと見ています。
なぜ彼らは韓国の若者をターゲットにしたのでしょうか?
本当に残念な現実です。
今後も羅針盤のような良い文で、多くの人々の見識を明らかにしてください。
ありがとうございます。


・このような情報を公開しても、誰も見向きもしない韓国は奇妙な国だね…


・しっかり勉強してますね。


・従北勢力が反日と反米を共にするという話を、キム・ピルジェ記者が昔からよく主張していたと記憶しています。大変なことです。


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