安倍「日本はドイツ式の謝罪はできない」

これ、普通ならもっとたくさんの新聞が取り上げてただろうと思うんですけどね。
この半月というもの、社説もセウォル号一色で。

連合ニュース
ヘラルド経済

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連合ニュース
安倍の過去の解決策、根本的な認識から間違っている 

安倍晋三日本首相が、戦後ドイツが見せた過去の解決策を採用する可能性を一蹴した。
ドイツと日本が直面している周辺環境が異なるという状況論理を掲げた。
欧州歴訪をはじめた安倍首相は、最初の訪問国であるドイツのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)に掲載された会見で、「戦争責任を扱う問題で、日本がドイツから教訓を得なければならないという要求が多い」という質問に対して、過去の歴史を克服するために、ドイツが歩んできた道を受け入れないという立場を明らかにした。
右傾化の歩み、周辺国との摩擦など、安倍路線の問題に対する国際的な批判世論を勘案した質問に対して、ドイツと日本は違うという式の、攻勢的な歴史認識をストレートに見せたのだ。
過去の解決策は、単純な賠償問題ではなくて、人権と人類の普遍的で根本的な価値を毀損した戦争犯罪行為に対する率直な反省と謝罪の問題と直結している。
これを無視する安倍の認識は、軍隊慰安婦問題などで韓日関係の梗塞が解けずにいる原因を端的に表わしている。

安倍首相はこのインタビューで、第2次大戦後のドイツが処した周辺環境について、「欧州では、欧州の統合という大きな目標に向けた共通の努力があったため、共同体の創設に加えて、和解が要求された」とし、しかし、日本が処したアジアでの状況は全く違っていたと強弁した。
彼は「日本はドイツとは別の形ですが、周辺諸国と妥協して平和協定を結び、それに応じて賠償問題に関する真の基準を立てた」と主張した。
続いて「日本は戦後、豊かではないアジアの国々を、開発協力の形で支援した」と強調した。
安倍のこのような認識は、過去の葛藤が債権や債務などの精算の問題ではなく、侵害され破壊された人類の普遍的価値の復元と傷の治癒という根本的な問題と触れ合っているという点を無視するものである。
ドイツが戦後に示した路線は、機械的で法的な戦争責任精算の歩みではない。
日本と同じ敗戦国であった​​ドイツは、大虐殺などの戦争犯罪行為に対する徹底した反省と戦犯の追跡、繰り返される贖罪の措置など、過去の歴史を回避せず、正面から解いてきた。
アンゲラ・メルケル首相だけでも、2009年6月にバラク・オバマ大統領とブーヘンヴァルト強制収容所を直接訪問しており、昨年8月に現職首相としては初めて、ミュンヘン近くのダッハウナチ強制収容所の記念碑を公式訪問した。
第2次大戦当時、当時のユダヤ人とジプシーなど20万人を強制収容して、約4万人が命を失ったここで、メルケル首相は「受刑者たちの運命を思い浮かべながら、深い悲しみと恥を感じている」とし、「ドイツ人のほとんどが、当時の大虐殺に目を閉じていたし、ナチスの犠牲者を支援するために何もしなかった」と自分を責めた。
戦犯たちに限らず、一般的なドイツ国民にまで拡散した率直な自己反省と自責の念を示している。

このようなドイツの戦後の和解の歩みについて、とんでもない状況論理を持ち出した安倍首相は、最小限の恥さえ投げ出したように見える。
ドイツと比較すると、安倍は正反対と言えるほどに対照的である。
昨年末にはA級戦犯が合祀された靖国神社を参拝し、「戦争の惨禍に苦しまない時代を作るという誓いを伝えるために、今日を選んだ」と強弁するかと思えば、教科書まで歪曲して、後世に誤った歴史観を植え付けて、 憲法解釈を変えて軍事大国化の道を露骨に歩くなど、周辺国との摩擦を激化させている。
ドイツと日本のこのような相反する動きは、両国が置かれた環境が違っているからではなく、過去の歴史に接する認識の質的な格差を示すものである。
安倍は今回の欧州歴訪で、国連安全保障理事会の再編を通じて、日本の常任理事国入りへの支持を確保することにも注力すると知られている。
良き隣人ではないが、少なくとも良識ある隣人になることを期待している周辺国の心は得られず、日本が国連の指導国の場所に目をつけているのだ。
北東アジアの問題解決が一層複雑になるようで、心配だ。


*手を繋いだのは欧州式でしょうか。笑
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引用ソース
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=110&cid=309895&iid=1075412&oid=001&aid=0006888395&ptype=011

ヘラルド経済
【社説】安倍の歪んだ歴史認識に怒る
 
日本の安倍晋三首相の歪んだ歴史観が、再び私たちを怒らせる。
安倍首相は最近、ドイツの有力紙とのインタビューで、「日本は第2次世界大戦後の過去の克服のために、ドイツが歩んできた道に従うことはできない」と明らかにした。
特に日本は、周辺諸国と妥協して平和協定を結び、豊かではないアジアの国々を開発協力の形で支援して賠償問題を解決したというように話していた。
真に奇怪な論理であり、明らかな責任回避だ。

安倍は韓国をはじめ、日本の侵略主義で被害を受けた国には、一度も真正性ある謝罪をしなかった。
先月には靖国神社へ供物を奉納し、閣僚たちを代わりに送って参拝させた。
日本の敗戦を確認したサンフランシスコ講和条約記念日(4月28日)にも内閣の参拝があった。
靖国を参拝する国会議員が、昨年の春は168人で、今年も147人に達した。
やむにやまれず日本の専門家であるジェラルド・カーティス コロンビア大学教授さえ「靖国神社は戦争に対する日本の「国家的記憶喪失」が原因で、国粋主義の象徴へと変貌している」と批判したのだろう。

過去の反省はおろか、日本では最近、あからさまに軍国主義の復活を図っている。
すでに今年2.8%の国防費を増額した。
中期防衛プログラムの下で、今後5年間で着実な軍備増額が予想される。
最近では、オバマから集団的自衛権まで許されて、「安保」を餌に周辺国への派兵の根拠まで確保した。
問題は、肝心の日本国内では、安倍の軍国主義化があまり歓迎されないという事実である。
東京新聞の最近の世論調査でも、集団的自衛権に関する憲法解釈の変更の方針に、国民の50%が反対した。
賛成は34%にとどまった。

日本国民が最も必要なのは「経済回復」と「安全」である。
しかし、期待を集めたアベノミクスの成果は、あまりにもみすぼらしい。
かつてない円安にもかかわらず、驚異的な経常収支赤字行進を塞げずにいる。
大規模な財政浮揚は効果が尽きたし、消費税引き上げで国民は困惑している。
国民の60%以上が反対している原発再稼働を強行するなど、国内政治で深刻な破裂音まで聞こえる。

真の謝罪と補償、和解を実践したドイツ式の解法は、戦後の被害補償において、最良の共通規準である。
これを無視する無謀な安倍政府を制御する他の方法がない。
過去の歴史に対するもっと強硬な原則を伝達する必要がある。
パートナーシップが復元されるまで、しばらく距離を置く外交が避けられない。
そして最近のオバマの慰安婦問題叱責のように、国際社会の世論を喚起して、日本を強く圧迫しなければならない。
韓日関係が正常化するかどうかは、完全に安倍首相にかかっている。

20140409154602
 ↑ドイツのガウク大統領と。
ドイツの大統領は政治的な権力がなく、日本でいうと天皇陛下の果たす権威的・儀礼的役割をになっているような、そんな存在です。
日本や英国のような皇室・
王室のない国では、国体の安定のためにそういった存在を置いてる国が多いです。各国でさまざまに形も機能も権限の幅も違うようで混乱しますが、権力の分散とは別に、権力と権威の分散も、国体の安定に必要であるというのが、長い人類史のなかで培われてきた知恵なんだろうなと思います。 
米国はそういうのがないけど、むしろ米国が特殊国家なんだよね。いろんな意味で。米国は、だからこそ西欧諸国のどこよりも宗教的であり愛国的なんじゃないかなと思います。 
王室や皇室をよく「なんの役にもたたない」「お金の無駄」という人がいますが、一度逆方向から考えてみてほしいです。なぜ存在してるのだろうか?ということを。

ちなみに韓国も大統領と首相がいますね。
セウォル号の惨事を受けて最近首相が辞任しましたが。
 
引用ソース
 http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=110&cid=309895&iid=986759&oid=016&aid=0000486870&ptype=021



社説は相変わらずひどいね。
日本からの莫大な援助なんて、まったく意味がなかったと言いたいのかな。
日本国民の血税だよ。
日韓基本条約すら韓国国民に長く隠してたくせに。

歴史の真実に向き合う必要があるのは韓国です。